世界中で高い評価を得ている日本の4大メーカーのバイクたちですが、世界にはまだまだアナタが見たことのないバイクがいっぱい! ということでほぼ毎週火曜日に“知る人ぞ知る”激レアモデルを紹介するこの企画。第28回はブラジルホンダのニューモデル「CG 50 Anos」の登場です。車名を見ると「えっ? 50cc?」と思うかもしれませんが「50 Anos」は「50年」という意味。CGシリーズは1970年代からブラジルで愛され続けている、国民的な人気車なのです!
まとめ:松本正雅

ホンダ「CG 50 Anos」の概要

画像: HONDA CG 50 Anos 販売国:ブラジル 総排気量:162.7cc エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒 シート高:796mm 車両重量:120kg(乾燥) 現地価格:2万976レアル(※約61万6430円)

HONDA
CG 50 Anos
販売国:ブラジル

総排気量:162.7cc
エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒
シート高:796mm
車両重量:120kg(乾燥)

現地価格:2万976レアル(※約61万6430円)

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ブラジルで生産されて50年! 誇り高きアニバーサリーモデル

今回ご紹介するのはブラジルホンダの「CG 50 Anos」。CG50…と聞いて「なんと! 世界にはまだ50ccモデルが!」と色めき立ったアナタ、まずは落ち着いてください。

車名の最後には「Anos」の文字があるように、これは直訳すると「CG50年」という意味。そう、このモデルはホンダのCGというモデルの50周年を記念したスペシャルモデルなのです!

画像: HONDA CG125(1976)

HONDA
CG125(1976)

1970年代初頭、途上国において過酷な環境で使われている二輪車を目の当たりにしたホンダは、ほぼメンテナンスフリーに近い、耐久性に優れた空冷OHVシングルユニットを開発。これを堅牢な車体に搭載し、1975年には日本でCG110とCG125の生産を開始します。当初は海外向け専用モデルとして日本から各国に輸出されていましたが「必要なものは現地で作る」というホンダの思想に基づき、やがて各国で生産が始まっていくのです。

写真のモデルは1976年式のCG125。同年10月にブラジルのアマゾナス州・マナウスの工場で生産がスタートした記念すべき1台です。当時は広告にサッカーの神様と称えられた国民的英雄・ペレを起用したことで爆発的人気となり、一時はストリートモデルの7割近くがこのCG125、というほどの大ヒットとなったのです。

その後もCGシリーズは改良と熟成を重ねながら進化。現在のモデルはなんと第9世代(!)になるのだそうです。

画像: HONDA CG 160 Titan

HONDA
CG 160 Titan

そんなCGシリーズですが、ブラジルでは着々と進化、2000年代に突入すると第6世代となる「CG150 Titan」が登場。それまでのOHVからSOHCにエンジンを変更した派生モデルでした。次の第7世代からはCG125本体もSOHCエンジンを採用、125自体は2018年12月に生産が終了しましたが、Titan はその後も続き、現在では162.7ccユニットを搭載するロードスポーツに進化しています。

今回の「50 Anos」はこの「CG 160 Titan」をベースとした特別仕様車。ブラジルで愛され続けた国民的モデルの50周年を祝うべく、専用装備が全身に散りばめられています。

ボディカラーは専用の「マットマシンレッドメタリック」。各所にゴールドのグラフィックをあしらっためでたいカラーです。タンク脇の部分には透かし風の50周年ロゴがあしらわれ、タンク上面にもゴールドの50周年ロゴデカールが施されています。

画像: ホンダ「CG 50 Anos」の概要

おまけにキーヘッドが専用ロゴを刻印したレッド! ブラジルホンダの意気込みが伝わってきます。ちなみにこのキーヘッド、国内のホンダ車にも結構使われてきた形状で、ちょっと懐かしさを感じますね。

ブラジルらしく、162.7ccのSOHCエンジンはガソリン、エタノール燃料に対応。最高出力はガソリンだと14.4CV、エタノールだと14.7CVを発揮します。ちなみに「CV」は「キャバレロ・ヴァポーレ」の頭文字で、単位的には「PS」とまったく同じ。つまりガソリンだと14.4PSということです。

前後のホイールはゴールド仕上げとされ、リアショックのスプリングはレッド仕上げとなるなど、なかなかゴージャスな色使い。アニバーサリーモデルにふさわしい造りとなっています。

装備面も充実しており、大型の反転表示LCDデジタルメーターや、アクセサリー用のUSBソケットも完備。ただし、これらの装備はベースモデルの「CG 160 Titan」でも標準で、基本装備は全く共通、違いはカラー仕上げや記念ロゴがメインのようです。

この「CG 50 Anos」の価格は2万976レアル。日本円だと約61万6430円と、ちょっとお高い印象。ベースモデルである「CG 160 Titan」は2万310レアル(約59万6858円)で、価格差はわずか666レアル(約1万9572円)となっています。そう考えると、アニバーサリーモデルの方が断然オトクな気がしてきます。

現在でもブラジルではCG160シリーズが、この50周年モデルを含め5モデルも展開されており、その根強い人気を伺わせます。まだ発表されたばかりの2026年モデルですし、日本にはちょっと入って来そうもありませんが…チャンスがあれば乗ってみたいですね。

ホンダ「CG 50 Anos」の主なスペック・価格

全長×全幅×全高2030×747×1094mm
ホイールベース1311mm
最低地上高190mm
シート高796mm
車両重量120kg(乾燥)
エンジン形式空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒
総排気量162.7cc
ボア×ストローク57.3×63.096mm
圧縮比9.5
最高出力10.6kW(14.4PS)/8000rpm
最大トルク13.8Nm(1.41kg-m)/6750rpm
燃料タンク容量14L
変速機形式5速リターン
ブレーキ形式(前・後)Φ240mmシングルディスク・Φ220mmシングルディスク
タイヤサイズ(前・後)80/100-18・100/80-18
乗車定員2名
現地価格2万976レアル(※約61万6430円)

ホンダ「CG 50 Anos」の動画・写真

画像: Nova Honda CG Titan – 50 anos www.youtube.com

Nova Honda CG Titan – 50 anos

www.youtube.com

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