現地時間6月3日(土)、アメリカのサンフランシスコ近郊に位置するハングタウンのプレイリー・シティ・SVRAにて、AMAプロモトクロス第2戦が開催されました。
Monster Energy/Pro Circuit/Kawasakiから250クラスに参戦する下田丈。予選総合4番手からレースに挑みます。
モト1ではスタートで僅かに出遅れ、1周目を14番手で通過。同じくスタートで埋もれて13番手で1周目を終えたRJハンプシャーと共に追い上げを図ります。
周回を重ねるごとに着実にポジションを上げていき、終盤には6番手にまでアップ。そしてそこで前を走るギレム・ファレス、ハンプシャーの3台で4位争いを展開し、その2人のライダーを抜いて4番手に立つと、そのまま2人を引き離して単独走行に入り、4位でゴールしました。
レースはホールショットを奪ったヘイデン・ディーガンがそのまま一度も前を譲らず優勝。2位にジャスティン・クーパー、3位にハンター・ローレンスが入りました。
続くモト2。モト1よりもスタートがうまくいった下田は、6番手で1周目を通過。その後ディーガンに前を譲りますがそのまま彼についていき、中盤、ジャレク・スウォル、ディーガン、下田で集団を形成し、その3台で4番手を走るチャンス・ハイマスを追いかけます。
しかしその後、前で激闘を繰り広げるスウォルとディーガンを追う最中、下田をアクシデントが襲います。下田の目の前で周回遅れのライダーがディーガンと絡んで接触転倒、そこへ下田も突っ込んでしまい、転倒しコースアウト。すぐにリスタートを図りますが、13番手まで順位を落としてしまいます。
その後、再度少しずつ追い上げ、下田は10位でゴール。ローレンスが優勝し、クーパー、トム・ビアレが続きました。
下田はモト1が4位、モト2では10位で総合6位で2戦目を終了し、現時点のポイントランキングでは62ポイントを獲得して6位につけています。
下田丈(Monster Energy/Pro Circuit/Kawasaki)
「この2レースは、スタートが悪かったり、不運が重なったりして、少しフラストレーションが溜まっています。いいスタートが切れても何かが起きるし、スタートがうまくいかないと自分自身が辛くなります。
まだレースはたくさん残っているし、スピードもあるので、これで落ち込んでいるわけにはいきません。次の週末には優勝を狙えるようなレースができるよう、スタート練習に励みたいです。」