ツーリング中にタイヤがパンク! そんな緊急事態に対応できるのがパンク修理キットです。ひとまずの応急処置ができ、最寄りのバイクショップまで自走することを可能にする“万が一”に備えるグッズを解説し、おすすめ商品をご紹介!

監修者:岡本修(Webライター)
大学時代から大型バイクに乗っていて、日常使いはもちろん、ツーリングやサーキット走行まで楽しんでいる。ジャケットやグローブといったギアを集めるのも好きで、時間があれば最新商品をチェックしている。

本記事は編集部が独自に制作した記事ですが、記事内のリンクから商品を購入すると、Amazon、楽天等のアフィリエイトプログラムから売上の一部がWebオートバイに還元されます。

バイクでのツーリング中、誰もが避けたいのが突然のパンク。見知らぬ土地でパンクしてしまった時、心細い気持ちになるだけでなく、JAFやロードサービスを待つ時間や費用もかかりますし、ライディングの計画も台無しになってしまいます。それだけではなく、最悪の場合ホイールを壊してしまったり、転倒や事故につながってしまうこともあるのです。パンクだけは極力避けたいものです。

そこで活躍するのが、バイク専用のパンク修理キットです。パンク修理キットは、万が一のパンクの際に、その場で応急処置を行い、無事にバイクショップまで自走するための、まさにライダーにとっての安心アイテムです。修理キットをしっかり選んで、正しい知識で応急処置できれば、出先でのトラブルにも冷静に対応することができます。

画像: バイク用パンク修理キットの選び方

バイク用パンク修理キットの選び方

この記事では、バイク用パンク修理キットの選び方を、「修理方式」「携帯性と利便性」「キットの構成」という3つの視点から徹底的に解説します。この記事を参考に、あなたのバイクに合った最適なパンク修理キットを見つけて、安心してバイクライフを楽しみましょう。

なぜパンク修理キットが必要なのか?その役割と重要性

パンク修理キットは、万が一の出先でのパンクというトラブルに、ライダー自身が対応できるようにするためのものです。その役割は、単なるタイヤの修理にとどまりません。

画像: パンク修理キットの役割と重要性

パンク修理キットの役割と重要性

役割1:時間と費用の節約

パンクしてしまった際、JAFやロードサービスを呼ぶと、到着を待つ時間が発生し、状況によっては費用もかかります。パンク修理キットがあれば、応急処置を自分で行うことで、それらの時間や費用を節約し、自分のタイミングでバイクショップまで向かうことができます。

【監修者の一言】
パンク修理キットはあくまでも応急処置として使用するものです。パンク修理キットを使用して修理したからといって、通常走行してもいいというわけではありません。あくまでも臨時的に修理をおこない、近くのバイクショップに運ぶために使用するものです。パンク修理キットを使用して修理したら、すぐに最寄りのバイクショップに持っていきましょう。

役割2:安心感

パンクというトラブルは、いつどこで発生するか分かりません。特に、人家の少ない山間部や夜間など、ロードサービスがすぐに駆けつけられない場所でのトラブルは、ライダーにとって大きな不安要素となります。パンク修理キットを携行することで、万が一の事態にも備えられるという安心感を得られます。

【監修者の一言】
ツーリング中は、近くにバイクショップがないケースも珍しくありません。また、山間部や郊外の場合、レッカーが到着するまでに時間がかかることもあるでしょう。パンク修理キットがあれば、一旦の応急処置ができるので、自走で最寄りバイクショップまでバイクを運ぶことが可能になります。

役割3:自力での脱出

パンク修理キットは、その場で応急処置を行い、バイクショップまで自走するためのものです。完全な修理を行うためのものではありませんが、トラブルに見舞われた場所から自力で脱出し、安全な場所まで移動できることは、ライダーにとって非常に心強いことです。

パンク修理キットの選び方:失敗しないためのポイント

パンク修理キットは、修理方式や携帯性によって様々な種類があります。自分のバイクのタイヤの種類や、求める利便性に合わせて選びましょう。

ポイント1:修理方式で選ぶ(チューブレスタイヤ用)

近年のバイクの多くはチューブレスタイヤが採用されています。チューブレスタイヤのパンク修理キットは、主に以下の3種類があります。

シーラント剤注入タイプ

パンクしたタイヤのバルブから、シーラント剤と呼ばれる修理剤を注入し、同時に空気を充填することで、穴を塞ぎ、再び走行可能な状態にする方法です。この方法の最大のメリットは、作業が非常に手軽で、力もいらないため、初心者の方でも簡単に応急処置ができる点です。ただし、穴の大きさがシーラント剤で塞げる範囲を超えている場合や、サイドウォール部分の損傷には対応できないことがあります。あくまで応急処置であり、根本的な修理ではないことを理解しておく必要があります。

応急修理材(ひも状)タイプ

パンクの穴に、ひも状の修理材を差し込んで穴を塞ぐ方法です。修理材を挿入する際に、ある程度の力が必要になりますが、シーラント剤よりも確実な応急処置が可能です。シーラント剤タイプよりも作業に慣れが必要ですが、パンクした穴を直接塞ぐため、より信頼性の高い応急処置ができます。

プラグ式

パンクの穴に、ゴム状の修理材(プラグ)をタイヤの内側から差し込んで、穴を塞ぐ方法です。タイヤをホイールから外す必要がありますが、確実性が高く、本格的な修理に近い応急処置ができます。
ただし、現場でタイヤを外す作業は非常に難易度が高く、手間もかかるため、一般的には中~上級者向けの修理方法と言えます。

ポイント2:修理方式で選ぶ(チューブタイヤ用)

スポークホイールなど、一部の車種にはチューブタイヤが採用されています。チューブタイヤは、チューブ自体に穴が開くため、応急修理キットの種類は限られます。パンク修理キットには、チューブに開いた穴にパッチを貼って塞ぐタイプや、新品のチューブに交換する際に必要な工具がセットになったものなどがあります。チューブタイヤのパンク修理は、チューブレスタイヤに比べて難易度が高く、手間もかかるため、ある程度の練習が必要です。

ポイント3:携帯性と利便性で選ぶ

パンク修理キットは、常にバイクに携行しておくべきものです。そのため、携帯性の高さも重要な要素です。

ポイント4:コンパクトなキット

シート下スペースや、小さなツールボックスに収納できるコンパクトなキットが便利です。

ポイント5:空気入れの種類

パンク修理後、タイヤに空気を充填するために、空気入れは必須です。エアポンプを常備していない人は、この際購入しておくか、CO2ボンベもしくはボンベつきのキットを選びましょう。
空気入れがないと現場で空気が抜けたままになり、走行不能状態になります。また、パンク修理後の走行には危険が伴うため、空気圧は車両指定の値になるべく近づけておくことが重要です。

5-1.CO2ボンベ

圧縮されたCO2ガスを注入するため、瞬時にタイヤに空気を充填できます。非常にコンパクトで携帯性に優れていますが、ガスは使い切りです。

5-2.ミニポンプ

手動で空気を充填するタイプです。時間と力が必要ですが、ガスの残量を気にすることなく、何度でも使用できます。

【監修者の一言】
ミニポンプは手動で空気を入れるタイプです。軽量かつコンパクトな設計であり、持ち運びしやすいのが特徴です。

5-3.電動ポンプ

バイクのバッテリーから電源を取り、自動で空気を充填します。時間や力が必要ないため非常に便利ですが、他のタイプに比べてかさばる傾向があります。

【監修者の一言】
電動ポンプは、手動型のミニポンプと比べると、重量がありサイズも大きいことから、荷物になりやすいです。ただ、空気を入れるスピードが早く、電動で空気を入れられることから、負担がかかりにくいのがメリットです。

ポイント6:パンク修理キットの構成

パンク修理キットには、修理材や空気入れ以外にも、あると便利な工具がセットになっていることがあります。 パンクした釘などを引き抜くペンチ、修理材の余分な部分を切り取るためのナイフ、正確な空気圧を測るための空気圧計などがセットになっている製品を選ぶと良いでしょう。
また、作業中に手が汚れるのを防ぐための軍手や、修理箇所をきれいにするためのウエスも用意しておくと便利です。

デイトナ パンク修理キット 90407

デイトナ(Daytona)のパンク修理キットです。ツーリング中のタイヤトラブルに備えて携帯できる、チューブレスタイヤ専用のコンパクトな修理キットとなっています。収納ケース付きで持ち運びやすく、キットにはタイヤシール材5枚、ラバーセメント、工具類に加え、応急処置を可能にするエアボンベが3本付属しています。エアボンベ使用時の低温やけどを防ぐためのボンベカバーも含まれており、緊急時でも安全に作業できる配慮がなされています。約17インチタイヤでボンベ3本補充した場合、120kpa程度入る目安ですが、最寄りのガソリンスタンドなどで必ず適正空気圧まで補充が必要です。

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マルニ工業 パンク修理ツーリングキット 23980

マルニ工業(Maruni)のパンク修理キットです。実績のある「パワーバルカシールキット」をベースに、ツーリングライダーに最適化された持ち運びしやすいコンパクトな収納ケースに収められています。チューブレスタイヤの応急修理に特化しており、キットにはパンク箇所を確実に塞ぐパワーバルカシールが3本と、エコ・セメント(8ml)、エアーボンベ2本、調整式アダプター、工具一式、カッターなどが含まれています。外出先での突然のトラブル時にも、これ一つで迅速かつ確実な応急処置が可能になるため、長距離ツーリングの必需品として「備え」を提供してくれます。

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メルテック パンク修理キット ML-331

Meltec(メルテック)のパンク修理キットです。チューブレスタイヤのパンクを、タイヤを外さずに応急修理できる便利なアイテムです。付属のツールでパンク穴を清掃・拡張し、修理材を埋め込むことで、短時間での修理が可能となります。特に、外出先での突然のパンクに備えておくと安心です。コンパクトな設計のため、車載しておいても場所を取りません。緊急時の強い味方となる、信頼性の高いパンク修理キットと言えるでしょう。

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ホルツ パンク修理剤 タイヤウェルド(小)

Holts(ホルツ)のパンク応急修理剤です。バイクなどの小径タイヤ用に特化した、持ち運びに便利なスリムサイズ。パンク穴を内部から瞬時にふさぎ、同時にCO2ガスを注入してタイヤを膨らませる応急処置がこれ一本で完結します。
チューブレスタイヤはもちろん、チューブタイヤにも使用可能。緊急時に備えてシート下などに入れておけば、ツーリング先での不意なパンクにも落ち着いて対処できます。

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モチュール P3タイヤリペア スプレー式 瞬間タイヤ修理用

モチュール(Motul)の瞬間タイヤ修理剤です。大容量かつ使いやすいスプレー式で、大型バイクにも対応できる応急パンク修理剤として開発されています。チューブ、チューブレスを問わず、すべてのオートバイタイヤに使用できる汎用性の高さが特徴です。修理液とともに圧縮ガスが噴射されるため、ジャッキアップなどの手間をかけずにパンク修理と再膨張を同時に行えます。
ラテックスベースのフォーミュラはタイヤやチューブを傷めず、使用後も数百キロの走行が可能。本修理の際も、タイヤからの除去が容易で、面倒な後処理に手間がかからないのが選ばれる理由です。

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スライム タイヤシーラント 473ml

Slime(スライム)のタイヤシーラント(473ml)です。この製品は、パンクした際にタイヤ内部に注入することで、穴を素早く塞ぎ、走行可能な状態を維持してくれるパンク防止剤です。自転車、バイク、自動車など、幅広い種類のタイヤに対応しており、一度注入すれば長期間効果が持続します。
特に、細かな釘やガラス片などによるパンクに対して高い効果を発揮します。もしもの時のパンクに備え、事前に注入しておくことで、安心してドライブやライディングを楽しめます。

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バトンエアソフト CO2ボンベ ネジ有 5本セット

バトンエアソフト(BATON airsoft)のCO2ボンベ(ネジ有)です。本製品は、すでに専用のCO2インフレーター(ポンプ)キットをお持ちの方向けの補充用カートリッジです。高圧のCO2ガスを利用することで、パンク修理後にタイヤを迅速かつ手軽に再充填できます。ボンベ容量は16gで、ロードバイクやマウンテンバイクのタイヤに適切な空気圧を供給できるよう設計されています。販売は5本セットまたは10本セットとなっており、ツーリング先での万が一のパンクに備えて、予備を携行したいライダーにとって利便性の高いパッケージ構成となっています。

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パンク修理キットを使う際のTIPSと注意点

パンク修理キットは、その性能を正しく理解し、安全に使用することが最も重要です。

画像: パンク修理キットを使う際のTIPSと注意点

パンク修理キットを使う際のTIPSと注意点

応急処置であることを理解する

パンク修理キットで行うのは、あくまで「応急処置」です。修理後は、速やかにバイクショップで本修理を行うか、タイヤを交換する必要があります。応急処置したタイヤで長距離や高速走行を続けることは、非常に危険です。

使用期限を確認する

シーラント剤タイプの修理キットには、使用期限が設定されていることがあります。期限切れの修理剤は、本来の効果を発揮できない可能性があるため、定期的に点検し、交換しましょう。

事前に練習する

パンク修理の作業は、いざという時に慌てず冷静に行うことが重要です。事前にキットを使い、パンク修理の練習をしておくことで、実際のトラブル発生時にもスムーズに対応できるようになります。

【監修者の一言】
万一のトラブルに備えて、事前にパンク修理の練習をしておくことが大切です。パンク修理キットを購入したものの、いざというときに使い方がわからず、結局使えなかったというケースもあるでしょう。万一のときに備えて、事前に練習しておくことをおすすめします。

正しい作業手順を守る

パンク修理キットの取扱説明書をよく読み、正しい作業手順を守ることが大切です。間違った方法で修理すると、応急処置の効果が得られなかったり、タイヤを傷つけてしまったりする可能性があります。

まとめ:パンク修理キットで、安心のバイクライフを

バイク用パンク修理キットは、万が一のパンクというトラブルから、あなたのバイクライフを守るための重要な備えです。適切なパンク修理キットを携行することで、出先でのトラブルにも冷静に対応でき、安心してツーリングを楽しむことができます。

この記事で解説した、修理方式や携帯性、キットの構成といった選び方のポイントを参考に、あなたのバイクに合った最適なパンク修理キットを見つけてください。

備えあれば憂いなし。パンク修理キットを携行することで得られる安心感は、あなたのバイクライフをより豊かで楽しいものにしてくれるでしょう。

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