談:Ruriko/まとめ:大冨 涼
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オートバイ女子部 Ruriko
バイク系YouTuberとして活躍しつつ、webオートバイスタッフとして裏方や動画制作も担当。愛車はスズキ・ハヤブサとトライアンフ・デイトナ675。
ちなみにかき氷はメロン味派です。
佐渡島への行き方
Ruriko 佐渡島へ行くためには、佐渡汽船のカーフェリーを利用する必要があります。新潟〜両津、直江津〜小木の2つの航路があり、私は新潟始発(6時)、両津を19時30分に出港する便で丸一日楽しみました。
これから紹介する佐渡島はかなり広い島で、観光スポットもとっても多いんです。時間に余裕があれば、日帰りではなく、一泊以上滞在して楽しむのがおすすめですよ。
大佐渡スカイライン/佐渡市中興~下相川

大佐渡スカイライン(おおさどスカイライン)
新潟県佐渡市中興~下相川
佐渡島西部に位置する相川と、中心部に近い金井を結ぶ展望道路で、その全長は約30kmにも及びます。最高到達点の標高は900mを超え、道中では麓に広がる真野湾や両津湾、国中平野、小佐渡山脈など、壮大な景色を横目にツーリングを楽しめます。
標高約850m地点にある「交流センター 白雲台」は、休憩がてら立ち寄ってほしいポイント。展望デッキからは島が一望でき、のびのびとした気持ちになれます。施設内では島の特産品が購入できるほか、地元産の黒豚を使ったカレーライスなどの食事もいただけるのが魅力です。
〈Ruriコメ〉佐渡島は普通の道を走っていても景観が綺麗で、路面状況も良いので楽しめますが、“スカイライン”と聞くと走りたくなるのがライダーというもの。特に何があるわけでもありませんが、佐渡島の景色を眺めながら走るのはとても気持ちがいいです。
大野亀/佐渡市願

大野亀 (おおのがめ)
新潟県佐渡市願
駐車場:あり
“佐渡の秘境”とも呼ばれているこの場所。広大な野原の先には、標高167mの一枚岩が海に向かって突き出しており、遠目には丘のように見えますが、近づくと黒々とした岩肌が現れます。
周囲には、一部地域にしか生息していないユリ科の希少な植物「トビシマカンゾウ」が群生しています。5月下旬から6月上旬にかけては辺り一面に黄色い花が咲き誇り、まるで物語の世界に迷い込んだかのような風景が広がります。
タイヤメーカーでもお馴染みのミシュランが発刊する外国人観光客向けのガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』では、2つ星の評価を受けて掲載された、自然の美を堪能できる注目のスポットです。
〈Ruriコメ〉巨大な岩山がある景勝地です。新潟と山形でしか見られないトビシマカンゾウというお花がとっても綺麗なので、花が咲く時期に佐渡島に行くのであれば、必ず訪れてほしい場所です!
史跡 佐渡金山/佐渡市下相川

史跡 佐渡金山(しせき さどきんざん)
新潟県佐渡市下相川1305
営業時間:8時~17時30分
駐車場:あり
1601年の開山以来、約400年にわたって採掘が続けられた日本最大級の金銀山・佐渡の金銀山。その採掘量は金78トン、銀2330トンとなっており、国の財源を支える重要な場所として、幕府や政府の直轄地になっていました。
現在は重要文化財として保護されると同時に観光施設としても整備されており、佐渡金銀山の歴史と小判の鋳造過程を学べる資料館や、当時の採掘現場を再現した坑道の見学ツアー、金箔貼り体験など、様々なプログラムを楽しめます。
一部コンテンツは事前予約が必要なので、あらかじめ公式サイトを確認するのがおすすめ。駐車場は広めですが、傾斜があるので停める場所や向きには注意しましょう。

採掘現場はとっても寒かったです! 人形はとってもリアルで、まるで本当に人がいるかのようでした。

採掘現場はとっても寒かったです! 人形はとってもリアルで、まるで本当に人がいるかのようでした。
〈Ruriコメ〉大きな施設で色々なことを楽しめるので、佐渡へ行ったら一度は立ち寄って欲しいスポットです。金の重さを体感するためのコーナーでは、実際に触ることができる大きな金塊があるので、ぜひみなさん、持てるかどうかチャレンジして欲しいです……!(私は持てませんでした。)
トキの森公園/佐渡市新穂長畝

トキの森公園(トキのもりこうえん)
新潟県佐渡市新穂長畝383-2
営業時間:8時30分~17時
駐車場:あり
トキに関する施設が集まる、緑が美しい学びと癒しのスポット。トキの保護活動や野生復帰の取り組み、佐渡の生態系などについて詳しく知ることができる資料展示館や、保護されているトキを至近距離で観察できる「トキふれあいプラザ」などが設置されています。
広々とした園内では散策も楽しめ、タイミングが良ければマスコットキャラクターの「サドッキー」と、写真撮影ができるかも。
「トキのもり売店」では、地元産の枝豆を使用した「枝豆ソフト」をはじめ、名産品を使った様々なフレーバーのソフトクリームが人気です。
〈Ruriコメ〉佐渡島といったらトキです! 一度はこの目で見てみたかったので、トキの保護活動が行われているこちらに行ってみました。望遠鏡を覗いて観察して、はじめて本物のトキを見られたときは、とても感動しました。
たらい舟・力屋観光汽船/佐渡市小木町

たらい舟・力屋観光汽船(たらいぶね・りきやかんこうきせん)
新潟県佐渡市小木町1935
営業時間:8時30分~16時50分
駐車場:あり
佐渡名物の「たらい舟」を体験できるスポットです。たらい舟とは、江戸時代後期に考案されたもので、杉や竹などで作られた洗濯桶を改良して作られ、当時は磯ねぎ漁や海藻採取のために使われていました。
現在は観光客向けに、ひと回り大きなたらい舟が用意されており、穏やかな小木港の海を熟練の女性船頭さんの器用な櫂捌きによってゆったり進みます。また、佐渡版・“青の洞窟”と呼ばれる琴浦洞窟も近くにあるので、モーターボートでの洞窟巡りも人気を集めています。
乗り場には大きな駐車場や売店もあるので、休憩したい方も、アクティビティを楽しみたい方にもぴったりの場所です。
〈Ruriコメ〉ザ・たらい舟! みたいな格好のお姉さんが漕いでくれます! 波が穏やかなので不安定さはなく、とってもまったりした気分になりました。途中、櫂をもって舟を漕ぐ体験をさせてもらいましたが、全く前に進まないんです……お姉さんスゴい!
宿根木/佐渡市宿根木

宿根木(しゅくねぎ)
新潟県佐渡市宿根木
江戸時代から明治時代にかけて、北前船の寄港地として栄えた集落です。かつて船大工たちが暮らしていた街並みが当時のまま残されており、細く入り組んだ路地には板壁の民家が100棟以上立ち並びます。
この場所は国の重要伝統的建造物群保護地区に指定されており、まるで時が止まったかのような趣深い景観が広がります。町には宿屋や食事処もあるので、一泊二日の旅ならここに宿泊するのもおすすめ。自然と歴史、文化を肌で感じられるスポットといえるでしょう。

細い路地を抜けた先には美しい海が見えます。
〈Ruriコメ〉タイムスリップしたかのような古い町並みが残っている場所です。どこで写真を撮っても、素敵な写真が撮れました。レトロな場所が好きな方にはぜひ一度行ってほしいところです。
宿根木 はんぎり(たらい舟のりば)/佐渡市宿根木

宿根木 はんぎり(しゅくねぎ はんぎり)
新潟県佐渡市宿根木393
営業時間:9時~18時
駐車場:あり
先に紹介した宿根木でも、名物のたらい舟に乗ることができます。乗り場の名前にある「はんぎり」とは、たらい舟を指す言葉で、桶を半分に切って作られること(半切り)から、このように呼ばれています。
この地域は海岸の地形が複雑なため、小回りが利くたらい舟は今もなお、アワビや海藻の漁のために使われているそうです。
乗船中は、海底火山の噴火によって生まれた黒くゴツゴツとした岩や、透き通った海の中に広がる不思議な地形、生き物たちの姿を見ることができます。小木町のたらい舟とはまた異なった景観を堪能できるので、乗り比べてみるのもおすすめです。
〈Ruriコメ〉宿根木という観光スポットにある、たらい舟。こちらは予算によってコースを選ぶことができ、湾の外まで出ることもできます。入り組んだ岩場の近くまでぐいぐい進んでいってくれ、海底を覗くと魚も見られたのでとても楽しかったです!
御食事処 夫婦岩(佐渡めおと岩観光)/佐渡市高瀬

御食事処 夫婦岩(おしょくじどころ めおといわ)
新潟県佐渡市高瀬1267-5
営業時間:8時~17時
駐車場:あり
佐渡七浦海岸のシンボルとも言われる「夫婦岩」。縁結びのご利益があるとされる人気スポットとなっており、周囲の岩礁と打ち寄せる波とが織り成すダイナミックな景観は自然の造形美そのものです。
この岩場の向かい側にはドライブインがあり、レストランでは佐渡の食材をふんだんに使ったお料理をいただくことができます。新鮮な海鮮料理はもちろん、鍋料理や海藻そば、かつ丼などの定番メニューも充実しており、特に名物の「ブリかつ丼」(税込1700円)は、一度は味わってほしい逸品です。
広々としたアスファルトの駐車場も完備されており、車やバイクでの立ち寄りにもぴったり。絶景とご当地グルメを同時に楽しめるスポットです。
〈Ruriコメ〉佐渡名物のブリカツ丼を食べたくて立ち寄ったお店。夫婦岩を眺めながら食事ができますし、ジュワッとジューシーなブリカツがとにかく美味しかった! (ただしボリューミーなので、食べきれるか不安な方はハーフがおすすめ‼)
maSanicoffee(マサニコーヒー)/佐渡市両津湊

maSanicoffee(マサニコーヒー)
新潟県佐渡市両津湊353-1 両津南埠頭ビル 1階
営業時間:6時30分~19時15分
駐車場:あり
佐渡汽船の港に隣接するこちらのカフェ、コーヒーや各種ドリンクはもちろん、地元食材を使ったお弁当や期間限定スイーツも販売されています。
ここでしか食べられない人気メニューの「小判バーガー」(単品:税込650円)は、その名の通り、小判を模した焼き印入りのバンズにジューシーなパティがぎゅぎゅっと挟み込まれた一品。佐渡産の塩や味噌を使った特製ソースで仕上げられた風味豊かなハンバーガーは、見た目もユニークですから写真映えも狙えます。
早朝から営業しているため、フェリーの出発前や到着後のひとときを、のんびりと過ごすのにもおすすめ。佐渡のベーカリーでつくられたパン・ケーキや、お土産が販売されているのも嬉しいポイントです。
〈Ruriコメ〉小判バーガーって、なにそれ、面白い! と思って注文しました。バンズはふわふわで、お肉はとってもジュージー……すごく美味しかったです‼ 両津港内にあるので、フェリーの時間調整で立ち寄るのもおすすめです。
おまけ:本記事で紹介したスポットを巡る旅動画はこちら!
【ソロ旅】佐渡島に上陸したぞ!!1日じゃ足りない。 #4|suzuki hayabusa gsx1300r【モトブログ】
www.youtube.com談:Ruriko/まとめ:大冨 涼