スズキ最強のグランドクロスオーバーにウイングレット!? 風洞実験中のティザー動画が公開中!

皆さまご存知、スズキが誇るグランドクロスオーバー『GSX-S1000GX』。2024年の登場以来、スポーツツアラーの快適性とクロスオーバーモデルの走破性、さらにはスズキ初の電子制御サスペンションを搭載した動力性能をも併せ持つ「全部入り」の1台として大きな支持を集めています。
そんなGSX-S1000GXに、早くも大きな進化の時が訪れるかもしれません。欧州で発表された2026年モデルのティザームービーに、グランドクロスオーバーモデルとしては意外とも言える「あるパーツ」が装着されていたのです。

今回は、先日「SuzukiBikesUK」のYouTubeチャンネルで公開された、約40秒のショートムービーにを紹介しつつ、次期モデルと思われるGSX-S1000GXを予測してみましょう。
風洞実験室らしき部屋に置かれたGSX-S1000GX。開発エンジニアの方々が空力テストをしている映像が映し出されます。


そのGSX-S1000GXに新たに備わっていたのが……
まさかのウイングレット!?
フロントサイドカウルにエアロパーツが追加されています!
「ウイングレット」とは、近年のMotoGPマシンやレーシングマシンのフロントカウル付近に、羽のように取り付けられているパーツで、別名“フロント・ストレーキ(整流板)”とも呼ばれ、主に急加速時などの際に起きるフロントタイヤのリフトを抑える目的で付けられた空力パーツです。

スズキでも新型「GSX-R1000R」に採用されはじめていますが、アップライトなポジションで旅を楽しむグランドクロスオーバーモデルに採用されるのは、これまでにもあまり聞いたことがありません。
欧州で発表された新型「GSX-S1000GX(2026年モデル)」に搭載されたウイングレットは、単なる“デザインアクセント”ではなく、風洞実験によって性能を追求した専用設計品であることをにおわせています。もしかしたら日本導入の次期モデルにもウイングレットが装着されるかもしれません。


公開された映像の中で、最も印象的なのが「風洞実験」のシーンです。 スズキの広大な風洞施設で、煙の流れがサイドカウルに新設されたウイングレットを滑らかに通り抜けていく様子が映し出されています。
このウイングレット、単なる後付けのアクセサリーではありません。 形状を詳しく見ると、ラジエーターシュラウドと一体化するようにデザインされた「コの字型」を採用。これは最新GSX-R1000Rの流れを汲みつつも、GXの車体特性に合わせて専用開発されたもののようです。


それにしてもテスト風景が220km/h想定って……そこまでやるか!? でもそんな超高速域において確実なダウンフォースを発生させ、フロントタイヤの接地感を高める効果があるのはありがたい話です。そんな速度で走る機会は無いとしても(笑)
また、この羽根は膝まわりの空気の流れもコントロールしており、ライダーへの走行風の巻き込みを抑える「防風性能の向上」にも寄与しているとのデータもあります。
(下に続きます)
……と、この動画はここまで。細かい解説などは一切なく、およそ40秒程度のティザームービーになっています。
GSX-S1000GXは2024年1月に国内初登場してからおよそ2年。
まだ正式にアップデートの発表はされていませんが、海外仕様では空力テストまで行われている次期型の映像が公開されているということは……国内仕様にも期待したいですね!
新型「GSX-S1000GX」のティザームービーはこちら!
GSX-S1000GX+ Wind tunnel testing
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