ノリフミはインドネシアのマフラーメーカーですが、インドネシアではCRF125Fが販売されていません。そこで日本代理店の39motorはこのマフラーを作るにあたり、2023年5月にインドネシアにあるノリフミ本社を訪問。車両の輸送方法や仕様について打ち合わせを行いました。
その後、メーカーに車両を届け、ダイノマシンでテストしながら試作品の製作を開始。最もパワーが出る結果となったTORCモデルの試作品が完成したのです。ところが、39motorに届いた試作品で走行してみると、思うような特性が出ていませんでした。
39motor
「最初に届いた試作品をCRF125Fに取り付けて走行したところ、高回転には少しパワーアップが感じられましたが、CRF125Fの特徴である低回転の粘りと開け始めの鋭いレスポンスがボヤけてしまいました。ダイノマシンによるパワーチェックでは低回転でもノーマルよりパワーが出ていたのですが、実際に乗った時にそれを感じられないのでは意味がありません。そこで、ピークパワーの重視ではなく、アクセル開け始めのレスポンスを重視して作り直して欲しいとリクエストし、最終的にTORCよりもエキパイを細くしたNRモデルでトルクアップを体感しやすい特性に仕上げてもらいました」
ノリフミマフラー
NRステンレスフルエキゾースト CRF125F(2019〜)
ステンレスモデル:¥65,000(税込)
重量:1,735g
チタンモデル:¥85,500(税込)
重量:1,280g
日本エンデューロのトップライダーがレースで使用しているNRモデルをベースにしているため、ファンバイクの雰囲気を一気に本格エンデューロレーサーに近付けてくれます。さらにノーマルマフラー(1.950g)に対して軽量化も実現。CRF125Fの魅力の一つである低中速のトルクをさらに向上させてくれるアイテムです。