出会いは会社ガレージの前でした。
はじめまして、webオートバイ編集部の大冨です。普段は排気量400cc・4気筒のネイキッドバイクに乗っていて、通勤やお出かけ・ツーリングはいつだってその子と一緒。
「いまもこれからも、愛車はこの子だけでいいのよ」と、そんなふうに思っていたのですが……
ある日のこと。
会社のイシッチ(石神)先輩が“とあるバイク”で会社に登場。後に伺ったところ、どうやらその車両は、『スズキのバイク!』の撮影のためにお借りしてきたモノだったそうです。

※写真の車両は2024カラー
ひと目惚れをすると「時が止まる」とか、「吸い込まれるような感覚」とか聞いたことがありますが、わたしはめっぽう後者のほう。
GSX-S1000を間近で見た瞬間、そのがっしりとしたフロント周りに目が釘付け。愛車とはちがうトレーニング後のマッチョのような頼りがいのあるフォルムに、乙女心がくすぐられました。
先輩が「お疲れさま~、あれ? どうした、どうした!?」とか言っていましたが、それどころじゃないので一旦聞こえないフリ。とにかく色々なところをじわーっと眺めては「うわぁ」、覗いては「おぉ」と声をあげておりました。
『GSX-S1000って、こんなにカッコよかったでしたっけ……』

鍛え抜かれたマッシブ・ボディがたまらんのです
わたしにとって「GSX」といえばフルカウルのイメージが強く、ツーリングスポットなどで時折見かけるのは「GSX-R」シリーズが多い印象です。
聞くところによると日本国内ではGSX-S1000のようなストリートファイターよりもフルカウルスポーツ需要の方が高い、という事情があるようなのですが……

いやいや、ストファイが一番カッコいいでしょう。
むき出しのエンジン、高めの位置にセッティングされたハンドル、真横から見たときの美しい台形ボディ。おめかし用のカウルなどはすべて脱ぎ捨てたうえで、これでもかと見せつけてくるのはムッチリ詰まったパワーユニット。
「裸一貫で戦えるぜ、俺は」と豪語しているようにしか思えないその姿はまさに「漢」です。

とくにGSX-S1000の場合は、ヘッドライトのカバーからタンクにかけて走るエッジの効いた“ナナメのライン”が秀逸。実際に見ると、メーカーの公式サイトに乗っている製品写真の何百、いや、何千倍も美しいのです‼
と、そんな外観的な部分だけ見ても魅力たっぷりのこのバイク。
エンジンはGSX-R1000と同じ排気量998ccの水冷直列4気筒。ストリート向けのセッティングに変更されているとはいえ、パワーはしっかりリッタークラスのスポーツバイクです。

ですから、パンチの効いたバイクが好きな大型二輪免許保持者たちの間では、ロードを駆けるトップ・オブ・ザ・トップのモデルとして、この子も選択肢のひとつに入りそうなものなのですが。
やっぱり熟練のライダーからみても「手に負えないな」と身震いさせるような、とてつもない性能を持っているのでしょうか……?
大型バイクは多分“見栄”! でも乗りたい気持ちにウソはつけません‼
と、お話はガレージ前に戻ります。
GSX-S1000に出会ってから5分。大型バイク(しかもリッタークラス)はきっと、わたしには扱えないんだと思いますし、通勤にも向かないハズ。けれども、もう無理なんです。ものすごく好みなんです。

正直なところ、リッターのバイクをぐいぐい走らせて、かっこをつけてみたいな、とか思っていたこともあり、外観がここまで好みに刺さると、心配とか使い勝手とかどうでも良いです。
ただの“見栄”だとしても、GSX-S1000に乗ってみたい!
「お疲れ様です、かっこいいですね! ちょっとだけ、跨ってみても良いですか?」
ということで、うろたえている先輩にお願い。



うはぁ、やっぱりステキ!!!

やさしい先輩もそばで見守ってくれています。

『ネコは撫でたら最後』というのと同じでバイクも跨ったら最後。やっぱり乗りたい欲が掻き立てられてしまうもの……。
しかし先輩に相談したところ、やはり試乗するためには先輩の上司であり、『スズキのバイク!』の総監督・北岡さんにお願いすべきだ、と助言をいただきました。
というわけで、北岡さんが撮影のために出社するタイミングにあわせ(だいたい鶏が鳴く頃)、直談判して参りました。

「北岡さん、GSX-S1000に乗らせてください!」(大冨)
「うむ、キミにはまだ早い!」(北岡)

/ いや、ダメだ!\
\そこを何とか……お願いします!/

「北岡さん……」


「「「おねがいします」」」
(下に続きます)
というわけで、無事にGSX-S1000に乗るチャンスをつかみ取ったわたし。いよいよ憧れのGSX-S1000に試乗させていただきます。
正直、乗りにくくて良いのです。リッターバイクに求めるのは圧倒的な“強者感”ですから。
わたしじゃとても扱えない、という
圧倒的敗北感を味わいたい……!

いちライダーとしてのドM心を胸に秘めつつ、まずは街乗りを体験。平日早朝、人通りの多い都会へと繰り出してゆきたいと思います。
大型バイク初心者の目線から感じた素直な感想を書き記しますので、どうぞ最後までお付き合いください!
To be continued......
【編集サポート:北岡博樹】








