マルク・マルケスの圧勝に終わった2025年のMotoGPクラス。そこに挑むのは、ドゥカティのチームメイトか、アプリリアか、KTMか? ホンダとヤマハは? 2年目を迎える小椋藍はどうなる?
文:中村浩史 写真:Honda、YAMAHA、DUCATI、KTM、APRILIA

2026 MotoGPクラス・各チームの注目ポイント

画像: 2026 MotoGPクラス・各チームの注目ポイント

最強王者マルケスに迫ったアプリリア+ベッツェッキ

いよいよ開幕を迎える2026年のMotoGP。開幕戦・決勝日は3月1日、まだプレシーズンテストも始まっていないが、ちょっと早めの2026年シーズン展望をお届けしよう!

DUCATI LENOVO TEAM

画像: フランチェスコ・バニャイア(左)とマルク・マルケス

フランチェスコ・バニャイア(左)とマルク・マルケス

昨シーズンはチームタイトルも獲得したドゥカティワークスチームだが、マルク・マルケスの負傷からの復帰具合、バニャイアの不調脱出などの不安材料も。チャンピオンマシンだけに、サテライトチーム勢の戦闘力が高いのも気になる。

まずは、ドゥカティ移籍2年目で圧勝ともいえるシーズンを送ったマルク・マルケス。2025年は開幕戦タイから第3戦アメリカズのスプリントまですべてポールtoウィンという圧巻の滑り出しで、第18戦インドネシアのスプリントまでの35レースで優勝25回/2位5回/3位1回と、優勝確率71%、表彰台獲得率は、なんと驚異の89%!

インドネシアGPのフルレースで他車のクラッシュに巻き込まれて以降の4戦8レースを欠場しても、ランキング2位のアレックス・マルケスに78ポイント差をつける、堂々たるチャンピオン獲得劇だった。

この最強王者に迫ったのが、マルク・マルケスの実の弟、同じドゥカティに乗るアレックス・マルケス。ただし、マルクに競り勝ったのはスプリントとフルレースを1回ずつのみ。兄に続いての2位が15回というのは、どうしても超えられない壁があったのかも。

APRILIA RACING

画像: マルコ・ベッツェッキ(左)とホルヘ・マルティン

マルコ・ベッツェッキ(左)とホルヘ・マルティン

2024年王者のマルティンの出遅れも心配されるが、サマーブレイク明けの10戦20レースで5回のポールポジション、スプリント3勝、フルレース2勝を挙げたベッツェッキの強さにも注目!

最強王者にグッと迫ったのがアプリリアのマルコ・ベッツェッキ。2025年シーズンはモトGP5シーズン目のベッツェッキがブレイクした年といえるだろう。

マルケスが出場した18戦36レースで、マルクを倒したライダーは、弟アレックスが3回、ベッツェッキが3回、マルクのチームメイトであるフランチェスコ・バニャイアが3回、そして波乱のコンディションを潜り抜けた、ホンダのヨハン・ザルコが1回と、計10レース。

この中で、やはり打倒マルケス一番手はベッツェッキ。マルク不在のシーズン終盤戦のスピードはピカイチで、第19戦オーストラリアでラウル・フェルナンデスが優勝したように、マシンの戦闘力も完成されてきた。

2026年シーズンは、ここに2024年王者ホルヘ・マルティンも加わって、2026年はアプリリア旋風が吹き荒れるかもしれない。

TRACKHOUSE MotoGP TEAM

画像1: 2026 MotoGP展望|誰がマルケスを倒すのか? 2026年シーズンの注目チーム&ラインアップを紹介

MotoGP初年度をランキング16位で終えたものの、Moto3とMoto2クラスでも、参戦2年目でジャンプアップしてきた小椋藍。ダビデ・ブリビオ監督は「アイの初表彰台があるぞ」と予言。

となると、2026年は日本期待の小椋藍の初表彰台、そして初優勝が見られるシーズンかもしれない。

しかし、残念ながら最新の情報では、マルティンは2025年シーズンの古傷治療のために手術を受けており、2026年シーズンも出遅れるかもしれない。

常に優勝を期待されるアコスタのKTMにも注目

REDBULL KTM FACTORY RACING

画像2: 2026 MotoGP展望|誰がマルケスを倒すのか? 2026年シーズンの注目チーム&ラインアップを紹介

MotoGPクラスで2年、未勝利ながら常に優勝候補に推されるアコスタ。戦闘力不足といわれるKTMの完成度によっては大ブレイクの可能性もある。2026年シーズン中に移籍市場をにぎわせそう。

ペドロ・アコスタ

ジャンプアップといえば、KTMのペドロ・アコスタも要注目。マルク・マルケスより10歳も若く、誰もがスピードに一目置くアコスタは、2025年シーズン前半戦で低迷。しかし、マシンのアップデートを受けた後半戦では、表彰台の常連となり、未勝利のままランキング4位に食い込んでいる。マシンの戦闘力さえ決まれば、アコスタの初優勝は時間の問題だろう。

日本メーカー勢の巻き返しにも期待

HONDA HRC CASTROL

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2024年モデルでフルモデルチェンジした新世代マシンの3年目を迎えるホンダRC213V。2025年に2度3位表彰台に上がったミルは、後半戦になってようやく安定感が出てきた。一方のマリーニはトップ10常連から表彰台狙いか。

画像: ジョアン・ミル(左) ルカ・マリーニ(右)

ジョアン・ミル(左) ルカ・マリーニ(右)

注目の日本メーカー勢だが、ホンダが2025年モデルの進化版を、ヤマハは完全新設計のV4エンジンを搭載したフルモデルチェンジマシンをデビューさせる。

ホンダは現行マシンが戦闘力向上の新世代マシンの3年目で、コンスタントにトップ10入賞を続けるルカ・マリーニと、シーズン後半戦にようやく安定感の出てきたジョアン・ミルに期待ができそう。ミルのホンダ初優勝にも期待!

MONSTER ENERGY YAMAHA

画像: ファビオ・クアルタラロ(左) アレックス・リンス(右)

ファビオ・クアルタラロ(左) アレックス・リンス(右)

戦闘力未知数の完全新設計V4エンジンを投入するヤマハ。開幕戦でどのレベルに達しているかに注目が集まるが、プラマックチームのラズガットリオグルの存在が面白そう。

ヤマハV4は、デビューイヤーで苦しむことが予想されるが、マルクを倒せる唯一のライダーといわれるファビオ・クアルタラロと、ワールドスーパーバイクからスイッチしてくるトプラック・ラズガットリオグルの存在が面白そう。

マルクとドゥカティ一強よりも、ファンはメーカーやライダー入り乱れての混戦と優勝争いが見たいもの。マルクを倒すのは、一体誰だ!?

2026 MotoGPカレンダー

画像: 2026 MotoGPカレンダー

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