スズキのセニアカーは免許返納された方でも安心して乗れる生活の友

スズキ公式ホームページより
www.suzuki.co.jp当サイト「スズキのバイク!」では、そのサイト名の通り、基本的には“スズキのバイク”に関する情報を発信させていただいているのですが、今回はすこし毛色の違うお話を。
スズキはバイクやクルマ以外にも、船外機や電動アシスト自転車などの開発&販売も行っていることはご存知の方も多いと思いますが、主に高齢者の生活の友として愛用される「セニアカー」の製造販売を行なっていることはご存知ですか?
しかも、スズキのセニアカー製造は1985年からスタートされていて、今年で40周年を迎えるほど歴史と実績のある乗り物なんです。


バイクやクルマと同じように、いつまでも「自分で自由に移動したい」という気持ちは持ち続けていたいものですが、いずれ運転免許証を返納しなければならなくなる時期は誰にでもやってきます。
そうなると、特に公共交通機関が少ない地方にお住まいの方は、ちょっとした買い物でさえ運転免許がないと生活をするのに苦労するほどの地域もありますし、自転車や徒歩での移動も年齢と共に大変になっていくと思います。
そんな免許証を返納した高齢者や引退世代の方への贈り物として、今回はセニアカーに関する知識をちょっと深めてみましょう。

スズキ初の3輪セニアカー「セニアカー ET10型」(1985年)
スズキ初のセニアカーは、1985年に発売された3輪タイプの「ET10型」からスタートしました。
そもそも“セニアカー”とは、転倒の危険が極めて少ない3輪や4輪のタイヤが備わった小型の乗り物で、椅子やハンドル、ブレーキなどに加えて電動モーターで動くバッテリーが備わっていることで、歩行が困難な方の移動手段として誕生しました。
セニアカーは道路交通法上は「歩行者」として扱われるため、運転免許は必要ありません(※一部の交通ルールは守る必要があります)。
最高速度は時速6km程度。人がジョギングするスピードとほぼ同じくらいで、足腰の不自由な方のために安全を考慮した設計になっています。基本的には歩道や公園、施設内などを移動することが前提なので車道を走ることはできません。
また、バイクやクルマのようにナンバープレートを取得する必要がないので、自賠責保険や重量税などの維持費も不要。種類にもよりますが、前かごや後部の収納スペースがあり、徒歩や自転車などでの移動が困難な方でも近所の買い物やお出掛けが便利になる乗り物です。
40年間進化を続けてきたセニアカーの最新モデル「ET4D」

スズキ ET4D(ブリリアントホワイトパール)メーカー希望小売価格43万3000円(セニアカーには消費税がかかりません)
こちらはスズキ・セニアカーの最新モデル「ET4D」。肘掛け付きの高級ソファーのようなシートに、左右のミラー、25Lサイズの大型バスケットなどが備わっています。
他にもバックギア(リバースモード)や、傾斜道のお知らせ機能、障害物センサーを搭載するなど、40年でセニアカーも大きく進化しました。

スズキ ET4D(ペールイエロー)メーカー希望小売価格41万8000円(セニアカーには消費税がかかりません)
スズキ ET4D(ペールブルー)メーカー希望小売価格41万8000円(セニアカーには消費税がかかりません)

スズキ ET4D(メタリックレッド)メーカー希望小売価格41万8000円(セニアカーには消費税がかかりません)
バイクやクルマを選ぶときと同じように、カラーバリエーションも4種類から好きに選ぶことができます。
しかも、セニアカーは「非課税扱いの福祉用具」として認められているので、基本的に車両価格に消費税がかからず、地域や自治体によっては 購入時に補助金が出る場合があります。(※詳しくはお住まいの地域の自治体などにご確認ください)
そもそも「セニアカー」ってどうやって運転するの?

スズキ公式ホームページより
www.suzuki.co.jp最新のセニアカーのコックピットは、概ねこのようなハンドルデザインになっています。
バイクやクルマのようにメインキーを差し込んで、電源スイッチを回すと主電源が入り、メーターやヘッドライトなどが点灯。
あとはハンドル内側のアクセルレバーを押し下げると動き出し、手を放すと自動でブレーキがかかります。つまり、アクセルレバーひとつでアクセルとブレーキの両方の操作ができるわけです。
さらにはバッテリー残量を一目で確認できるメーターや、傾斜地での自動ブレーキ機能、段差でのつまずき軽減など、細やかな工夫が随所に盛り込まれているのも見逃せません。
他にも速度調整ボタンやホーン、ミラーやウインカーなども備わっているので、バイクやクルマを運転していたことがある方なら安全で楽しく運転できそうですね。

スズキ公式ホームページより
スズキは、セニアカーを「ただの移動手段」としてではなく「人生を動かす乗り物」として位置づけています。
「歩くのがつらい」「外に出たいけど不安」という高齢者の声に応える形で、移動手段の新しい選択肢として、バイク好きな私たちが“親に贈る1台”としても、十分に価値のある選択ではないでしょうか。


「自由に移動できる喜び」は年齢を重ねても変わるものではありません。スズキのセニアカーはその想いに40年間、ずっと寄り添い続けてきました。
バイクのように、セニアカーだって“相棒”になると思うんです。
自分がかつてバイクに出会って走る楽しさを知ったように、今度は親に、もう一度「自由に動ける喜び」を贈ってみるのはいかがでしょうか。
スズキ「セニアカー」のことをもっと詳しく知りたい方はこちら!
スズキセニアカー プロモーションビデオ
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