ユニークなリバーストライクで有名なカンナムの中でも独創的な個性を持っているのが、ライカーシリーズ。この「ラリー」はシリーズで最もスポーティな仕様を誇るグレードだ。
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

カンナム「ライカー ラリー」インプレ(宮崎敬一郎)

画像: can-am Ryker Rally 総排気量:900cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒 シート高:676mm 乾燥重量:303kg 税込価格:261万3600円

can-am Ryker Rally 

総排気量:900cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒
シート高:676mm
乾燥重量:303kg

税込価格:261万3600円

クイックな旋回が楽しい! やんちゃなキャラも魅力

以前紹介したカンナムのスパイダーRTが高級ツーリングスポーツなら、このライカーはシンプルで軽快なスポーツトライクといったところ。特徴としては、スポーツカートのようにクイックでクセの強い、独特の操縦性だ。

1330ccの3気筒エンジンを積む上級機種のF3やRTが6速のセミオートマを搭載しているのに対し、ライカーラリーは900cc・3気筒とCVTの無段階変速ミッションを採用。強減衰だが作動性のいいKYB製のスポーツショックを組み、特徴的な操縦特性をダイレクトな運動性に活かせるようにセッティングされている。

こう書くと、暴れん坊で扱いにくい操縦性のトライクといった印象になるかもしれないが、かなり乱暴なスポーツランで車体を追い込みでもしない限り、そんなことはない。身のこなしそのものはRTやF3シリーズより格段に軽快で、ダイレクトな応答をするし、とてもよく曲がる。

画像: カンナム「ライカー ラリー」インプレ(宮崎敬一郎)

KYB製のショックは大きなギャップが苦手でブレイクしやすいが、そんなギャップを避け、丁寧に操作すればなかなかのスタビリティを維持するし、ロール特性もいい。落ち着きがよく安定しているので、一定のロールまで傾くと、スロットルを大きく開けようが、下りコーナーでRがキツくなっていようが、しっかりと旋回を続けてくれる。インリフトする寸前くらいまでそんな特性で曲がってくれるから、かなりの無茶が効く。

だが、こんな状態で踏ん張っている方のタイヤがブレークすると、トラクションコントロールが急激に効いてラインが乱れたり、アンダーステアが出たりと暴れん坊になる。こういうところは、そういう乗り味と納得しつつ、ブレークしないように工夫して乗るのが一番。サスのセッティンクなどでもけっこう変わるらしいが、今回は試せなかった。

無段変速のCVTは加速型の変速特性で、力不足は感じない。例えばスタートダッシュを全開で決めようとすれば、強烈なスキール音を伴ってリアをスピンさせつつ、高級4輪スポーツカー並みの勢いで飛ぶように走るし、滑りやすい路面ならドリフトもできる。なかなかのワンパクぶりだ。

多少アクの強い乗り物だが、このライカーは限界まで攻め込まなければ、超強力な遊園地のカートみたいで楽しい。乗りやすく、強力な動力性能もある。大型スポーツバイク並みのプライスも魅力的だ。

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