※写真は前戦のものです

現地時間7月22日、アメリカ・ワシントン州のワシューガルMXパークにて、AMAプロモトクロス第8戦が開催されました。

中盤数戦で調子を取り戻して安定して表彰台を獲得するようになったMonster Energy/Pro Circuit/Kawasakiの下田丈でしたが、このラウンドは少し苦戦したようです。

予選10番手で中央ややアウト寄りからモト1のレースをスタートした下田は、5番手で1周目を通過しますが、その後リーヴァイ・キッチン、ハンター・ローレンス、RJハンプシャーらにパスされ、8番手までポジションを落とします。それでもレース後半に入り周りのペースが落ちてくる中、下田は一周2分18〜19秒のペースでコンスタントに走り続け、キッチン、そしてチームメイトのセス・ハマカーを抜いて6番手に。最終ラップ、5番手を走るマックス・ボーランドに迫りますがあとわずかの差で追い付かず、下田は6位でゴールしました。

優勝はヘイデン・ディーガン。ホールショットからそのまま独走態勢に入り、30分間誰も寄せ付けずに優勝しました。2位はスタートでやや出遅れたものの追い上げていったハンター・ローレンス、3位にはジャスティン・クーパーが入りました。

画像: 250MXがワシューガルがさらに加熱、AMA下田丈6-7で総合7位

モト2では下田はスタートで少々遅れを取り、1周目を13番手で通過。その後1台1台着実にパスしていき、レース開始5分ほどでトップ10、そしてレース中盤には7番手にまで順位を上げていきますが、既に前のライダーとの間にできていたギャップが大きく、7位でそのままゴール。モト1が6位、モト2では7位でオーバーオールの順位は7位で、ポイントランキングではトップから31ポイント差の5位につけています。

優勝したのはレース終盤にクーパーを捉えて先頭に立ったディーガン。初のパーフェクトウィンを決めました。2位はホールショットを獲得しレースの大半をトップ独走したクーパー、3位はハンターの猛追を振り切ったキッチンと、ヤマハがモト2の表彰台を独占しました。

今シーズンがルーキーイヤーとなる17歳のヘイデン・ディーガンですが、フリースタイルモトクロスの超有名ライダー・ブライアン・ディーガンの息子で、幼少期から既に「デンジャボーイ」の愛称でその名を世界に轟かせていたライダーです。世界で初めて65ccによるバックフリップをメイクするなど父親譲りのハイセンスで、キッズの頃からサインを求められるほどの有名人。

スーパークロスのシーズン中盤あたりから頭角を表し始め、アウトドアでは開幕戦から表彰台を獲得。第5戦では初のオーバーオール優勝、そして今回第8戦でダブルウィンと、着実に成績を上げてきています。レッドプレートは前戦で返上したものの、再び首位のハンター・ローレンスからわずか3ポイント差まで追いつき2位。シーズン終盤戦に向けて、アメリカンダークヒーローの息子と、オージーボーイの対決が盛り上がってきました! 下田はランキング5位へ後退したものの、ハンターとの差はそこまで大きくなく31pt。ここからの追い上げに期待したい‼︎

画像: Pro Motocross 250 Class Highlights | Washougal National 2023 youtu.be

Pro Motocross 250 Class Highlights | Washougal National 2023

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