モンスターエナジー・ヤマハ・スターレーシングのイーライ・トマックが、現地時間5月6日にアメリカのコロラド州で開催されたAMAスーパークロス第16戦デンバーの450SXメインイベントにて、アキレス腱を負傷しました。

自身にとって地元レースであったこの日、トマックは予選を総合3番手、ヒートレースを2位で通過と、好調な走りを見せ、メインベントでもトップを走行していました。しかし、3周目に突然ストップ、リタイアしたトマックは、現地のアルパインスターズメディカルユニットにて、アキレス腱断裂の診断を受けました。これにより、レース前2位に18ポイント差を付けて450SXのランキングトップに立っていたトマックの、2020年、2022年に次ぐ3度目のチャンピオンの望みが絶たれました。
ヤマハの公式発表によると、トマックは改めて精密検査を受けた後、5月8日に手術をする予定とのことです。

ジェレミー・コーカー(モンスターエナジー・ヤマハ・スターレーシング450チームマネージャー)
「正直、これを言葉にするのはとても難しいです。明らかにこの怪我は彼とチーム全体にとって厳しいものです。この日はとてもうまくいっていて、良い予選とヒートレースの後、メインイベントでもトップを走っていましたが、それが足元から崩れ落ちてしまいました。私たちの気持ちはイーライと共にあり、彼の早期回復を願っています。これは残念ながらスポーツの一面ではありますが、とても辛いものです」

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