4月22~23日に、三重県の鈴鹿サーキットで開催された「2023 NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース」。もちろん今年もレース観戦マニアの梅本まどかが出撃し、た~っぷり週末を楽しんできました! レース観戦は何が楽しい? 今大会の特徴は? さっそく渾身のレポートをどうぞ!

自由席が増加! 遊園地も乗り放題! みんなが楽しめる「2&4」!

「え?!ここでも観れちゃうの?!」と大興奮だった今年の鈴鹿2&4RACE。
4月22・23日に2輪の「JSB1000」と4輪の「SUPER FORMULA」同時開催の『NGK SPARK PLUGS SUZUKA2&4RACE』を観に鈴鹿サーキットへ行ってきました!

私は2輪も4輪のレースも好きなので、この2&4RACEは毎年楽しみにしています♪
1つの入場券でどちらのレースも観られちゃうなんて、得した気分になりませんか?!

それに加えて、今年は自由席が増えていたり、乗り物が乗り放題だったりと料金は少し値上がりしていましたが楽しめる内容が盛り沢山で満喫した2日間でした。

私の楽しみは行き道から始まっています♪
名古屋からバイクで鈴鹿サーキットに向かう途中、鈴鹿ICを降りてからバイクを見つけて同じ方向に進むと仲間かな?!とテンションが上がり、愛車とワクワクを共有しているようなそんな気分に♪
また1人で走ってきても鈴鹿サーキットに到着すると沢山のバイクが止まっていて仲間が沢山!
周りの車両を見ると他県ナンバーも多かったです。

バイク用の駐車場から歩くこと数分、まずは遊園地のゲートをくぐり、更に5分くらい歩いてサーキットの入場ゲートに行く為のトンネルをくぐると、ようやくサーキットの入口に到着!!
ここに着くと「キター!!!」とテンションが一気に上がります。

画像: バイク用の駐車場です。

バイク用の駐車場です。

画像: 遊園地を通り、サーキットゲート前のトンネルが見えてきました。

遊園地を通り、サーキットゲート前のトンネルが見えてきました。

画像: そしてサーキットのゲートに到着。ゲートの向こうに見えているのは、メインスタンドです。

そしてサーキットのゲートに到着。ゲートの向こうに見えているのは、メインスタンドです。

ちなみに今回私が一番テンションが上がったのは「Q席」と「R-BOX席」・「V2席」・「GRAN VIEW」以外の外周にある席は、すべて自由席で入場券だけで座って観られるということ!!(マニアックな話ですいません…)

画像: 席表です。

席表です。

この何が凄いって、グランドスタンドの一部が自由席になっていることなんです。
鈴鹿サーキットでグランドスタンドが自由席になるなんて!! 全日本クラスのレースでは中々ないことです。
グランドスタンドというのはサーキットのホームストレートが見えるスタンド席のこと。
ここではPITの様子やサインボードも見えるのでチームの雰囲気が伝わりやすく、またスタートとゴールも見えちゃいます。
また、ストレートでの速さを感じられるのははもちろん、巨大モニターもあるのでスマホを開かなくても順位やバトルの様子が見やすい!!

ちなみに鈴鹿サーキットではグランドスタンドの上段の席を「V2」、下段の席を「V1」といい、この「V1」が今回は自由席になっていました。
「V2」は席が上にあるので「V1」に比べると柵で見にくいという事があまりありません。
なので「V2」が指定席、「V1」が自由席となります。

画像: 「V1」ここです。

「V1」ここです。

JSB1000の決勝中にPITに入る時はほぼリタイア。ですが、4輪のレースだとタイヤ交換があるのでPITに入るタイミングで順位が変わったりします。また練習走行や予選だと2輪もタイヤ交換をしに戻ってきたり、アタックするタイミングがわかりやすいので、グランドスタンドから観ると凄く面白いのです♪
(余談ですが、8耐などの耐久になればなるほどここで観るのは私は楽しいと思っています)

実際に私はJSB1000の予選AはV1席で観ましたが、まずどのチームのPITの前で観ようか考えるだけでわくわく!!!
推しチームが多いと悩んじゃいますが、今回は「Astemo HondaDream SI Racing」のPIT前に座り観戦しました。
このチームは#4作本輝介選手と#36水野涼選手という若手イケメンコンビ。
今回、予選はAとBの2つのグループに分かれていましたがAstemoチームは作本選手も水野選手もAグループだったのでこの席にしました。
実況を聞きながら、サインボードを見たり、ストレートを駆け抜ける選手に手を振りながら「いけー!」と叫んだり。
この日は風も強かったのですが、ホームストレートでは追い風で、こんな風に押されるのに更に加速して止まるなんて!!とライダーの凄さを感じていました。

画像: 「V1」席で座って観戦。写真で見るより、コースは近い印象です。

「V1」席で座って観戦。写真で見るより、コースは近い印象です。

画像: PITに戻る水野選手。

PITに戻る水野選手。

画像: 作本選手(左)と水野選手(右)。

作本選手(左)と水野選手(右)。

また予選Bはグランドスタンド横のA席(自由席・ちょっと1コーナー側)から見ていたのですが、1コーナーに向けてブレーキするタイミングが見えたり、PITからコースインする時のライダーが観られるのでここも面白いポイント。B組の時は#15 SDG Honda Racingの名越哲平選手が2"05"534と中須賀選手に次ぐ唯一の5秒台を出した瞬間に実況の声が聞こえ、目の前の電光掲示板にタイムが出されたので客席では一斉に拍手が起き、一体感が生まれていたので、ここで観られて良かったです。

画像: 「A席」にて。左の黒いタワーが順位などが表示される電光掲示板。

「A席」にて。左の黒いタワーが順位などが表示される電光掲示板。

画像: コースインの様子。

コースインの様子。

*それぞれの座席から何が観られるかはこちらの記事を見てね☆+°

ちなみに予選の時間は各30分。
名越選手はタイムを出していましたが、今回台数が多いためクリアラップが中々取れず苦戦している選手も多く、観ているとあっという間でした。

実は、今年はホントに台数が多く71台のエントリーがあったそうです。
これは ”個人的盛り沢山ポイント“ の1つでもあるのですが、普段JSB1000クラスは25台前後。
何故こんなに多いのかというと鈴鹿8時間耐久ロードレース選手権のトライアウトも兼ねているからなのです。

鈴鹿8耐の出場権をかけたレースだったんです!

全日本のST1000やST600に参戦している選手も8耐の出場権をGETしに、このJSB1000に参戦するので沢山の選手を観ることもできるし、8耐に向けてのチームの動きや選手の頑張りを知る事が出来ちゃいます。
現地だとモニターに映らないバトルも観る事ができるのですが、今回普段JSB1000に出ていない若手の選手がベテランの選手にくらいついていたり、台数も多いのでそれぞれの集団ごとのバトルが熱くて、順位も変動が多くてめちゃくちゃ面白かったです♪

また、この出場権がかかっているのは土曜日のRACE1のみ(今大会は土曜日にRACE1、日曜日にRACE2が開催されました)。ただ、71台のエントリーで決勝に出られるのは44台。予選で27台が落とされ、更に8耐の出場権をGETできるのは10台のみなのでRACE1はレースが荒れた展開になる事が多く、日曜日に行われるRACE2と全然違う内容になる事が多いのですが、今回は表彰台に上がった選手と順位は全く同じでした。

ですが、内容は全然違っていてRACE1があったからこそのRACE2のバトルがあったので、2日間観られてホントに良かったと思いました。
どんな内容か気になった方は是非YouTubeで観られるので RACE1→RACE2の順番で検索して見てみて下さい☆+°

入場券は前売りがお得なんです!

この入場券は2日間通し券になっていて、前売りと当日券では約1,000円違います。前売り券の方がかなりお得!

画像: 入場券料金表です。

入場券料金表です。

今回入場券を購入するとアトラクション乗り放題になるので、小さいお子さんを連れた家族が多く、鈴鹿サーキット名物の観覧車は列ができていたり、バイク型ジェットコースター"GP レーサーズ"も大人気でした!

画像: 観覧車。

観覧車。

画像: GPレーサーズと観覧車。

GPレーサーズと観覧車。

GPレーサーズ、梅ちゃんの大絶叫は2分40秒ころから!

画像: 【大絶叫】「GP RACERS」話題沸騰のバイク型コースター!【梅本まどか】 youtu.be

【大絶叫】「GP RACERS」話題沸騰のバイク型コースター!【梅本まどか】

youtu.be

レース観戦だけでなく、遊園地も楽しめるのは鈴鹿サーキットならではですよね!!
またGPスクエアというグランドスタンド裏の広場ではグッズの販売やメーカーさんのブースが出展されていました。

2輪より4輪の方が出展数が多く、またステージもあるので2輪側からすると羨ましく、2輪のトークショーも見たかったなというのが正直な感想です。
ヤマハさんのブースではサーキットという事もあり展示車両のYZF-R1に跨りながら「これがSSリッターバイクかぁ!やべぇ!!!」と楽しんでいる若い男の子達がいてほっこりした場面もありました。

2輪のブースでは跨がれる車両があると人気で、それぞれ足付きを確認したり、伏せてみたり、写真を撮ったり楽しそうにされていたのが印象的。

あとKTCブースさんの「工具ガチャ!」という文字を見つけてミニチュアの工具おもちゃのガチャガチャかなと思い近づいたら2,000円と10,000円の本物の工具でびっくり。
お財布も出せず、思わず笑ってスーッと立ち去ってしまいました。まさか、本物の工具とは、、、。
ちょっとびっくりしましたが、面白い発想だなと思いました。私はやれなかったけど、、、笑

画像: 工具ガチャ。

工具ガチャ。

画像: ヤマハブース。

ヤマハブース。

画像: 4輪ステージ。

4輪ステージ。

このGPスクエアには食べ物も沢山売られているのですが、それぞれの席の近くでもコーナーの名前がついた食べ物や名物があります。
その中で私は今回グランドスタンド近くにあるドミニクドゥーセのラザニアとクロワッサンに♪
TVチャンピオンという昔放送されていた番組で、2連覇されているお店で昔からモータースポーツの選手からも愛されているパン屋さんなのです。
食べる場所はお店の周りに置かれているテーブルでも観客席で食べてもOK。
せっかくなので観客席で見ながら食べたのですが、またこういう所で食べながら観られるのもいいですよね♪ エンジン音を聞きながら、モニターと目の前を走るマシンを見ながら食べられるなんて最高です!!!

画像: このお店。

このお店。

画像: 美味しかったラザニアとクロワッサン。

美味しかったラザニアとクロワッサン。

画像: 観客席で。

観客席で。

鈴鹿サーキットは、ココがスゴイ!(※個人の感想です)

鈴鹿サーキットのいいところはゴミ箱の数がすごく多いこと!

遊園地と一緒になっていたり、施設として大きい場所だから当たり前なのかもしれないのですが、私はさすがだなと感じています。
客席でご飯を食べても少し歩けば近くにゴミ箱があり、こまめに掃除してくれている人がいるので、ゴミ箱がパンパンになって捨てられないなんてこともないのです。
最近はゴミ箱が減っていて、持ち歩かないといけない場所って多かったり、観戦に行っても捨てづらいからここで食べようかなと場所を選ぶ事が多いですが、鈴鹿サーキットはそんな事を気にしなくても自動販売機やゴミ箱、またお手洗いの数も沢山あるので気楽に観戦に集中できます。
こういう環境が整っているのは初観戦の時には助かりますよね。

入口付近にはロッカーも沢山あるので、2日間行くとなると泊まりの用意もありますが、荷物を預けて身軽で見られたりも♪
私は鈴鹿サーキットが初めて行ったサーキットなのでこれが当たり前だと思っていたのですが、とてもいい環境なんだと他を知って実感しました。

画像: ゴミはゴミ箱へ。

ゴミはゴミ箱へ。

画像: スタッフさんが回収してくれています。

スタッフさんが回収してくれています。

画像: 大きいリュックも入ります。

大きいリュックも入ります。

画像: ロッカー。

ロッカー。

ライダーやドライバーさんから鈴鹿サーキットは特別という言葉をよく聞きますが、観に来る人にとっても私は特別な場所だと改めて思いました。

全レースが終わったあとは、コース上でイベント開催!

そぉそぉ!
全レースが終了した後、ホームストレートを歩いたり、展示車両を近くで見ることのできる「パルクフェルメウォーク」という時間もあったのです。
2輪のレースの後に4輪のレースがある為、2輪の展示は多くはなかったですが、#51 Taira Promote Racingさんが沢山のスタッフさんで盛り上げていたのも印象的でした!
最後まで車両の近くで写真撮影などに応えていらっしゃって、何よりチームの皆さんが楽しそうでした。チームの雰囲気がいいんだろうなと感じ、8耐に出ると決まったら注目して観てみようと思えるそんな面白そうなチームでしたよ♪

画像: 楽しそうなチームの雰囲気♪

楽しそうなチームの雰囲気♪

画像: スタートするライダー目線ってこんな感じ?!

スタートするライダー目線ってこんな感じ?!

レースが面白いとよりグリッドに自分の足で立てる事が楽しみになります。
この景色をスタート前に見ていた時、ライダーさんはどんな気持ちだったのだろか?とか、あの時後ろにピッタリついていたなとか、落ちているタイヤかすが気になったりも。
その場所に立てるからこそ考えたり、見えるものがあってこの時間は凄く好き。
開催イベントによって無かったりもしますが、今回あったので思い切り楽しんじゃいました♪

風が強い2日間でしたが、お天気も良く、更にコンテンツや内容盛り沢山で、ホント書ききれないくらい楽しい部分ももっといっぱいあって大満足!!
今年も鈴鹿サーキットに、2&4に行けて良かったなと感じました(*´꒳`*)ノ

画像: 楽しかったー!!!

楽しかったー!!!

まだサーキット観戦した事のない皆さん、鈴鹿サーキットに行った事のない皆さんには特にこのSUZUKA 2&4RACEはオススメです☆+°

p.s.帰りに名港トリトンを走っていると#15のSDG Honda Racingのトラックが私の横を通り帰って行きました。
次戦も期待していますと思いながら走ったあの帰り道。行きも帰りもワクワクしたり、レースを思い出しながら走るとまた普段のツーリングとは違うバイクとの空間も幸せでした。

画像: 愛車CB400SFとパシャリ。

愛車CB400SFとパシャリ。

"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース2023 

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