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「スマホのアプリを使ってタイム計測をしよう」と連載を続けてきたのだが、ここにきてストップウォッチ型が登場。これはこれで、イイ!

前回からの続き

スマホアプリの難点

連載「タイム計測よ流行れ!」のページビュー数が好調かつ、自分たちでもタイム計測の楽しさがどんどん奥深く感じられたこともあって、Off1編集部ではタイムアタックイベントをシリーズ展開したい、と考えていたりする。そこで試しに有志の協力者に10名ほど参加いただき、試験的にみんなでLITProでタイムアタックをしてみた……が、アプリが思うように動いてくれない。まず、持ち寄ったスマホの機種が様々で、特徴や癖を掴みきれないし、古いタイプはGPSのデータが飛んでしまってタイムを計測できないトラブルが頻発した。いくつか改善策は生まれたんだけど、アプリを使ってイベントをやっちゃおうという案はもうすこし時間が必要そうだ。

個人的に一人でLITProを使っていて難点だなと思うのは、1周目を記録できないところだ。さらに言うと、未登録のコースだとAIが周回コースを「周回だな」と判定してくれるまでに数周必要になる。たとえば30分のエンデューロコースだったりすると、周回判定してくれるまでに体力がもたないなんてこともある。

ストップウォッチならいろんな測り方ができる

ところがストップウォッチであれば、そんな悩みから解放される。かつてはダートフリークのDRCブランドから、ストップウォッチをバーパッドに仕込んだ商品がラインナップされていたが、今は廃盤。そこで新しく開発されたダイナコのストップウォッチを取り寄せてみた。

画像: ストップウォッチならいろんな測り方ができる

DYNACO
ラップタイマー

¥6,500(税込)

ストップウォッチのLAPボタンをハンドルの手元で押せるように外出しになっている製品で、ライダーが一人でタイム計測を完結できる。ダイナコというのは、MTBダウンヒルの元日本チャンピオンかつHRCファクトリーライダーであり、現在はJNCCのトップランカーでもある内嶋亮の会社で、MTBのイベント運営などを本業としている。

練習で周回タイムや区間タイムを走行中にリアルタイムに知る。
これの意味はとても大きい。
元MTBダウンヒルチャンピオンの内嶋はMTB現役時代から練習でタイムを取り、走り方、ラインによるタイムの違いを知り、フィーリングと実際のタイムの差異を減らすことを行なっていた。
これは実際のレースで速く走るためのイメージの構築に大きく役立っていた。
2019年からモーターサイクルのクロスカントリーJNCCに本格参戦を開始し、最高峰カテゴリーAA昇格を目指し、
そして昇格以降はより上位に入るためにトップスピードを上げることを重視した。
これには練習時に周回タイムをリアルタイムに把握し、どのような走り方がタイムが出るのか? 速いと感じた時とミスをした時のタイム差は?
常に意識することが必要不可欠と感じ、周回タイムを測りながらの練習は当たり前となっている。
2022年からは茨城県にある内嶋のプライベートコースを本格的にクロスカントリー仕様に仕立て、ここでの練習が大半を占める。
時折レイアウト変更はするが、同じコースで毎度30分のヒート練習を行う際には、
当然車両に装着したラップタイマーで周回タイムを測りながら行う。
前記した通りの走りの感覚によるタイム差を知ることはもちろん、常にベストタイムを出すという気持ちは30分のヒート練習をゲーム化させ、高いモチベーションと楽しさを与えてくれる。
よし!この周はミスもなく乗れている。
ラップタイマーを確認しベストタイムが出ていればヘルメットの中の顔はニンマリだ。
狙ったラインを外しリズムが崩れるとラップタイムはたかが2分半ほどのコースでも簡単に4〜5秒遅くなる。
ちょっとのミスがこんなに遅れを生むのかという事実をリアルタイムに知ることで、集中力のスイッチを入れることができる。
一人練習でもプッシュできるのはラップタイマーを使用し、自身と向き合い続け、成長を数値で知ることができるからだ。
ダイナコWEBサイト より引用

早速ラップタイマーを使ってみると、自由自在に使えるメリットに驚いた。単にアナログになるだけで、思い通りのセクション区間タイムをとれたり、完全に集中しきった一発録りの周回タイムをノンストレスで計測できる。たとえば1コーナーから2コーナーへのつながりをインorアウトで比較して確かめることも即座にできるわけで、使い方によってはレース当日の武器としてはアプリよりも使い勝手がいいのかもしれない。

画像: 現在専用のバーパッドも開発中とのこと。現行品はマジックテープでバーパッドに貼り付ける

現在専用のバーパッドも開発中とのこと。現行品はマジックテープでバーパッドに貼り付ける

画像: 付属するスイッチを好きなところにマウント。こちらはストップウォッチの「LAP」ボタンになっているので、周回あるいは計測したいポイントで押せばOK

付属するスイッチを好きなところにマウント。こちらはストップウォッチの「LAP」ボタンになっているので、周回あるいは計測したいポイントで押せばOK

画像: 真ん中のリコールボタンでラップデータを呼び出す

真ん中のリコールボタンでラップデータを呼び出す

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