TIGER900やSCRAMBLER1200、さらにはSCRAMBLER400Xなど新型の発表が続いているトライアンフから、今度はTIGER1200モデルチェンジの報せが届きました。
TIGER1200最大の特徴はTプレーンクランクを採用した3気筒エンジンですが、今回のモデルチェンジではそのエンジンに改良が加わりました。
低速トルクを向上させるためにクランクシャフト、オルタネーター、バランサーが変更され、よりスムーズかつ正確な低速域を手に入れました。また、クラッチも刷新されており、より快適なシフトチェンジが可能になっています。
GT ProおよびGT EXPLORERではステップの位置を引き上げることで、より深いバンク角を可能にしました。
これまではEXPLORERモデルだけに装備されていたダンパー付きハンドルバーとライザーがGT ProおよびRally Proにも標準装備され、乗り心地が向上するとともにミラーの視認性も良くなっています。また、クラッチレバーの形状も見直され、より快適性が向上しています。
シートは従来モデルに比べてフラットな設計になっており、長距離ツーリングでの疲労を軽減。
トライアンフのチーフ・プロダクト・オフィサー、スティーブ・サージェントによると「2024年のTiger 1200シリーズのアップデートは、より洗練された乗り心地を提供し、Tiger 1200の魅力を世界的に広げることになるでしょう。現行モデルはすでにこのセグメントに大きなインパクトを与え、世界中でTiger 1200の年間販売台数を2倍以上に伸ばしましたが、我々のワールドクラスのエンジニアリングチームは、すべてのモデルを改良し、強化するための新しい方法を常に模索しています。顧客からのフィードバックに耳を傾け、すでに新型Tiger900で明らかになった新たな改良点のいくつかを統合することで、今回の一連のアップデートはライディング体験の大幅な向上を実現しています」と語っています。