日本中をバイクで旅したオートバイ女子部のRurikoさんが、各都道府県でこれまで訪れたおすすめスポットを紹介するこの企画。今回は北海道・道東エリアにフォーカスしてお届けします。
談:Ruriko/写真:Ruriko/まとめ:大冨 涼
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画像1: 北海道・道東エリアのおすすめツーリングスポット10選|日本有数の活火山や“天に続く道”を紹介&鮮やかな摩周ブルーのソフトクリームも実食必須!【Rurikoの長旅ガイド】

オートバイ女子部 Ruriko

バイク系YouTuberとして活躍しつつ、webオートバイスタッフとして裏方や動画制作も担当。愛車はスズキ・ハヤブサとトライアンフ・デイトナ675。

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博物館網走監獄/北海道網走市

北海道網走市、天都山に広がる博物館 網走監獄は、明治時代に受刑者たちが実際に使用した旧網走刑務所の建物を保存・公開する野外歴史博物館です。北海道開拓に果たした役割と監獄の歴史をリアルな展示で紹介しています。

東京ドーム約3.5個分という広大な敷地には、国の重要文化財や登録有形文化財に指定された歴史的建造物が多数点在しており、当時の監獄の様子を再現した展示や、監獄食の体験なども可能。日本の近代史の一端を感じられる場所となっています。

〈Ruriコメ〉一度は行ってみたい観光スポット。実際に使われていた監獄を見学できるので色々なことを考えながら見てまわりました。同施設の監獄食堂では監獄飯が食べられますよ!

天に続く道/北海道斜里郡

画像: 天に続く道(てんにつづくみち) 北海道斜里町峰浜

天に続く道(てんにつづくみち)

北海道斜里町峰浜

北海道斜里町に位置する天に続く道は、国道334号と国道244号を結ぶ全長約28kmの直線道路です。

知床斜里から真っすぐに伸びるこの道は高低差があるため、まるで空に向かって吸い込まれていくかのように見えることからその名が付けられました。

特に夕暮れ時は、オレンジ色に染まる空と一直線に伸びる道が織りなす景色は息をのむほど美しく、周辺に遮るものがほとんど何もないため、雄大な自然の中に溶け込む一本の道の神秘的な景色を堪能できます。

なお、春分の日と秋分の日あたりの年に2度ほど、この道の延長線上に夕陽が沈む日があるのだとか。写真好きの方はそのタイミングを狙ってこの場所を訪れるのも良いかもしれません。

〈Ruriコメ〉道東でも有名なスポット! 真っ直ぐ続く道が天に登っていくかのような坂道です。写真スポットは斜面となっていますので、無理して停車しないことをお勧めします。

さくらの滝/北海道清里町

画像: さくらの滝(さくらのたき) 北海道斜里郡清里町青葉

さくらの滝(さくらのたき)

北海道斜里郡清里町青葉

北海道清里町、斜里川沿いに位置するさくらの滝は、高さ約3.7mの滝です。滝の名前は2002年に一般公募で名付けられました。

この滝の最大の見どころはサクラマスの滝越え。6月上旬から8月上旬にかけて遡上するサクラマスが、懸命に滝を飛び越えようとジャンプする姿を間近で観察することができます。その迫力ある光景は訪れる人々を魅了しています。

夏季は多くの虫が発生するため、虫除け対策をして訪れることが推奨されています。季節限定の貴重な生命の営みを観察できる、自然豊かな清里町ならではのスポットです。

なお、現在(2025年7月29日)周辺でクマが目撃されたことから、当面の間は閉鎖されています。今後の開放状況は清里町公式サイトをご覧ください。

〈Ruriコメ〉シーズンが限られますが、オンシーズンに道東を訪れた際はぜひ見に行って欲しいです!サクラマスという魚が上流を目指して一生懸命滝を登っている姿を間近で見ることができます。思わず頑張れー!って声が出てしまいますよ。

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知床峠展望台/北海道羅臼町

画像: 知床峠展望台(しれとことうげてんぼうだい) 北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町

知床峠展望台(しれとことうげてんぼうだい)

北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町

北海道斜里町と羅臼町を結ぶ国道334号の峠・知床峠。その最高地点に位置するのが知床峠展望台で、標高738mから世界自然遺産となっている知床の大パノラマを一望できる絶景スポットとして知られています。

眼下には手つかずの原生林が広がり、晴れた日には標高1660mの雄大な羅臼岳(らうすだけ)や、羅臼の街並み、そしてはるか彼方には国後島(くなしりとう)の姿まで望めます。秋には周囲に生えるナナカマドやダケカンバの美しい紅葉も見られます。

〈Ruriコメ〉雄大な自然の中を走行できる知床峠、ヒグマが現れる可能性もあるとか……峠を登っていくとこちらの展望台に到着します。天候がコロコロ変わる場所なのでカッパを持っていた方が安心です!

開陽台/北海道中標津町

画像: 開陽台(かいようだい) 北海道標津郡中標津町俣落2256-17 展望台開館時間:4月下旬~10月末/10時~17時※16時まで 休館日:毎週木曜日

開陽台(かいようだい)

北海道標津郡中標津町俣落2256-17
展望台開館時間:4月下旬~10月末/10時~17時※16時まで
休館日:毎週木曜日

北海道中標津町にある開陽台は、標高270mの丘に立つ展望台です。

「地球が丸く見える展望台」として知られ、330度の視界で広大な牧草地や北海道遺産の格子状防風林、はるか地平線を見渡せます。晴れた日には野付半島や知床連山、国後島も望むことができます。

ライダーの聖地とも呼ばれる場所で、展望台へと続く「ミルクロード」は人気のツーリングルート。夜には満天の星が輝き、条件が合えば地平線から昇る「四角い太陽」が見られることも。

壮大な景色と自然の営みを肌で感じられる、北海道を代表する展望地のひとつです。

〈Ruriコメ〉360°景色を楽しめる展望台がある開陽台、ライダーも多く集まる場所です。展望台にあるカフェではちみつソフトを食べるのもオススメですよ!

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野付半島/北海道別海町

北海道別海町に位置する野付半島は、知床半島と根室半島の間に、細長く伸びる日本最大の砂嘴(さし)です。砂嘴とは、流れ着いた砂が堆積して形成されるクチバシ型の地形のこと。

長さ約26kmにも及ぶ特異な地形は、潮水の浸食で立ち枯れたトドマツが並ぶ「トドワラ」など、この地独特の景観を楽しめます。

多様な動植物が生息し、夏には原生花園に野花が咲き乱れ、くつろぐアザラシの姿が見られることも。冬には湾が凍結し、一面真っ白な氷の平原を歩く「氷平線ウォーク」も人気。伝統的な打瀬船による北海シマエビ漁など、四季を通じて豊かな自然と文化を感じられます。

〈Ruriコメ〉日本最大の砂嘴、どこか儚い雰囲気で、いつか無くなってしまうかもしれない場所でもあるそう。特別何かがある訳ではないですが、一度は行ってみて欲しい場所です。

納沙布岬/北海道根室市

画像: 納沙布岬(のさっぷみさき) 北海道根室市納沙布

納沙布岬(のさっぷみさき)

北海道根室市納沙布

北海道本土最東端に位置する納沙布岬は、日本で一番早く朝日を拝める場所として知られる景勝地。

岬の先端には北海道内最古の洋式灯台が立ち、眼前には北方領土の貝殻島灯台をはじめ、国後島などを望むことができます。

周辺は望郷の岬公園として整備され、北方領土の歴史や生活に関する資料を展示する「北方館」や、平和への願いを込めたモニュメントが設置。食事処やお土産屋さんなども営業しています。

広大な海と空が織りなす壮大なパノラマも相まって、フォトスポットにぴったりの場所となっています。

〈Ruriコメ〉端っこ好きライダーはきっと訪れる場所、納沙布岬!北海道の4極の中で一番こじんまりしてます(笑)

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コープはまなか(JA浜中町)/北海道浜中町

画像: コープはまなか(JA浜中町) 北海道厚岸郡浜中町茶内栄65 営業時間:平日/9時30分~18時、土/9時30分~15時、日祝/10時~15時

コープはまなか(JA浜中町)

北海道厚岸郡浜中町茶内栄65
営業時間:平日/9時30分~18時、土/9時30分~15時、日祝/10時~15時

北海道厚岸郡浜中町にあるコープはまなかは、地元の生活を支えるスーパーマーケットです。

ここで有名なのが、ハーゲンダッツの原料にも使用される「タカナシ4.0牛乳」を惜しみなく使った濃厚なソフトクリーム。

東北海道でも有数の濃厚さと評されるこのソフトクリームは、生クリームのような豊かなコクと風味が特徴。舌触りにも個性があり、一度味わうと忘れられないと評判です。

地元住民だけでなく、この特別なソフトクリームを目当てに訪れる旅行者も多い、浜中町を代表する味覚の一つとして知られています。

〈Ruriコメ〉あのハーゲンダッツと同じミルクを使われているというソフトクリームがいただける場所!お近くを通った際は行ってみる価値あり!

アトサヌプリ/北海道弟子屈町

北海道・弟子屈町にある活火山「硫黄山」は、アイヌ語でアトサヌプリ(=裸の山)と呼ばれ、今もなお白い噴煙を上げる力強い火山活動を続けています。

山肌は硫黄で黄色く染まり、岩肌の荒々しさと独特の硫黄の香りが印象的。噴気孔から立ち上る蒸気を間近で体感できる、貴重なスポットです。

春の新緑、夏の深い緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季ごとに異なる美しい表情を見せてくれます。阿寒摩周国立公園内に位置し、近隣には摩周湖や川湯温泉といった人気スポットも。トレッキングツアーなども開催されています。

北海道の雄大な自然と火山の迫力を体感できる、まさに“地球を感じる場所”です。

〈Ruriコメ〉周辺を走るだけで硫黄の匂いがしてきます。駐車場は有料ですが目の前に大きな硫黄山が! 煙がモクモク上がっているすぐ近くまで歩いて行くことができます。ちなみに営業時間をすぎても駐車場には停められるみたいですよ。

画像5: 北海道・道東エリアのおすすめツーリングスポット10選|日本有数の活火山や“天に続く道”を紹介&鮮やかな摩周ブルーのソフトクリームも実食必須!【Rurikoの長旅ガイド】

摩周湖第1展望台/北海道弟子屈町

画像: 摩周湖第1展望台(ましゅうこだいいちてんぼうだい) 北海道川上郡弟子屈町弟子屈原野 摩周湖神威テラスの営業時間:8時30分~17時

摩周湖第1展望台(ましゅうこだいいちてんぼうだい)

北海道川上郡弟子屈町弟子屈原野
摩周湖神威テラスの営業時間:8時30分~17時

北海道弟子屈町にある摩周湖第一展望台は、アイヌ語で「カムイトー(神の湖)」と呼ばれる摩周湖を一望できる展望スポットです。世界有数の透明度を誇り、空を映し出すその深い青は「摩周ブルー」として知られています。

湖は高いカルデラ壁に囲まれており、湖面には立ち入ることはできませんが、展望台からは中央に浮かぶカムイシュ島や、雄大な摩周岳を望むことができます。

また、年間およそ100日は霧に包まれることから、神秘的な雰囲気でも知られる湖です。晴れた日には、その美しさを余すところなく楽しむことができます。

2022年にリニューアルした「摩周湖カムイテラス」からは、夜になると満点の星空を見ることができます。ほか、手作りの甘味「いもだんご」やほんのりミントの風味を感じる水色のソフトクリーム「摩周ブルー」など、オリジナルグルメも人気。美しい摩周湖の魅力を多角的に感じられる場所となっています。

〈Ruriコメ〉霧の摩周湖と言われるぐらい、霧が多い湖で晴れた摩周湖を見ると「婚期が遅れる」という迷信があるとかないとか……。

画像6: 北海道・道東エリアのおすすめツーリングスポット10選|日本有数の活火山や“天に続く道”を紹介&鮮やかな摩周ブルーのソフトクリームも実食必須!【Rurikoの長旅ガイド】

おまけ:北海道・道東エリアをバイクで巡る動画はこちら

画像: 北海道のお嫁に行けない迷信なんて信じない。|suzuki hayabusa gsx1300r【モトブログ】 www.youtube.com

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画像: スローライフな道東巡り、雲海は果たして見れるのか?||suzuki hayabusa gsx1300r【モトブログ】 www.youtube.com

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