監修者:岡本修(Webライター)
大学時代から大型バイクに乗っていて、日常使いはもちろん、ツーリングやサーキット走行まで楽しんでいる。ジャケットやグローブといったギアを集めるのも好きで、時間があれば最新商品をチェックしている。
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ヘルメット消臭の重要性とその種類
ヘルメットの臭いは、単なる不快感にとどまりません。雑菌の繁殖は、頭皮トラブルの原因にもなり得ます。また、臭いが気になると、無意識のうちに集中力が削がれ、安全なライディングに支障をきたす可能性も否定できません。ヘルメットを清潔に保つことは、快適性だけでなく、あなたの安全を守る上でも非常に重要なのです。
ヘルメットの消臭方法には、主に以下のような種類があります。それぞれの特性を理解し、自分の使用状況やヘルメットの状態に合わせて使い分けましょう。

ヘルメット消臭の重要性とその種類
消臭スプレー
最も手軽で一般的な方法です。汗や雑菌からくる臭いを分解したり、マスキングしたりすることで、一時的に不快感を和らげます。使用後にヘルメット内部を乾燥させることで、より効果が持続します。即効性があり、日常的なケアに適しています。
乾燥剤・吸湿剤
ヘルメット内部の湿気を取り除くことで、雑菌の繁殖を抑え、臭いの発生源を断つことを目指します。ヘルメットを保管する際に内部に入れておくだけで効果を発揮するため、手間がかかりません。湿気がこもりやすい環境での保管に特に有効です。
内装クリーナー
スプレーだけでは取り切れない、汗や皮脂による頑固な汚れや臭いを根本から除去したい場合に用います。フォームタイプやシートタイプなどがあり、内装を拭き上げたり、揉み洗いしたりすることで、より深く洗浄できます。定期的なディープクリーニングにおすすめです。
内装丸洗い
多くのヘルメットは、内装パッドを取り外して洗濯することが可能です。これが最も効果的に臭いや汚れを除去する方法です。専用の洗剤を使用し、手洗いまたは洗濯機の弱水流コースで優しく洗うことで、ヘルメットを徹底的にリフレッシュできます。ただし、取り外し可能であることや洗濯表示を事前に確認する必要があります。
【監修者の一言】
消臭スプレーや乾燥剤、吸湿剤を使用した方法に加え、内装クリーナーを使ったり、内装を丸洗いしたりする方法があります。お手入れが面倒な方は、まず消臭スプレーを使用しましょう。消臭スプレーだけでは効果を実感しにくいと感じたら、クリーナーを使用するのがおすすめです。
消臭剤選びのポイント
数あるヘルメット消臭製品の中から、あなたに最適な一本を選ぶためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。

消臭剤選びのポイント
ポイント1:即効性と持続性
毎日の使用で手軽に臭いを抑えたいなら、速乾性のある消臭スプレーが便利です。一方、長期的な効果や根本的な消臭を目指すなら、乾燥剤や内装クリーナー、あるいは内装丸洗いと組み合わせるのがおすすめです。製品によっては、消臭だけでなく抗菌・防カビ効果を謳うものもあります。
ポイント2:安全性
ヘルメットの内装は直接肌に触れる部分であり、デリケートな素材も使われています。肌への刺激が少ない成分であるか、また、ヘルメットの素材(特にEPSライナーや内装生地)を傷めないかを確認しましょう。アルコール成分が強いものは、素材を劣化させる可能性もゼロではありません。できる限り、バイク用ヘルメット専用品を選ぶことが賢明です。
ポイント3:香り
消臭剤には、無香料、微香性、そして香りの強いタイプがあります。香りで臭いを誤魔化すのではなく、臭いの原因を分解するタイプが理想的です。強い香りは、人によっては不快に感じることもあります。無香料や、ライディングの邪魔にならない程度の爽やかな香りのものを選ぶのが良いでしょう。試供品などがあれば、実際に香りを試してみるのも良いでしょう。
ポイント4:使用頻度と手軽さ
日常的に使いたいなら、スプレータイプのようにサッと使えるものが便利です。週末にまとめてケアしたいなら、乾燥剤の交換や内装クリーナーでの拭き上げなども選択肢に入ります。あなたのバイクライフのスタイルに合わせて、無理なく続けられる製品を選びましょう。
【監修者の一言】
消臭剤にはさまざまな種類があり、商品によって持続性や安全性、香りの強さなどが異なります。持続性が高いものを選べば、効果を実感しやすいでしょう。ただ、匂いが強すぎるものも多く、強い匂いが苦手な方は無香料の消臭タイプを選ぶのがおすすめです。
おすすめのヘルメット消臭グッズ
ここからはおすすめのヘルメット消臭グッズを紹介します。簡便な消臭スプレーからヘルメットドライヤーまでご紹介しますので、ご自身に合うものを選びましょう。
タナックス PITGEAR 消臭スプレー PG-210
タナックス(TANAX)のヘルメット消臭スプレーです。バイク用品を清潔に保ち、快適なライディング環境を提供するPITGEARシリーズの製品として、ヘルメットの内部や革ツナギなど、臭いが気になるアイテムに特化して開発されています。
強力な除菌作用により、悪臭の原因となる雑菌の発生を根本から防止することが最大の特徴です。汗や湿気でこもりがちな臭いを元から絶ち、いつもフレッシュな状態で使用できるのは大きな魅力と言えるでしょう。内容量は100mlで、手軽に使えるサイズ感も持ち運びに便利です。

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ラベン 消臭剤 100mL 97837-53110
ラベン(LAVEN)のヘルメット消臭剤です。バイクライフを快適にするケミカル製品を手がけるブランドからリリースされており、汗や整髪料などが原因でヘルメット内部に発生する不快な臭いを解消するために開発されました。
この消臭剤の特長は、植物抽出成分を主成分としたエキスが、嫌な臭いを根本から消臭・除菌し、ヘルメット内を清潔な状態に保ってくれる点です。ツーリングや日常の使用で、ヘルメットを脱いだ後の臭いが気になるライダーにとって、この高い消臭・除菌効果は選ぶべき大きな理由となります。内容量は100mLで、携帯に便利なミニボトルサイズです。

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シュアラスター ゼロバリア 除菌・消臭スプレー S-101
シュアラスター(SurLuster)の除菌・消臭スプレーです。S-101 ゼロバリアは、バイク用品だけでなく、車内やリビングなど幅広い場所での使用を想定した多機能スプレーです。大きな特徴は、従来の消臭剤と異なり、臭いの元となる菌に直接アタックし分解するため、「臭い戻り」が無い強力な消臭効果を持つ点です。
さらに、除菌、抗菌、防カビ、ウイルス除去といった複合的な効果を長期間持続させます。アルコールや塩素を一切使用しない中性タイプで、お子様やペットがいる環境、バイクのヘルメット内部やシートなど、デリケートな箇所にも安心して使用できる高い安全性を兼ね備えています。内容量は200ml、無香料で場所を選びません。

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消防ユニフォーム ヘルメット専用 消臭・抗菌スプレー
消防ユニフォームのヘルメット専用消臭・抗菌スプレーです。消防士や作業員など、過酷な現場でヘルメットを使用するユーザーのために開発された仕事用専用のスプレーです。最大の特長は、速乾性・消臭・抗菌のトリプル効果に優れている点です。液体イオン交換体と抗菌剤を主成分とし、汗や湿気によるヘルメット内部の悪臭や雑菌の繁殖を効果的に防ぎます。高圧ガス不使用で保管場所を選ばず、液だれしにくいボトルを採用しているため、現場での使用にも適しています。
また、無香料かつ界面活性剤不使用(POM部材に影響しにくい)となっており、デリケートなヘルメット内装材への影響に配慮されているのも選ぶべき理由です。内容量は300mlです。

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モチュール M2 ヘルメット・インテリア・クリーン
モチュール(MOTUL)のヘルメット内装用洗浄剤です。M2 ヘルメット・インテリア・クリーンは、オイルケミカルの世界的ブランドであるモチュールが、バイクライフの快適性に焦点を当てたMC CARE™シリーズとして展開しています。この製品は、特殊な製法によりヘルメット内部にこもりがちな不快な臭いを素早く中和し、同時に殺菌効果をもたらすことが最大の特徴です。汗や湿気で不潔になりやすい内装を簡単かつ効果的にクリーンな状態に保ちます。
さらに、皮膚科医師によるテストで肌への影響が無いことが確認されており、肌が敏感な方や、あらゆるタイプのヘルメットに対して安全に使用できる点が大きな魅力です。容量は250mlとなっています。

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クエコ クールデオヘルメット 300ml
クエコ(QUECO)のヘルメット消臭スプレーです。クールデオヘルメットは、ヘルメット内部の消臭・除菌・抗菌を目的としたケア用品です。この製品の大きな特徴は、クールミスト成分を配合している点で、スプレーすることでヘルメット内にひんやりとした清涼感を与え、ライディング後のリフレッシュをサポートします。
高い消臭・除菌・抗菌・防臭効果を持ちながら、無香料かつアルコールフリーの日本製であるため、肌への優しさやデリケートなヘルメット内装への影響に配慮して設計されています。バイク用ヘルメットだけでなく、スポーツ用や自転車用、さらにはマスクにも使用可能で、汗や雑菌による不快な臭いを効果的に除去し、快適性を維持します。内容量は300mlです。

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デイトナ ヘルメット消臭機 RE:MET ブラック
デイトナ(Daytona)のヘルメット消臭機です。「RE:MET(リメット)」は、プラズマイオンと大風量ファンにより、ヘルメットやグローブをスピーディーに消臭・乾燥させるヘルメット用メンテナンス機器です。村田製作所の「イオニシモ」ユニットを採用しており、プラズマ放電でイオンとラジカル活性種を放出し、カビ菌やアレル物質を酸化分解する効果が期待できます。
風量は弱・中・強の3段階で調整可能。電源はUSB DC5V(2A以上のアダプターが必要)で稼働するため、モバイルバッテリーでも使用でき、ガレージや出先での使用にも便利です。また、本体足部に収納された付属のグローブホルダーを使えば、グローブの消臭・乾燥にも利用可能。1時間・3時間・6時間の切タイマー機能も付いています。

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カエディア ドクターヘルメット ヘルメットドライヤー DH-H1
カエディア(Kaedear)のヘルメットドライヤーです。ドクターヘルメット DH-H1は、ヘルメット内部を清潔かつ快適に保つための多機能ケアアイテムです。最大の特徴は、UVC短波紫外線とオゾンO₃を組み合わせたW除菌機能を搭載している点です。これにより、汗による雑菌やニオイの元を徹底的に除去し、いつでも清潔なヘルメット環境を実現します。
また、温風と冷風に対応した9種類の乾燥&除菌モードを備え、温風はNTC温度センサーで最大55℃に制御されるため、ヘルメットの素材を傷めることなく、素早く効率的な乾燥が可能です。本体には小物用のUV除菌ボックスも搭載されており、日々のライディングを快適にするための総合的なケアを提供します。

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ジェスマイク ヘルメット 消臭乾燥機 A2S
ジェスマイク(JESIMAIK)のヘルメット消臭乾燥機です。A2Sは、ヘルメットケアをより快適にするために開発された高性能モデルです。最大の特徴は、紫外線殺菌技術とマイナスイオン発生器を組み合わせた99.9%の除菌・消臭効果です。オゾン不使用で人体への影響を抑えつつ、微生物のDNA構造を破壊し、同時にマイナスイオンで微粒子や雑菌を吸着・沈降させ空気を浄化します。
さらに、熱風(温風)と涼風(冷風)のモード切替が可能で、最短15分でヘルメットを乾燥。1/2/3時間のタイマー機能とスマート温度制御により安全に使用でき、フルフェイスからハーフまで幅広いヘルメットに対応します。

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ヘルメットを清潔に保つためのTIPS
ヘルメットの消臭は、単に消臭剤を使うだけでなく、日々のちょっとした心がけと正しい手入れによって、その効果を最大限に高め、ヘルメットを長く快適に使い続けることができます。

ヘルメットを清潔に保つためのTIPS
定期的な手入れの重要性
ヘルメット内部は、ライディング中に流れ落ちる汗、頭皮からの皮脂、そして外部からのホコリなどが混じり合い、非常に汚れやすい場所です。これらの汚れは、雑菌の温床となり、やがて不快な臭いの原因となります。そのため、臭いが気になってから対策をするのではなく、定期的な手入れを習慣化することが何よりも重要です。
理想は、使用するたびに簡単なスプレーで消臭し、週に一度は内装を拭き上げ、月に一度は内装を丸洗い(可能な場合)といったルーティンを確立することです。これにより、臭いの発生を未然に防ぎ、常に清潔で快適な状態を保つことができます。
内装の洗い方と注意点
多くのヘルメットでは、チンストラップカバーやチークパッド、センターパッドなどが取り外して洗えるようになっています。取り外し可能な内装は、ヘルメットを清潔に保つ上で非常に有効な手段です。
洗う際は、まず各パーツをヘルメットから慎重に取り外します。次に、ぬるま湯にヘルメット専用の中性洗剤を溶かし、優しく手洗いするのが基本です。汚れがひどい部分は軽く揉み洗いしますが、ゴシゴシ擦りすぎると素材を傷める可能性があるので注意が必要です。洗濯後は、タオルで水気をよく吸い取り、直射日光の当たらない風通しの良い場所で陰干しして完全に乾燥させます。生乾きはカビや臭いの原因となるため、完全に乾くまで焦らず待ちましょう。
ヘルメットの取扱説明書には、内装の取り外し方や洗濯方法に関する詳細が記載されていますので、必ず確認してから行ってください。
【監修者の一言】
内装を洗うときは、必ず完全に乾燥させることが大切です。完全に乾燥されていない状態でヘルメットに戻すと、ヘルメット内部の湿度が高くなってカビやニオイの原因となってしまいます。また、肌に触れた状態となることから、雑菌が繁殖しやすくなってしまう可能性もゼロではありません。
可能であれば、ヘルメット専用乾燥機を使用したり、直射日光が当たらないところで完全に乾燥させたりしましょう。
日常の保管方法と汗をかいた後の対応
ヘルメットの保管方法も、臭い対策には非常に重要です。使用後は、すぐにヘルメットバッグにしまうのではなく、必ず風通しの良い場所で内部を乾燥させてから保管しましょう。ヘルメットスタンドを使用したり、逆さまにして吊るしたりすることで、内部に湿気がこもるのを防げます。梅雨時期や夏場など、特に湿気が多い時期は、乾燥剤をヘルメット内部に入れておくのも効果的です。
また、汗をかいた後は、すぐにヘルメット消臭スプレーを内部に吹きかけたり、ウェットティッシュなどで軽く拭き取ったりするだけでも、臭いの発生を大幅に抑えることができます。これらの日常的な小さなケアが、長期的な快適性へと繋がります。
【監修者の一言】
日頃からヘルメット専用乾燥機を使用するのもおすすめです。乾燥された状態を維持しやすくなるので、清潔に保つことができます。
まとめ:清潔なヘルメットで、最高のライディング体験を
ヘルメットの消臭は、単なる衛生問題ではありません。それは、あなたのバイクライフをより安全に、より快適に、そしてより楽しくするための重要な要素です。汗や皮脂、雑菌が引き起こす不快な臭いから解放されることで、ライディングへの集中力が高まり、バイクとの一体感を存分に味わうことができるでしょう。
この記事で解説した、消臭剤の種類と選び方のポイント、そして日々の手入れのTIPSを参考に、あなたのヘルメットを常に最高の状態に保ってください。適切な消臭対策は、ヘルメットの寿命を延ばし、新品同様の快適さを長く維持することにも繋がります。
常に清潔でフレッシュなヘルメットを被り、雨の日も晴れの日も、最高の気分でバイクライフを謳歌しましょう。


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