意外と手軽でちゃんとムズい
そろそろ仕事納めの声も聞こえてきそうな年の瀬です。もうすぐ2023年、終わりますね。世の中のおとーさん方は「じゃぁお父さん、窓掃除おねがいね」なんつって、おうちの大掃除の役割分担をさせられて…いや、すすんでお掃除していることでしょう。
かく言うワタシ中村も、部屋の掃除を仰せつかって、サラーッと流しつつ「んじゃお父さん、クルマ洗車してくるよ」つって、バイクの整備に逃げ出しまして(笑)
おうちのクルマをサラッと洗車そて、気になっていたこと、やり残してたこと、やりたかったんです。それが、愛車XR250Rのシート破れ補修です。
そもそもコーハイから小遣い渡してせしめたおんぼろXRですから、ちょっとずつ修理して整備して、ちょいちょい街乗りに使っているわけです。
XR250R、この型はMD30っていうのかな、それにしても名車です! 使用している空冷単気筒エンジンが頑丈で、よく走るし、壊れないし、メンテフリー(てなわけじゃないんですが、トラブル知らず、ってことです)。普段はオイル交換とタイヤのエア圧チェックしかしてないから、たまにはちゃんと直してあげよう、と。
破れたシート表皮も、オークションかなんかでシート見つけて取り替えちゃおうと思ってたんですが、元オーナーのコーハイが「あれ野口シートで張替えてもらったいいシートなんだから交換したらもったいないですよ」っていうもんで、それじゃ表皮だけ買って貼り替えてみっか、と。
シート表皮はオークションで千数100円、それに近所のショップで「コレいらないから」ってもらってきたハンドタッカー(市価2~3000円の安いやつ)で留めていきます。これ、たしか30年くらい前にやってことがあって、それ以来。オフロードバイクのシートって、形状が反り返っているから、結構やりにくそうだなぁ、と始めたわけです。
まずはもともと装着されていたシートを裏から引っぺがします。これもタッカー、もちろんプロ用のトルクかかるやつで底板に止まっているので、ひとつひとつニッパーでつまみ取ります。さすが野口シート、きれいに止まっていました! おかげでタッカー針の数も多くてタイヘンだったけど、ノーマルシートとはこういうところで工数もコストも違うんですね。
底板にスポンジ姿だけになったシートに、新しい表皮をあてがいます。そうすると、どーも巻き込み部分がちょっと短めの箇所もあるんだけど、位置決めをして、引っ張りつつ、タッカーで止めて、の繰り返し。まずシートエンドを決めて、外周に沿ってタッカーで止めまくって行ったんですが、まぁシワが寄っちゃって、それなくすのにひと苦労。
なんとか一周止められたんだけど、やっぱりシワが残っちゃって、これ以上は無理だな、と(笑) そのへん諦めはやいすから、ワタシ、うははは。オフロードシートは、貼り直し難しいですね。
なんとか貼り直したシート表皮、単体で見たらシワっちゃってるけど、取り付けてみたら、まぁまぁ見られるじゃん、と。薄汚れた表皮、それに破れたアナまであいちゃってて、なんだか汚ねぇバイクだなぁ、っていう印象が、少しはマシになりました←完全な自己満足(笑)
皆さんも大掃除からうまく逃げだして、愛車の洗車整備もやってあげましょうね。
そんなこんなでもうすぐ2024年がやってきますね。
写真・文責/中村浩史