GSX-S1000で峠に来たけど……街乗りと全然違うぢゃん!!

※写真は2025カラーです
前回はGSX-S1000を街で走らせてみた感想でしたが、とにかく中低速が手厚くて、大型バイクがはじめてのわたし(大富)にだって楽々乗れちゃう。
250ccスポーツバイクなどに比べるとすごくトルクがあるので、細い道やUターンなどでは少し気をつける必要がありましたけれど、それも左程気にならないこと。
『リッターバイクでも全然、怖くなないじゃ~ん』というのが、わたしの率直な感想でした。
が、しかし、前言撤回。

こんなパワーどこにあったのよ!
そう、これが最高出力150PSを発揮するエンジン。わたしの愛車(某400ccネイキッド)の約2.7倍のパワーを保持するにも関わらず、重量は214kgと軽い。アクセルを1ミリ開けただけでこんなにブォォ! と前に進んでいっちゃうなんて……。
きっとわたしは彼のパワーの一端を体感したに過ぎませんが、さっきの街乗りで見せた表情とは打って変わって……まさにGSX、まさにストリートファイター。

とはいえ、GSX-S1000の4気筒エンジンはとてもスムーズでしたから個人的にかなり親しみやすい印象で、実はこれも好きになっちゃうポイント。ただの暴れん坊将軍ではないんです。
そしてもうひとつ、コーナーの立ち上がりでアクセルを開けたときのことです。
普段から細かいことは気にしないわたし。こんな超パワフルバイクであるにも関わらず、結構ラフにアクセルを捻ってしまったんですね。けれども意外に加速は滑らか。

ちょっと調べてみたら、これはS.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)ないしは電子制御スロットルのおかげかも? という答えにたどり着きました。
詳しい仕様はわかりませんがアクセルを開け始めた時のレスポンスは良いのに、できる限り滑らかかつ迅速に加速してゆくようコンピューター側がうまく調節してくれている模様です。
……激しいのに、やさしいところもあるのね。

下りコーナーが怖い……そんなわたしも『GSX-S1000』は見捨てない
と、ここまでは怖いけど何とか乗れてます……みたいなレポートをお届けしましたが、そんなワケない。
わたしが大嫌いな下りのコーナー。
右でも左でも、とにかく曲がった先の見えないブラインドコーナーを、このバイクで攻略するのは怖すぎる。街乗りでは優しくフォローしてくれたハズなのに、これじゃまるで別人です。

コワイ……コワイ……
スポーツバイクはアクセルを開けてなんぼ。惰性でスイィーと走るなんてもったいない。そんなのは重々承知です。バイクの方からも「こんなんでいいの?」って声が聞こえてくる気がします。
でも、このバイク、わたしじゃアクセルを開けられないんです。 本当に加速が一瞬すぎるんですよ!

ほんとにコワイ……
普段乗っているバイクが400ccということもあるのですが『アクセルを開けたら危ない』とか『恐くて開けられない」という気持ちになったのははじめて。格の違いを身体に刻みこまれました。
だめだ、さすがにもう、このままだと……。
涙がちょちょぎれそうになったその時、ふと目に入ったのはライディングモード。

3つの走行モードがある中で、ここまでなんとなくA(アクティブ)モードという、もっともスポーティな走りができるモードで走っていたのですが、ここぞとばかりにC(コンフォート)モードにしてみます。
モードセレクトの方法はとっても簡単で、左ハンドルのスイッチボックスの「MODE」を押して、上下の矢印で好きなモードに変更できます。

複雑なスイッチボックスが多い昨今のバイクと比べると、直観的に操作ができるのでとても良いのではないでしょうか。
(※ちなみにトラクションコントロールも1~5、OFFの6項目の中から設定することができ、今回は始終トラクションコントロール2で走行しております)

C(コンフォート)モードでいざ、下り!
するとどうでしょう。これは魔法か? と思うくらい何もかもが穏やかではないですか。
ああ、優しい彼が戻ってきてくれたのね……。
アクセル操作に対する加速が緩やかになったことで、怖すぎる下りコーナーも安心。アクセルだって開けられます!

もちろん中型バイクとは比べられないトルキーさやキレは顕在ですが、Aモードのレスポンスの鋭さに半泣きになっていたわたしからすると『これなら怖くない!』と思えるセッティングに変わりました。
(下に続きます)
GSX-S1000がリッターバイクたる所以を垣間見た峠戦。
それでも初心者を突き放すようなバイクではなかったことがわかり、ますます想いは募ってゆくばかり……
じゃあ本来に近いスピード域を体験できる高速道路はどうなっちゃうの~?
次回は【高速道路編】をお届けします!
To be continued……
【編集サポート:北岡博樹】









