監修者:岡本修(Webライター)
大学時代から大型バイクに乗っていて、日常使いはもちろん、ツーリングやサーキット走行まで楽しんでいる。ジャケットやグローブといったギアを集めるのも好きで、時間があれば最新商品をチェックしている。
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バイク用ドリンクホルダーはあると便利!
夏の暑い日、あるいは長距離ツーリングの休憩中、喉の渇きを潤したいと思うことは多いものです。しかし、ほとんどのバイクには車のようなドリンクホルダーは装備されていません。そんな時にあると便利なのが、バイク専用のドリンクホルダーです。いつでも水分補給ができることは、ライディング中の集中力維持にもつながり、快適性だけでなく安全性にも貢献してくれます。
しかし、ひと口にドリンクホルダーと言っても、その種類は様々です。飲み物のサイズ、素材やデザインなど、多くの選択肢がありますし、何よりバイクは取付スペースに限りがあります。自分の愛車のどこに取り付け可能か、運転操作のさまたげにならない場所を見極めておく必要もあります。
また、値段だけを見て安価なものを選ぶと、走行中の振動で飲み物の固定が外れてしまったり、取り付け部分が破損したりする可能性もあります。
そこでこの記事では、バイク用ドリンクホルダーの選び方を「取り付け方法」「素材」「機能性」という3つの視点から徹底解説します。この記事を参考に、あなたのバイクとライディングスタイルに合った最適なドリンクホルダーを見つけて、より快適で安全なバイクライフを送りましょう。

取り付け方法で選ぶドリンクホルダー
ドリンクホルダーは、その取り付け方法によって、バイクへのフィット感や利便性が大きく異なります。あなたのバイクの構造や、どのような位置に飲み物を置きたいかを考慮して選びましょう。

ハンドルバーに取り付けるタイプ
最も一般的な取り付け方法です。ハンドルバーの太さに合わせて調整できるクランプ式のものが多く、簡単に取り付けることができます。ライダーの手元に近い位置に設置できるため、水分補給がしやすいです。ただし、ハンドルの振動が直接伝わりやすいため、しっかり固定できる製品を選ぶことと、ハンドル操作のさまたげにならないことが重要です。
【監修者の一言】
ハンドバーに取り付けるタイプのドリンクホルダーを選ぶときは、あらかじめハンドルバーの太さを計測しておくことをおすすめします。また、バイクのハンドルバーの太さに対応しているものであっても、アクセルやクラッチに干渉してしまって取り付けられないこともあります。そのため、太さだけではなく、縦と横の長さも測っておきましょう。
ミラーの根元に取り付けるタイプ
ミラーの根元部分に固定するタイプです。ハンドルまわりのスペースを有効活用したい場合におすすめです。ハンドルバーの太さに関係なく取り付けられる製品が多く、多くの車種に対応します。ただし、ハンドルを切った際に邪魔にならないか、視界を妨げないかといった点には注意が必要です。
カウルやフレームに取り付けるタイプ
カウルやフレームのパイプ部分に固定するタイプです。取り付け位置の自由度が高く、ハンドル周りをすっきりとさせたい場合に適しています。車種によっては取り付けが難しい場合もあるため、事前に取り付けスペースが十分にあるか確認しましょう。
【監修者の一言】
ライディングの邪魔にならないところに取り付けられるかどうかを確認しましょう。また、走行中にドリンクホルダーが外れないか、ドリンクがホルダーから落下しないかなどもしっかりと確認しておくことが大切です。
ドリンクホルダーの素材
ドリンクホルダーの素材は、主にプラスチック、アルミ、ステンレス、レザーなどがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

プラスチック製
軽量で安価な製品が多く、手軽に導入できるのが魅力です。ただし、強度や耐久性は製品によって差があるため、安価すぎるものは避けるのが無難です。
【監修者の一言】
製品によっては耐荷重が設けられていることがあります。小さなペットボトルであれば収納できるものの、500mlや600mlのペットボトルには対応していないケースもあるかもしれないので、確認しましょう。
アルミ・ステンレス製
強度が高く、耐久性に優れています。金属の質感がバイクのデザインとマッチしやすく、高級感を演出できます。ただし、プラスチック製に比べて価格が高くなる傾向があります。
レザー製
アメリカンバイクなどのクラシックスタイルにマッチし、個性を引き立てます。風合いの変化も楽しめますが、雨に濡れると手入れが必要になる場合があります。
【監修者の一言】
レザー製のドリンクホルダーは、乗っているバイクとの相性に合わせやすいのが特徴です。ただ、定期的にお手入れしないと、変色したりすることもあるので注意が必要です。
ドリンクホルダーの機能性にも注目!
快適なライディングのために、以下の機能にも注目して選びましょう。

サイズ調整機能
ペットボトルや缶、タンブラーなど、様々なサイズの飲み物に対応できる、ホルダーのサイズを調整できる機能があると便利です。
保温・保冷機能
断熱材が入っている製品や、ペットボトルを丸ごと包み込むような形状の製品は、飲み物の温度を保つ効果が期待できます。
折りたたみ機能
ドリンクホルダーを使用しない時に、コンパクトに折りたためる機能があると、バイクの見た目をスッキリさせられます。
スマホホルダーとの一体型
ドリンクホルダーとスマホホルダーが一体になった製品もあります。ハンドル周りのスペースを節約したい場合におすすめです。
おすすめのドリンクホルダー7選
ここからは、おすすめのドリンクホルダーを7種類ご紹介します。ご自分のバイクに合うのはどれか、しっかりと比較・検討してみてくださいね!
デイトナ FLEX FDH-1 ドリンクホルダー 60697
デイトナのドリンクホルダーです。バネの力で飲み物をしっかり固定することが可能な製品です。クイックホールド機構により、前パネルを持ち上げて飲み物を置くだけでホールドが完了するため、グローブをしたままでも簡単に操作できます。
また、使用しないときは折りたたんでスリムにできるため、バイクの運転操作やルックスを邪魔しません。強度が必要なアーム部分は金属、ボトルが当たる部分は樹脂のハイブリッド素材を採用しており、直径Φ71mmまでのボトルに対応。15°刻みで360°回転できるため、好みの角度に調整可能です。

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ライズ DIGEST アルミドリンクホルダー
ライズインターナショナルのドリンクホルダーです。バイクをカスタムする際、シンプルでありながら存在感を放つデザインが特徴です。アルミを削り出した質感は美しく、バイクのドレスアップに貢献します。カラーはクロームとブラックの2色展開で、多くのバイクに合わせやすい選択肢が用意されています。
付属のラバーパッドで直径22.2mmと25.4mmのハンドルに対応し、様々な車種への取り付けが可能です。また、底面には水抜き穴が設けられており、雨天時や結露した際にも水が溜まらないように工夫されています。

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カエディア ドリンクホルダー KDR-M21
カエディアのドリンクホルダーです。様々なサイズのドリンクをしっかりホールドできる調整機能を備えた製品です。ダイヤルを回すことで無段階に幅を調整でき、ミニ缶から太めのペットボトルまで対応します。また、クランプ式でハンドルの様々な位置に固定でき、360度回転するため、ライダーの使いやすい角度に調整可能です。
本体はアルミ合金製で耐久性が高く、表面にはアルマイト処理が施され美しい質感を保ちます。

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TNK工業 スピードピット ドリンクホルダー JD-4 80655
TNK工業のドリンクホルダーです。様々なサイズのドリンクをしっかりとホールドできるアジャスタブル機能が最大の特徴です。ハンドルを回すことでホルダー部がスライドし、ミニ缶から500mlペットボトルまで対応します。また、ハンドルクランプステーは角度が無段階、高さが5段階に調整可能で、自由度の高い取り付けを実現しています。
さらに、取り付け部分が回転するため、ハンドルの斜め部分にも自由に取り付けることができます。

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MuGaoDee バイクドリンクホルダー
MuGaoDeeのドリンクホルダーは、さまざまなハンドル径に対応します。クランプは20mmから35mmまで調節可能。また、クランプが金属製なので、振動の多い荒れた道でもしっかりと固定できます。ホルダー部分は360度回転するため、ハンドルの斜め部分やフレームにも取り付けられる自由度の高さもポイントです。

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ケミモト ドリンクホルダー
ケミモトのドリンクホルダーです。様々なサイズのドリンクに対応できる調整機能を備えた製品です。柔軟なアームにより、直径50mmから85mmまでのドリンクをホールドでき、ミニ缶から太めのペットボトルまで幅広く対応します。また、ワニ口クリップでハンドルバーやエンジンガードなど様々な場所に取り付け可能で、外径1.5cmから4.7cmの丸棒や角棒に固定できます。
さらに、0°、90°、180°、360°と角度調節が可能で、ライダーの好みに合わせて調整できます。本体には滑り止めゴムがついており、走行中の振動によるズレを防ぎます。

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ラミコール バイク ドリンクホルダー
ラミコールのバイク用ドリンクホルダーです。さまざまなサイズのボトルに対応する汎用性の高い製品です。ホルダー部分はフレキシブルに幅を調整でき、55mmから85mmまでの直径のボトルをしっかりホールドします。
また、バイクのハンドルバーだけでなく、自転車やベビーカーなどにも取り付けられるため、多様なシーンで活躍します。本体は耐久性に優れたアルミ合金製で、表面は滑らかな質感に仕上げられています。取り付けはツール不要のワンタッチ式で、角度は360度自由に回転可能です。

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ドリンクホルダー使用上のTIPS
ドリンクホルダーを安全かつ快適に使うためには、いくつかの注意点があります。安全で快適に運転を楽しむためにも、しっかりとチェックしておきましょう。

飲み物の固定はしっかりと!
走行中の振動や風圧で飲み物が飛び出したり、ドリンクホルダー自体が落下したりしないよう、しっかり固定することが最も重要です。取り付けネジの緩みがないか、定期的に確認しましょう。
飲み物の容器の種類にも気を配ろう
蓋のないカップや紙パックの飲み物は走行中の振動や風圧で中身がこぼれやすいため、使用は避けるのが無難です。ペットボトルやスクリューキャップのついたボトルなど、しっかりと密閉できる容器の飲み物を入れ、蓋が取れないようにしっかり確認しておきましょう。
取り付け位置をしっかり確認しよう
ドリンクホルダーをハンドルまわりに取り付ける際は、ハンドルを切った際にタンクやカウルに干渉しないか、また、ミラーやメーターの視界を妨げないかを、事前に確認しておきましょう。安全なライディングを妨げるような位置には絶対に取り付けないようにしてください。
バイク用ドリンクホルダーの選び方まとめ
バイク用ドリンクホルダーは、小さなアイテムですが、あなたのバイクライフをより快適で安全なものにしてくれる力を持っています。喉が渇いた時にいつでも水分補給ができる安心感は、長距離ツーリングの疲労軽減にも繋がり、ライディングへの集中力を維持する上で非常に有効です。
この記事で解説した「取り付け方法」「素材」「機能性」といった選び方のポイントや、使用上の注意点を参考に、あなたのバイクとライディングスタイルに合った最適な一本を見つけてくださいね。
安全と快適性を両立するドリンクホルダーを手に、次のツーリングへと出発しましょう!