憧れのGSX-S1000でいよいよ街乗り! する前に……
GSX-S1000にひと目惚れしてから早1週間。ついに憧れのバイクに乗る日がやってきました! はやる気持ちを抑えつつ、まずは跨って、車体を起こして……と早々に気がついたことがひとつ。
このバイク、意外にサイドスタンドから起こしやすい……?
少々話が逸れますが、わたし(大富)は大型バイクが「はじめて」と言っておきながら、実は以前に一度、排気量1000ccのスポーツバイクに跨ったことがあります。
その時のバイクの重さが215kg。重さはまあ仕方がないとして、シート高が825mmと比較的高かったこともあり、ぐいっと起こした拍子に倒してしまうのではないかな……と冷や冷やした覚えがあります。

※写真は2025カラーです
話を戻しますがGSX-S1000の車両重量は214kg。あの時のバイクと同じくらいで、まあまあな重さですから車体を起こす時は正直ちょっとドキドキしていました。
けれども今回、跨ったその瞬間からなぜか安心。見た目通り重量感はありますけれど、案外ヒョイっと、普通に起こすことができました。
これはなぜか。
ずばり、わりとしっかりつま先が地面につくからなんですよね。

わたしは身長165cmで、着用しているライディングシューズは厚底でも何でもない、ごく普通のスニーカータイプです。
それでも両足を真っ直ぐ下ろすと、写真のように両足の親指の付け根までがペタリ。わたしにとっては充分すぎる安心感で、踏ん張って車体を前後に動かすこともできちゃいます。
片足をステップに載せた状態では降ろしている足のかかとが少し浮く程度ですから、車体を支えるには十分な足つき性です。

GSX-S1000のシート高は810mm。リッタークラスのスポーツモデルとしては、なかなか足つき性も考慮された高さに設定されていますし、加えてシート脇の絞りも良好です。
サイドカバーも張り出しが少なく、スパッと足が降ろせるのでとても安心できます。

ほんのちょっとのことですけれど、これは「大型バイク初心者」にとって、ものすごく嬉しいポイント。
ちょっと出発前の段階でお喋りが過ぎました……それでは早速、街乗りを体感してみたいと思います。
予想は大ハズレ⁉ 街乗りがしやすいなんて聞いてなかった……
排気量1000ccのスポーツバイクに手が出ない理由のひとつとして「街乗りでの扱いにくさ」を挙げるひとは少なくはないでしょう。
“高回転域を得意とするエンジンは、そのぶん低速でのトルクが薄く、街乗りの速度では逆にギクシャク感が出て扱いにくい”ということは、普段400ccしか乗らないわたしの耳にも入ってくるお話。
絶対GSX-S1000もそうじゃ~ん(←それでも良いケドね)とか思っていた矢先のこと……
走り出してすぐ、大体100mくらいで気づいてしまいました。

この子、すっごく乗りやすいのでは……

いやそんなハズはないでしょう。だってこの見た目、このボディ、排気量、ストリートファイター、それにGSXシリーズの一員ですよ?
おかしい。これじゃまるで、「街乗りでも俺に頼ってくれよ」って言っているようなものじゃないですか。
わたしがアクセルを開けるのをひよっているから? 違うんです。なんかこう、すっごく出だしがマイルドなんです。これはパワーの出力特性がそういった仕様に調整されているからだとは思いますけれど、とにかく優しくて。

アクセルを開けたときにボンッ! と飛び出そうとするのを、色々な電子制御システムがうまくやってくれているのでしょう。とてもありがたいです。
ちなみにGSX-S1000にはA・B・Cの3つの走行モードがついており、この時点ではそういったことすらよくわかっておらずAモード(一番スロットルレスポンスが激しいモード)を使用。

しばらく乗り慣れて、走行モードを変更してゆくと街乗りはBモードが一番しっくりくるな、ということがよくわかりました。
3つのモードを比べるとAモードではアクセルを開けたとき反応が鋭くて、B・Cのモードで同じ操作をした時よりも加速が速いんです。ですから一定の低い速度で、前のクルマに追従して走る街乗りにおいては、アクセルを開けたときの反応が鋭すぎない、真ん中のBモードが快適でした。

そうは言っても、1000ccのストリートファイターをものすごくヤバい乗り物だと思っていたので、高速道路に到着するまでの街乗りでは「Aモードでさえなんか優しい」「これなら乗れそう」なんて思った次第。
そうなると、なんかちょっと物足りないような……?

ええ、もちろん「強面マッチョが案外やさしい人柄だったとき」みたいな心象なので、そういうのもそこそこ好きではありますよ。けれども、うん。やっぱりなんだかちょっと物足りない。
見た目とのギャップはもちろん大切ですが、中身(走行性能)の方だってギャップがほしくないですか? だってリッタースポーツですもの。
(下に続きます)
というわけで街を抜け、峠道へ。
そこでわたしは150馬力のとんでもパワーを身体に刻み込まれるのです……。
次回は【ワインディング編】をお送りします!
To be continued……
【編集サポート:北岡博樹】
▶▶▶NEXT:優しかった彼はどこへ……
続きは明日、公開予定です!
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