今年もWebオートバイ、JP250をエコひいきします^^

極寒の鈴鹿2&4から一カ月、JSB1000クラス以外の開幕戦となるモビリティリゾートもてぎ大会です。今大会はJSB1000クラスが2レース制のため、きょう4月13日土曜日には、JSBクラスと、土曜に決勝レースが行なわれるJP250クラスの決勝レースが行なわれました。
今週末は天気予報どおり、初夏の陽気に恵まれて、最高のコンディション。陽がさして路面温度が上がり、それでも気温はほどほどしか上がらないという、タイム更新に絶好の条件! きょう土曜に行なわれた各クラスの公式予選では、Newコースレコード連発、なレースとなりました。

さて、本誌が勝手に入れ込んで早や数シーズンとなったJP250クラスですが、今シーズンは勢力図が一変。2023年のランキング上位のライダーが不在となり、一気に若返った――そんなイメージなのです。
昨シーズンの国際ライセンスクラスチャンピオン千田俊輝は、ST600クラスへステップアップ。国内ライセンスクラスチャンピオン荻原羚大はJ-GP3へ、高橋匠はヤマハbLU cLUヨーロピアンカップで海外へ、とJP250をステップボードに巣立ってくれましたね。荻原なんて、J-GP3デビューレースのこの日、コースレコードを更新してポールポジションを奪取! これはこれで、JPの理念に合っているんだと思います。

画像: 開幕戦は31台がエントリー もりあがってまいりました

開幕戦は31台がエントリー もりあがってまいりました

公式予選も土曜日。朝一番のスケジュールで行なわれた20分間のセッションでは、今シーズンからJP250クラスにフル参戦をスタートした齊藤太陽(SDG Nプランレーシング)がコースレコードでポールポジションを獲得。そうそう、モータースポーツにたくさんサポートしてくれている昭和電機株式会社は、2024年4月から、正式社名を「SDG」に変更しています。マメ知識マメ知識。
15歳の齊藤は2022年にMiniGPに参戦、それ以前は小学生の頃から全日本ライダーの下でトレーニングを積み、23年にはアジア選手権TVSワンメイクに参戦していましたね。満を持して、全日本デビュー、いきなりのポールポジションです。

画像: 齊藤太陽 デビューレースでレコード更新、ポールポジション奪取!

齊藤太陽 デビューレースでレコード更新、ポールポジション奪取!

予選2番手は飯高新悟(キジマKISSレーシング)。飯高はJP250参戦2シーズン目で、24年シーズンはJ-GP3とのダブルエントリーです。このもてぎ大会でも、JP予選→すぐJ-GP3予選と全日本のライダーでいちばん忙しいスケジュールを送ります。マシン整備や車検に走り回るキジマKISSのチームスタッフも大変そうでした。

画像: ピンクのマシンがおなじみになってきたキジマKISSレーシング 今年も引き続き飯高を起用

ピンクのマシンがおなじみになってきたキジマKISSレーシング 今年も引き続き飯高を起用

予選3番手は、昨年の最終戦MFJグランプリを勝った久川鉄平(bLU cLU Webike team NORICK)。ヤマハの若手ライダー育成プログラム「YAMAHA bLU cLUスカラシップ」は今年も継続で、登録チームのうちJP250クラス最上位のヤマハYZF-R3ライダーは「R3 bLU cLUワールドカップ」に派遣されます。ヤマハライダーは、まずここから世界を狙えるわけですね。久川ももちろん虎視眈々。

画像: 久川鉄平 bLU cLUスカラシップを手に世界進出!が目標です

久川鉄平 bLU cLUスカラシップを手に世界進出!が目標です

今シーズンの軸になる3人が飛び出す!

画像: スタート直後はこんなメンバー。ここから33齊藤、73飯高、26久川が抜け出します

スタート直後はこんなメンバー。ここから33齊藤、73飯高、26久川が抜け出します

決勝レースは土曜の最終プログラム、15時45分スタート。ポールポジションの齊藤が好スタートを見せ、久川がその後方、一瞬スタートで失速した久川も1コーナーに至るまででうまくスピードを乗せて、齊藤→飯高→久川、その後方に岡田陽大(bLU cLUアケノスピード)、小池亜久里(ランドスケープレーシング)、奥貫翔(ITOレーシングGMDスズカ)が続きます。ホールショットは齊藤が獲りました。岡田はスズカレーシングスクール卒業の16歳です。

オープニングラップでは齊藤→久川→飯高の後方に小室旭(サニーモトKTM JP250)→岡田→中沢寿寛(i-ファクトリー&Mガレージ)→及川玲(TEAM TEC2 & Mercato & YSS)が続きます。そうそう、小室は今シーズンのJP250にフル参戦の決意を固めたようですね。おかえりコムロック!

画像: TOP3は齊藤→久川→飯高の順でレース大半を消化します

TOP3は齊藤→久川→飯高の順でレース大半を消化します

そして周回を重ねるごとに、TOP3が4番手以下を引き離し始めます。齊藤がレースをリードし、久川、飯高がそこをマーク。レース中盤には齊藤のミスをついて久川、飯高が先行。久川→飯高→齊藤の順が2周ほど続くと、再び齊藤がトップに返り咲き。いよいよレースが終盤にさしかかる――そんな7周目にアクシデントがおきます。

画像: 一度は久川→飯高→齊藤の順に

一度は久川→飯高→齊藤の順に

トップを走ってレース終盤に差し掛かった齊藤が、なんと3コーナー脱出でハイサイド転倒! うまく逃れた飯高がトップを奪い、久川を従えての残り3周、といったところで、今度は5コーナーで多重クラッシュが発生。レースは赤旗中断となり、10周の2/3周回を消化していたため、このままレースは成立。最後にフィニッシュラインを通過したときには飯高→久川の順だったのですが、赤旗中断成立レースの規定でひとつ前の周に立ち戻り、久川の優勝に決定。飯高は2番手、3番手にはトップふたりから7秒離れて中沢が入賞しました。

画像: この周の3-4コーナーで33齊藤が転倒してしまいます あれ?33は太陽サンサン、の意味かな……

この周の3-4コーナーで33齊藤が転倒してしまいます あれ?33は太陽サンサン、の意味かな……

この3人が国際ライセンスクラスで、国内ライセンスクラスは齊藤が転倒したことでフィニッシュライン不通過となり着外。総合8位の小林正義がクラス優勝するんですが、小林は53歳、実はバイクブーム、レースブームの頃の強豪ライダーで、あのころの地方選手権の花形「バトラックス3耐」でNSR250Rでの優勝経験もあったはず! Webオートバイでも紹介<www.autoby.jp/_ct/17625443>したことがある2436GOバイクレンタルのレーシングチーム「チーム2436GO&ワークマンPLUS+」からの参戦でした。

昨年までとは様相が大きく違う、2024年のJP250。今大会では惜しくも転倒しちゃった齊藤、開幕戦ウィナーの久川、あすもJ-GP3クラス決勝レースがある飯高の3人を軸に回っていきそうです。

画像: 開幕戦優勝を決めた久川鉄平

開幕戦優勝を決めた久川鉄平

久川鉄平「赤旗の時に(飯高)シンゴが前だったんで、あぁぁ負けたぁ、と思ってたんですが、正式に優勝できてよかった。(齊藤)太陽君が速いのもわかっていたけど、ついて行けないほどじゃなかったし、レース距離を使ってじっくりパスしてやろうと思っていました。去年はケガでの欠場でbLU cLUスカラシップを逃しちゃったので、今年は取りこぼしなく、チャンピオンを獲ってスカラシップも勝ち取りたいです」
飯高新悟「今年はJ-GP3とのダブルエントリーで、スケジュールは忙しいけど、走って走って自分を追い込んでやろうと思います。J-GP3のNSF250RとJP250のCBR250RRの乗り換えがちょっと手こずっていますが、JP3に乗ることでJP250にいい影響が出ていると思います。あとは明日、JP3をうまく乗りこなしたいです」

画像: 自称「中年の星」小林正義 JP250はスポット参戦、でも今年も筑波にも出てくださーい!

自称「中年の星」小林正義 JP250はスポット参戦、でも今年も筑波にも出てくださーい!

写真/小縣清志 中村浩史 文責/中村浩史

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