監修者:岡本修(Webライター)
大学時代から大型バイクに乗っていて、日常使いはもちろん、ツーリングやサーキット走行まで楽しんでいる。ジャケットやグローブといったギアを集めるのも好きで、時間があれば最新商品をチェックしている。
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バイク用サングラスの選び方:安全と快適性を両立する最適な一本を見つける
晴れた日のツーリングは最高ですが、強い日差しはライダーにとって大きな敵です。まぶしさで視界が遮られると、路面の状況や標識の確認が遅れ、思わぬ危険につながることがあります。また、紫外線は目の疲れや長期的なダメージの原因にもなります。
バイク用サングラスは、単にまぶしさを軽減するだけでなく、飛来物や風から目を守り、安全なライディングをサポートする重要なアイテムです。しかし、一般的なファッションサングラスとは異なり、バイクに乗るための特別な機能や性能が求められます。
この記事では、バイク用サングラスの選び方を「安全性」「快適性」「機能性」という3つの視点から徹底解説します。この記事を参考に、あなたのライディングスタイルに合った最適な一本を見つけて、より快適で安全なバイクライフを送りましょう。
安全性を高めるサングラス選びのポイント
バイク用サングラスを選ぶ上で、デザイン以上に重視すべきは安全性です。万が一の事故やトラブルの際に目を守るため、以下のポイントを必ず確認しましょう。

衝撃に強いレンズ素材
走行中は、風や他の車両から飛んでくる小石、虫などの飛来物に目がさらされる危険があります。一般的なガラス製レンズは、衝撃で割れると破片が目に飛び込む可能性があるため、バイク用としては不向きです。ポリカーボネートやCR-39といった、衝撃に強く割れにくいプラスチック系の素材で作られたレンズを選びましょう。
UVカット機能
紫外線は、目の疲れや白内障などの目の病気を引き起こす原因の一つです。バイクに乗る際は、長時間紫外線にさらされることになるため、UV400(紫外線透過率1%以下)など、高いUVカット性能を持つレンズを選びましょう。
防風・防塵性能
高速走行時には、巻き込む風が目に当たり、涙が出たり、目が乾燥したりすることがあります。また、路面から舞い上がる砂やホコリが目に入るのも防ぎたいところです。顔の形に沿ってフィットし、顔とサングラスの間に隙間ができにくいカーブのついたデザインや、フレームの内側にガスケットと呼ばれるパットが付いているモデルは、高い防風・防塵性能を発揮します。
【監修者の一言】
バイク用サングラスを選ぶときは、見た目だけでなく機能性もチェックすることが大切です。衝撃に強いレンズが使われているサングラスであれば、サングラスに飛来物があたったとしても目を守ることができるでしょう。さらに、長時間にわたって、紫外線にあたると目が疲れてきます。UVカット機能が備わったバイク用サングラスであれば、しっかりと目を保護することが可能です。
快適なライディングのための機能性
長時間のライディングでも疲れにくく、快適に過ごせるサングラスを選ぶためには、レンズの機能性にも注目しましょう。

偏光(へんこう)レンズ
偏光レンズは、路面や水面、車のボディなどに反射する光の乱反射をカットする機能を持っています。これにより、路面のギラつきや対向車のまぶしさを抑え、路面の状況をよりクリアに把握できます。特に雨上がりの路面や、日差しの強い日のライディングで、その効果を実感できるでしょう。
調光(ちょうこう)レンズ
調光レンズは、紫外線の量に応じてレンズの色が変化する機能を持つレンズです。トンネルに入る際や、天候が変わりやすい日のライディングでも、レンズの色が自動的に調整されるため、視界を常に最適な状態に保てます。サングラスとクリアレンズを付け替える手間が省けるため、利便性が非常に高いです。
可視光線透過率
可視光線透過率とは、レンズが光を通す割合を示す数値です。この数値が低いほどレンズの色が濃く、まぶしさを抑える効果が高まります。日中の使用がメインなら20%~30%程度が目安です。ただし、夜間やトンネル内での使用は危険なので避けましょう。逆に、天候が曇りがちな日や夕方の使用がメインなら、50%以上の明るいレンズを選ぶと良いでしょう。
【監修者の一言】
偏光レンズのサングラスを着用すれば、反射光を抑えることができ、クリアな視界を保ちやすくなります。雨天時は光が雨に反射してギラギラと眩しく感じてしまうことがありますが、偏光レンズのサングラスであれば、そういったギラつきを抑えられます。一方、紫外線の量によって自動的にレンズの色が変わる調光レンズは、トンネルなどが多く続く道路を走行するときにぴったりです。
サングラスとヘルメットの相性
サングラスはヘルメットと組み合わせて使用するため、その相性も快適性を大きく左右します。

フレームの厚さ
フレームが分厚いサングラスは、ヘルメットを被った際にフレームと頭部の間に圧迫感が生じ、痛みを感じることがあります。また、ヘルメットの隙間から風が入りやすくなることも。テンプル(つる)が薄く、しなやかな素材で作られたサングラスは、ヘルメットを被っても圧迫感が少なく、快適なフィット感を保ちやすいです。
ノーズパッドの調整機能
ノーズパッドが鼻の高さに合わせて調整できるタイプだと、ヘルメットを被った際にサングラスがずれるのを防ぎ、最適な位置で固定できます。
レンズカーブ
レンズのカーブが強いサングラスは、ヘルメットのシールドと干渉しにくいというメリットがあります。また、顔に沿うデザインは防風・防塵性能も高いため、バイク用サングラスとして理想的です。
バイク用サングラスおすすめ10選
ここでは、数多くあるバイク用サングラスの中から、とくにおすすめの10モデルを紹介します。機能、デザインなどをよく比較してくださいね!
レイバン OLYMPIAN I DELUXE RB3119M
レイバン(Ray-Ban)のサングラスです。1960年代のスポーティアイコン「Olympian I」のデラックスモデルで、耳から耳まで続くメタリックフレームが目を引くデザインです。クラシックかつ存在感あるスタイルで、男女問わず顔周りを洗練された印象に。
レイバンならではのUVカットレンズ(UVA/UVB 100%)とアイコニックなロゴ彫刻により、安心の品質とブランド感を両立しています。普段使いからバイク走行まで、幅広いシーンで活躍します。

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レイバン PREDATOR2 RB2027
レイバンのサングラスです。PREDATOR 2は、都会的で洗練されたレクタングルデザインに、軽量で耐久性の高いナイロンフレームを採用。細身のテンプルには“Ray-Ban”ロゴがエレガントに刻まれ、控えめながらブランドの存在感を印象づけます。
曇りや傷に強い標準グレーレンズは100%UV(UVA/UVB)カットで、ツーリング中の紫外線対策も万全。日常からバイク走行まで、あらゆるシーンで自然に顔になじむ実用デザインです。

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オークリー Holbrook XL OO9417
オークリー(Oakley)のサングラスです。Holbrook XL OO9417は、メンズ向けに大型化されたスクエアシェイプとキーホールブリッジが特徴で、存在感あるフェイスラインにフィットします。軽量で耐久性に優れた独自フレーム構造と、100% UVカットレンズを搭載。
さらに偏光レンズが、強い日差しや水面のギラつきを抑え、ツーリングやアウトドアでクリアな視界を提案します。

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オークリー EVZero™ Path® OO9313
オークリーのサングラスです。EVZero™ Pathは、スピードを追求するアスリートのために設計された、オークリー史上最軽量のパフォーマンスフレームレスサングラスです。単一の独自開発レンズをトーリックシールドとして使用し、周辺視野を遮ることなく視界を最大化します。
オリジナルのイヤーソックとノーズパッドが、汗をかくほどグリップ力を高め、激しい運動中でもずれにくい安定したフィット感を提供します。また、アジア人の顔立ちにフィットするモデルも展開しており、快適なかけ心地を追求しています。

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オークリー Det Cord™ PPE OO9253
オークリーのサングラスです。Det Cord™ PPEは、アイプロテクションの国際規格であるANSI Z87.1に準拠した耐衝撃性能を持つモデルです。耐久性と軽量性を両立した独自フレームを採用し、ノーズブリッジとテンプルに特殊な素材を組み込むことで、汗をかくほどにグリップ力を高め、安定したフィット感を実現します。
薄型テンプルは、ヘッドホンやヘルメットを装着した際にも快適なフィットを提供し、幅広いシーンで活躍します。

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ボブスター ロードホッグII サングラス&ゴーグル BRH2001
ボブスター(Bobster)のサングラス&ゴーグルです。ロードホッグIIは、サングラスとゴーグルの両方の機能を備えたコンバーチブルタイプで、付属のストラップとフォーム(スポンジ)を装着することで、ゴーグルに早変わりします。
レンズは衝撃に強いポリカーボネート製で、スモークミラー、アンバー、クリアの3種類の交換用レンズが付属するため、天候やシーンに合わせて最適な視界を確保できます。軽量で柔軟性のあるフレームは快適なフィット感を提供し、幅広いライディングスタイルに対応します。

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ボブスター Capone 26101016
ボブスターのサングラスです。Caponeは、クラシックなウェリントン型フレームを採用した、普段使いにも適したデザインが特徴です。レンズには、耐衝撃性に優れたポリカーボネート素材を使用しており、100% UVA/UVBカット機能も備え、ライダーの目をしっかりと保護します。
軽量なナイロンフレームは、長時間の使用でも快適なフィット感を提供します。また、曇り止め加工が施されたレンズは、あらゆる状況下でクリアな視界を確保し、ライディングをサポートします。

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エポックアイウェア Foam 2 Sunglasses
エポックアイウェア(Epoch Eyewear)のサングラスです。Foam 2 Sunglassesは、取り外し可能なガスケットを備え、アイウェアの隙間から入り込む風やほこりをブロックして目を保護します。レンズは衝撃に強いポリカーボネート製で、曇り止めと傷防止のコーティングが施されています。
また、UV400プロテクションにより、紫外線を100%カットします。耐久性のあるグリルアミドTR-90製のフレームは軽量で柔軟性があり、長時間のライディングでも快適なフィット感を提供します。

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ジュルボ VERMONT CLASSIC
ジュルボ(Julbo)のサングラスです。VERMONT CLASSICは、ジュルボの歴史を象徴する、伝統的なマウンテニアリング用サングラスです。丸型レンズとレザー製のサイドシールドが特徴で、世代を超えて多くの登山家や冒険家に愛されてきました。
フレームはメタル製で、柔軟性のあるテンプルエンドと、髪の毛に絡まない特殊な柔らかい素材を使用したテンプルが、しっかりと顔にフィットし快適なかけ心地を提供します。極限の状況下でも目を保護するために設計されており、そのデザインは多くのファンを魅了し続けています。

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ワイリーエックス WX-CHVAL01TLJ
ワイリーエックス(Wiley X)のサングラスです。WX VALORは、アメリカ国家規格協会(ANSI)が定めるアイウェア規格「ANSI Z87.1」に準拠した、高耐衝撃性能を持つセーフティグラスです。レンズは衝撃に強いポリカーボネート製で、耐傷性コーティングにより、擦り傷から保護されます。
着脱可能なフェイスキャビティガスケット(別売)を装着することで、ゴーグルとして使用でき、風や埃の侵入を防ぎます。軽量でフィット感に優れ、オートバイのライディングからシューティングまで、幅広いシーンで目を保護します。

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バイク用サングラスのTIPS
バイク用サングラスを長く安全に使い続けるために、日頃からできる手入れや注意点をご紹介します。

正しい保管方法
サングラスは、直射日光の当たる場所や高温になる場所に放置すると、レンズのコーティングが剥がれたり、フレームが変形したりすることがあります。バイクを降りた際は、必ず専用のケースに収納し、温度変化の少ない場所で保管しましょう。
レンズの手入れ方法
レンズに付着したホコリや砂を、乾いた布でいきなり拭き取ると、傷がつく原因になります。まず水でホコリを洗い流してから、専用のメガネ拭きや、柔らかい布で優しく拭き取りましょう。中性洗剤を薄めて洗うのも有効です。
シールドとの使い分け
バイクのヘルメットには、クリア、スモーク、ミラーなど、様々なシールドがあります。昼間はサングラス、夜間はクリアシールドといった使い分けをすることで、あらゆる状況に対応できます。また、シールド自体にUVカット機能があるかどうかも確認しておきましょう。
【監修者の一言】
バイク用サングラスを長持ちさせたいなら、日頃からメンテナンスをしっかりすることが大切です。レンズをいきなり拭き取ると、表面に付着したゴミやホコリはレンズを傷つけますので、水でしっかりとホコリなどを洗い流してから拭き取ることを心がけましょう。
まとめ:機能とスタイルを兼ね備えた一本で、安全なライディングを
バイク用サングラスは、単なるファッションアイテムではなく、ライダーの目を守り、安全なライディングをサポートするための重要な安全装備です。
この記事で解説した「衝撃に強いレンズ」「UVカット機能」「偏光・調光レンズ」といった機能性や、「ヘルメットとの相性」といったポイントを参考に、あなたのライディングスタイルに合った最適な一本を見つけてください。
最適なサングラスを選ぶことで、日差しの強い日でもクリアな視界を確保し、安全で快適なライディングを実現できます。あなたにピッタリの一本を見つけて、次のツーリングを楽しみましょう。