2025年9月1日、ハセガワモビリティはYADEAブランドの原付一種モデル「PORTA」の事前予約受付を開始した。同製品はYADEAが日本初展開する電動バイクで、2025年11月1日に発売される。
※この記事はウェブサイト「スマートモビリティJP」で2025年9月4日に公開されたものを一部編集し転載しています。

新基準原付を見越して、原付一種の電動バイクをリリース

PORTA(ポルタ)は丸みを帯びたレトロなボディデザインが特徴で、コンパクトなサイズと優れた操縦性を兼ね備えた原付一種の電動バイクである。名称のポルタとは、イタリア語で「入口・玄関口・扉」を意味する言葉で、YADEA(ヤディア)の電動バイクとして日本の原付一種市場のトビラを開ける……新たな歴史の始まりを象徴するモデル名となっている。

車両のシステム起動は、NFC(近距離無線通信)キーでメーター画面をタッチするだけという簡単な仕様。定格出力500Wのモーターと前後両輪に搭載されたサスペンションによりパワフルかつ快適な走行性を確保、さらに大容量バッテリーの採用により走行可能距離60kmを実現するなど、フル電動ながら原付バイクとして十分な性能を実現している。

また、柔らかで幅広いシート、そして荷物をかけられるフックの採用など、日常づかいする上での実用性にも配慮された設計となっており、はじめての電動原付バイクとして使いやすい1台と言えそうだ。

画像: 電動バイク「PORTA(ポルタ)」のイメージ。

電動バイク「PORTA(ポルタ)」のイメージ。

ボディカラーは今のところミントグリーンのみ、車両価格は21万7800円で、2025年11月1日の発売を予定している。販売は、国内のYADEA直営店の表参道(東京都港区)、西宮北口(兵庫県西宮市・10月1日オープン)、そして公式ECサイトにて行われる。

なお、2025年9月1日から10月31日にかけて事前予約期間が設定され、先着500名限定で「2万円のキャッシュバック」や「購入から1年間の無償点検」、「バッテリー交換1回分の交換サービス」や「盗難防止後付けロックサービス」、「盗難保険の1年間サービス」などの特典が適用されるという。

YADEAは2001年の創業以来、電動バイクや電動自転車、電動キックボードなど二輪電動モビリティを開発・製造する中国メーカー。世界累計販売台数は1億台を突破しており、2017年から2024年までの8年間、販売台数世界一を維持している。

日本では、長年原付一種=排気量50ccのバイクという基準が適用されてきた。しかし従来の50ccエンジン車のほとんどは、2025年11月に始まる新たな排出ガス規制をクリアできないことから、10月31日をもって生産終了する。その代わりとして、排気量を125cc(以下)に拡大させた新基準原付、または電動の原付一種に注目が集まっている。「ポルタ」はこうした原付バイクを求めるニーズに応える商品として、期待されていくことだろう。

【主要諸元 YADEA PORTA】
全長×全幅×全高     :1480×680×1000mm
重量          :49.5kg
耐荷重         :105kg
ブレーキ        :非公開
最高速度        :35km/h
バッテリー       :リチウムイオン(48V・24Ah)
モーター        :500W
登坂性能        :10度(17.6%)
航続距離        :60km
充電時間        :6時間
タイヤサイズ      :8インチ(前輪)/10インチ(後輪)
防水性能        :IPX6
本体価格        :21万7800円

This article is a sponsored article by
''.