2025年4月22日、アントレックスは電動トゥクトゥク「FAVICLE(ファビクル)」を発売した。クルマの快適さ、バイクのような小回りの良さ、電動ならではの経済性を兼ね備えた小型EVで、64万9000円(鉛電池仕様)、85万円(リチウムイオン電池仕様)で販売される。
※この記事はウェブサイト「スマートモビリティJP」で2025年4月24日に公開されたものを一部編集し転載しています。

クルマとバイクの中間「側車付軽二輪」に分類されるミニEV

「FAVICLE(ファビクル)」は、トゥクトゥクみたいな見た目をした3輪EV。普通自動車免許で乗れる「側車付軽二輪」で、交通ルールはクルマ、維持費は250ccのバイクとほぼ同じというユニークなモビリティだ。

画像: 3人乗り、3輪のEVというユニークな1台だ。

3人乗り、3輪のEVというユニークな1台だ。

運転席は前後スライドとリクライニングに対応しており、リアシートは固定式で2名が乗車可能なタイプ。ヒーターや送風モード、シートベルトや室内灯、さらにバックカメラも標準装備しているため、クルマとして基本的な利便性は確保されている。

一方で、車検や車庫証明が不要という軽二輪のバイクとしての側面も持ち合わせている。

運転操作については、バイクと同じバーハンドルを採用しているものの、クルマと同様に旋回時には車体が傾かないため、独特の操縦感覚を味わうことができる。

画像: バーハンドルなので、バイク感覚で乗ることができる。

バーハンドルなので、バイク感覚で乗ることができる。

また、側車付軽二輪には、サイドドアをつけてはならないというルールがあるが、別売りでレインカバーも用意されているので、雨風が心配な人でも安心して利用できるのも嬉しいポイントだ。

EVで重要な航続距離は、鉛電池モデルで80km、リチウムイオン電池モデルで110kmと一般道専用のモビリティとして十分なスペックを備えている。

充電ポートは車体後部に設けられており、家庭用の100Vコンセントから6〜8時間で充電完了する。ただし、取り外し充電には非対応であるため、駐車スペースに電源を引き込める環境は必須だ。

画像: 別売りのレインカバーを装着すると、雨風をしのげるようになる。

別売りのレインカバーを装着すると、雨風をしのげるようになる。

車両価格は、鉛電池仕様で64万9000円、リチウムイオン電池仕様で85万円。オプションのレインカバーは3万3000円で販売される。

入荷は2025年7月予定で、商品の入荷次第、試乗も実施するという。興味がある方は問い合わせて確認してみると良いだろう。

【主要諸元 FAVICLE(ファビクル)】

全長×全幅×全高2310×1100×1540mm
車両重量270kg
最高速度50km/h
乗車定員3名
最大積載重量450kg
定格出力2kW
バッテリー総電力量6kWh
充電時間6~8時間
航続距離80km(鉛)
110km(リチウムイオン)
登坂勾配12%
タイヤサイズ前120/70-12
後125/65-12
車両価格64万9000円(鉛)
85万円(リチウムイオン)

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