監修者:岡本修(Webライター)
大学時代から大型バイクに乗っていて、日常使いはもちろん、ツーリングやサーキット走行まで楽しんでいる。ジャケットやグローブといったギアを集めるのも好きで、時間があれば最新商品をチェックしている。
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極寒を乗り切るための効果的アイテム「バイク用ハンドルカバー」
冬場のバイクライディングにおいて、指先の冷えは操作性と集中力の低下を招き、安全性に大きく影響します。どれだけ高性能な冬用グローブを使用していても、走行風に晒され続ける指先の冷たさを完全に防ぐことは困難です。
そこで有効な装備となるのが「ハンドルカバー」。ハンドルカバーは、手の甲全体を風から遮断し、防寒効果を劇的に向上させます。

「バイク用ハンドルカバー」の役割
しかし、製品の形状や素材、取り付け方法によっては、操作性に影響を及ぼしてしまう可能性もあります。この記事では、安全性と防寒性を両立させた最適なハンドルカバーを選ぶためのポイントや、正しい装着方法などを詳しく解説します。
形状と操作性で選ぶバイク用ハンドルカバー
ハンドルカバーを選ぶ際に最も優先すべきは、防寒性よりも安全に関わる操作性の確保です。カバーの形状やサイズがバイクの操作系に干渉しないか、また緊急時に手を素早く抜ける構造であるかを厳密に確認する必要があります。

形状と操作性で選ぶバイク用ハンドルカバー
開口部の形状
ハンドルカバーには、手を入れる開口部が大きく開いているタイプと、手首周りを絞って風の侵入を最小限に抑えるタイプがあります。
開口部が絞られているタイプは防寒性が高い反面、緊急時にハンドルから手を瞬時に離しにくい可能性があります。安全性を考慮するなら、万が一の際にスムーズに手を抜くことができるか、構造的に余裕のある設計であるか、などを確認しておくことが重要です。
【監修者の一言】
ハンドルカバーにおける「手の抜きやすさ」は、転倒時だけでなく、走行中のあらゆる状況においてライダーの安全に直結します。例えば、走行中にシールドの曇りを拭う、あるいは不意に飛来した虫を払うといった動作が必要になった際、開口部が極端に絞られたタイプでは、手を戻す動作が遅れてハンドル操作やブレーキ操作がワンテンポ遅れるリスクがあります。防寒性を重視して手首のまわりを絞ったモデルを選ぶ場合は、手を入れていない状態でも開口部が立体的に自立し、スムーズに手を挿入できる硬さや形状を維持しているかを確認することが肝要です。
カバーの内部構造
カバーの内部で、ブレーキレバー、クラッチレバー、各種スイッチ類が生地に引っかかったり、圧迫されたりしないかを確認するのも重要なポイントです。
特に、カバー内部が狭すぎると、レバーの動作を妨げたり、ウィンカーやハザードなどのスイッチを誤作動させたりする危険性があります。レバー操作の自由度を確保するため、内部にフレームや芯材が入っていて、形状が維持されるタイプの製品を選ぶことが望ましいです。
素材と防寒・防水性能で選ぶバイク用ハンドルカバー
ハンドルカバーの本来の目的である防寒性を評価するには、使用されている素材の特性と、冬場の厳しい気候に対応できる防水性能が不可欠です。

素材と防寒・防水性能で選ぶバイク用ハンドルカバー
断熱・保温性に優れた素材
ハンドルカバーの防寒性は、外側の防風素材だけでなく、内側に使用されている裏地や中綿の断熱性能に大きく依存します。裏地にボアやウレタンなどの保温性の高い素材が使用されているか、また、外側素材と内側素材の間に断熱層があるかを確認しましょう。厚みがあるほど防寒性は高まりますが、その分操作性が犠牲になる可能性があるため、バランスを考慮して選ぶことが大切です。
【監修者の一言】
ハンドルカバーの最大の役割は、走行風による「対流熱伝達」を防ぐことですが、内部の暖かさを維持するためには素材の「熱伝導率」にも注目する必要があります。裏地に採用されるボアやフリース素材は、繊維の間に静止した空気層(デッドエア)を保持することで、魔法瓶のように内部の熱を逃がさない役割を果たします。しかし、中綿が厚すぎるとカバー内部の容積が圧迫され、ウィンカー操作時に親指がスムーズに動かせない、あるいはレバーを握り込む際に中綿を噛んでしまうといった操作ミスを招く恐れがあります。
防水・透湿性の確保
冬場の雨や雪に遭遇した場合、カバー内部が濡れてしまうと防寒効果は激減します。外側素材が水を通しにくい防水加工であることはもちろん、縫い目から水が浸入しないようシーム処理がされているかも確認が必要です。
また、人の手から出る汗や湿気を外部に逃がす透湿性を持つ素材であれば、カバー内部の蒸れを防ぎ、快適性を維持できます。
バイクへの取り付け適合性と利便性で選ぶハンドルカバー
ハンドルカバーは汎用品が多いですが、取り付け位置やバイクの装備品によっては適合しない場合があるため、自分のバイクとの相性を事前に確認する必要があります。
車種・装備品への適合性
一般的なハンドルバーだけでなく、スポーツバイクのセパレートハンドルや、グリップヒーターを装着しているバイクなど、特殊な形状や装備品に対応できる設計であるかを確認してください。
特に、バーエンド(ハンドルの端)を利用して固定するタイプの製品は、バーエンドの形状やサイズが合わないと確実な固定ができません。また、大型のミラーやナックルガードとカバーが干渉しないかも確認が必要です。
【監修者の一言】
ハンドルカバーの適合性は、単に「取り付けられるかどうか」だけでなく、装着後に「本来の操作系が正常に機能するか」という点が極めて重要です。特にセパレートハンドルの場合、フルステア(ハンドルを一杯に切った状態)時にカバーがカウルや燃料タンクに干渉し、旋回半径を制限したり、最悪の場合は指を挟み込んだりするリスクがあります。また、近年普及している純正ナックルガード装着車では、その上から覆い被せるには特大サイズのカバーが必要になるケースも多く、自身の車両の周囲にどれだけの空間的余裕があるかを事前に見極める必要があります。
取り付けの確実性と脱着の容易さ
走行中にカバーがずれたり、回転したりすると、操作に影響が出て非常に危険です。複数の固定箇所(グリップエンド、ミラー基部など)を利用して、しっかりと固定できる設計であることが重要です。
また、気温の変化に応じて着脱する機会が多いため、取り付けが確実でありながらも、シーズンオフに簡単に取り外せる構造であると、一層利便性が高まります。
ダートフリーク ジータレーシング ハンドウォーマー D8373
ダートフリーク(DIRTFREAK)が展開するジータレーシング(ZETA RACING)のハンドウォーマー(D8373)です。 オフロードバイクやアドベンチャーバイクへの装着を前提に開発された、スポーツ走行向けのハンドルウォーマーです。
一般的な製品とは異なり、ナックルガード(ハンドガード)を装着した車両の上からでも取り付けられる独自の立体設計を採用しています。 柔軟なネオプレン素材と防風素材を組み合わせることで、冷気の侵入を最小限に抑えつつ、アグレッシブなライディングでも邪魔にならないスリムなシルエットを実現。スタンディング操作や激しいレバーワークを妨げない構造は、オフロードパーツの専門ブランドであるジータならではのこだわりが詰まっています。

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ラフアンドロード HOTハンドウォーマー RR5927
ラフアンドロード(ROUGH&ROAD)のHOTハンドウォーマー(RR5927)です。 冬のライディングにおける究極の防寒対策として定評のある、ハンドルカバーのロングセラーモデルです。表地には防風性に優れたナイロン素材を採用し、裏地には保温性の高い起毛素材を配することで、冷たい走行風を物理的にシャットアウトします。
汎用性が非常に高く、スクーターから大型のスポーツバイクまで幅広く装着可能。操作性を考慮した設計により、カバー内部でのスイッチ操作やレバーワークの妨げを最小限に抑えています。一度使うと手放せないと言われる圧倒的な暖かさを提供する、冬のツーリングや通勤の強い味方です。

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コミネ AK-021 ネオプレンハンドルウォーマー 09-021
コミネ(KOMINE)のネオプレーンハンドルウォーマー(AK-021)です。 「ハンドルカバーといえばこれ」と言われるほどの圧倒的な普及率を誇る、防寒アイテムの超定番モデルです。ウェットスーツにも使用される断熱・保温性の高いネオプレーン素材を採用しており、冷気の侵入を物理的に遮断します。
非常にシンプルな構造ながら、長年の改良により操作性を追求。グローブをしたままでもスイッチ操作がしやすい親指部分の透明窓や、手首からの風の侵入を防ぐリブ構造など、冬のライディングを支える機能が凝縮されています。原付から大型バイクまで車種を選ばず装着できる汎用性と、高いコストパフォーマンスが魅力のロングセラー製品です。

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リード工業 KS-209 防水ハンドルカバー ブラック KS-209D
リード工業(LEAD)のコンパクトハンドルカバー(KS-209B)です。 「ハンドルカバーは大きくて野暮ったい」というイメージを覆す、スリムでコンパクトなデザインが最大の特徴です。防水・防風性に優れたナイロン生地に、中綿と裏起毛を組み合わせることで、スマートな外観からは想像できない高い保温性を確保しています。
親指部分には操作性を高める透明窓を配置し、スイッチ類の視認性と操作感を両立。ミラーホールを利用した固定方式により、ミニバイクから中型車まで幅広い車種にスマートに装着可能です。冬のライディングの快適さを守りつつ、マシンのシルエットをできるだけ崩したくないスタイル重視のライダーに向けた、都会的な防寒アイテムです。

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マルト プレスハンドル用ハンドルカバー HC-PRC001
マルト(MARUTO)のプレスハンドル用ハンドルカバー(HC-PRC001)です。 自転車やバイクの用品メーカーとして長い歴史を持つ大久保製作所(マルト)が、ホンダのスーパーカブやプレスカブなどの「プレスハンドル車」に特化して設計した専用モデルです。
ビジネスユースでの過酷な使用を想定し、表地には高い防風・防水性を持つ塩化ビニール樹脂、裏地には保温性に優れたボアを採用。スイッチ周りまでしっかりと覆う深い設計により、冷気の侵入を徹底的に防ぎます。カブシリーズ特有のハンドル形状に完璧にフィットし、冬場の配達業務や通勤を支える、実用性と耐久性を極めたプロ御用達の防寒アイテムです。

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大阪繊維資材 WNHC-03(04)防寒防水 クロロプレン ハンドルカバー
大阪繊維資材のブランド、インフィモ(INFIMO)から展開されているネオプレーン防寒防水ハンドルカバー(WNHC-03)です。 ウェットスーツ等に用いられる断熱・柔軟性に優れたネオプレーン素材を主材料とし、寒風や雨を強力にブロックします。特にこの「WNHC-03」は、従来モデルよりも操作性と耐久性を高めた上位ラインであり、スクーターからスポーツバイクまで幅広い車種に対応します。
親指部分に配置された操作用窓や、手首からの冷気を遮断するリブ構造など、冬のライディングに必要な基本機能を高い次元で網羅。低価格ながらも、確実な暖かさと使い勝手を両立させた、コストパフォーマンス重視のライダーから高い信頼を得ている製品です。

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ドッペルギャンガー ライダーズ オーバーミトン DGL619-BK
ドッペルギャンガー(DOPPELGANGER)のライダーズオーバーミトン(DGL619-BK)です。 既存のグローブの上から装着する「防寒用のアウターミトン」という、キャンプ用品や自転車用品でも独創的なアイデアを提案し続ける同ブランドらしい製品です。
ハンドルカバーを装着することに抵抗があるライダーに向けて開発されており、走行風を直接受ける指先部分を物理的に覆うことで、保温性を劇的に向上させます。人差し指が独立した3本指(ミトン)形状を採用することで、防寒性とブレーキ操作の両立を追求。透湿防水素材を使用しているため、防寒のみならず雨天時のレイングローブカバーとしても機能する、冬のロングツーリングに特化した多機能防寒ギアです。

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ヤマハ ハンドルカバー Q2J-KOM-Y01-001
ヤマハ(YAMAHA)純正のハンドルカバー(Q2J-KOM-Y01-001)です。 ジョグ(JOG)やビーノ(Vino)といった原付一種・二種スクーターに最適な、メーカー純正ならではの信頼性を誇る防寒アイテムです。
本製品は、断熱性と操作性に優れたネオプレーン素材を採用。 走行風や雨を物理的に遮断しつつ、純正ならではのフィッティングでスイッチ類の操作ミスを防ぎます。手首部分のリブが冷気の侵入を徹底的にカットし、冬場の通勤・通学を劇的に快適にする、ヤマハユーザー必携の純正アクセサリーです。

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ケミモト バイクハンドルカバー 125cc xmax
ケミモト(KEMIMOTO)のバイク用ハンドルカバーです。 XMAXやPCXなどの125cc〜250ccクラスのスクーターにジャストフィットするよう設計された、防寒・防風・防水性に優れたモデルです。表地には高品質な防水素材、裏地には柔らかな起毛素材を採用し、冬場の冷たい走行風や突然の雨から手元を保護します。
グローブをはめたままでも操作しやすい広い内部空間を確保しつつ、ウィンカーやスイッチ類の操作を妨げない透過性のある窓や柔軟な構造が特徴です。特にミドルスクーターの車体デザインにマッチするスリムな外観を維持しており、通勤や街乗りでの快適性を劇的に向上させる実力派アイテムです。

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アミソン バイク用ネオプレーンハンドルカバー
アミソン(Amison)のバイク用ネオプレーンハンドルカバーです。 ウェットスーツ素材として知られる断熱性の高いネオプレーンを採用し、冬場の厳しい走行風や雨を物理的にシャットアウトする高機能ウォーマーです。
本製品の大きな特徴は、安全性に配慮した反射コーティングが施されている点です。夜間走行時、他車からの視認性を高めることで事故のリスクを軽減します。手首部分のリブ構造による隙間風の侵入防止や、スイッチ操作を考慮した親指部分の設計など、ライダーが求める「暖かさ」と「操作性」を高いコストパフォーマンスで実現した、冬の必需品と言えるアイテムです。

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バイク用ハンドルカバーを快適に安全に使うためのTIPS
ハンドルカバーの防寒効果を最大限に引き出し、安全性を確保するためには、製品選びだけでなく、取り付け方法と運用上の注意点を理解しておくことが不可欠です。

バイク用ハンドルカバーを快適に安全に使うためのTIPS
ポイント①:レバー・スイッチ類の干渉チェック
ハンドルカバーを取り付けた直後、必ずエンジンを切った状態で、ブレーキレバーとクラッチレバーをフルストロークで操作し、カバーの生地が抵抗になっていないかを確認してください。
また、ウィンカー、ホーン、キルスイッチなどの操作が、グローブをした状態でスムーズに行えるか、誤って押してしまう危険性がないかも入念にチェックしましょう。このチェックを怠ると、緊急時の操作ミスにつながり非常に危険です。
ポイント②:グリップヒーターとの併用効果
ハンドルカバーは、それ単体でも高い防寒効果を発揮しますが、グリップヒーターと併用することで、その効果は劇的に向上します。カバーがヒーターの熱を逃がさず内部に閉じ込めるため、指先だけでなく手のひら全体が温められ、快適性が格段に増します。
ただし、グリップヒーターの熱が強すぎるとカバーの素材を痛める可能性があるため、熱に強い素材であるか、あるいはヒーターの設定を低めに調整するなど配慮が必要です。
ポイント③:雨天時の対応とメンテナンス
防水性能が高い製品であっても、長時間の豪雨では内側が濡れる可能性があります。雨天での使用後は、カバー内部をしっかりと乾燥させることが重要です。濡れたまま放置すると、カビや異臭の原因になるだけでなく、素材の劣化を早めます。
また、取り付け部に緩みが生じていないか、定期的にチェックし、汚れがひどい場合は中性洗剤などで優しく手洗いするなど、適切なメンテナンスを行うことで、製品の寿命を延ばすことができます。
【監修者の一言】
ハンドルカバーは構造上、レバーやワイヤーを通すための隙間が避けられないため、完全防水を謳う製品であっても内部への浸水をゼロにすることは困難です。特に雨天走行後は、内部のボアや中綿が吸い込んだ水分を確実に除去することが不可欠です。湿った状態が続くと、ライダーの体温を奪う原因になるだけでなく、ハンドル周りのスイッチ類や金属部品を湿気で包み込み、電気系の接点不良や錆を誘発する二次的なトラブルに繋がる恐れがあります。
まとめ:安全性を犠牲にしないハンドルカバー選びで冬の快適性を確保
バイク用ハンドルカバーを選ぶ際は、まず最も重要な要素として、ブレーキやクラッチのレバー操作、スイッチ類に一切干渉せず、緊急時に手を素早く抜ける安全な形状であることを確認してください。 その上で、冬場の厳しい寒さに対応できる高い防寒・断熱性能と、雨や雪から手を守る確実な防水性能を持つ製品を選ぶことが最優先です。
自分のバイクのハンドル形状や装備品に適合し、走行中にずれることなく確実に固定できる取り付け方法であるかも重要です。 適切な製品選びと、取り付け後の操作チェック、そしてグリップヒーターとの効果的な併用により、冬場のライディングの安全性と快適性を飛躍的に高めましょう。


