バイクを売った方がいいとわかっていても、もったいなさが込み上げてきて、なかなか最終決断できない場合もあるだろう。
 
もちろん売るのを急ぐ必要はないが、逆に長期間バイクを放置するのも良くない。このような場合は、なぜ売ろうと思ったのか、その理由をよく考えてみるとよい。
 
思い出が詰まり、すぐに売ることを決断できない人もいると思うが、放置して埃を被り続けるよりは、きちんと利用してくれるオーナーの手に渡った方がバイクとしても嬉しいだろう。
 
また、現実的な話で言えば、バイクの長期放置は不動車の原因にもなり、商品価値がなくなってしまうことも放置をおすすめしない理由の一つだ。
 
ここでは、バイクを売るか迷った時の判断基準や、迷っているバイクを早く売った方が良い理由についてお伝えする。

→【バイクのオンライン査定なら!】KATIXの無料査定はこちら!

バイクを売るのを迷った時の主な判断基準5つ

バイクを売ろうと思っても、そう簡単に売却に踏み切れない人も多いはずだ。この場合、手元に残しておくべきかどうかは以下の5つの判断基準を参考にし、合理的に考えてみることをおすすめする。

  • ①バイクに乗る時間はあるか
  • ②バイクに乗るのが楽しいか
  • ③バイクを所有し続けても資金に問題ないか
  • ④バイクの状態は良いのか
  • ⑤長期間放置していないか
画像1: 【バイクを売るか迷った時の判断基準】売るのがもったいないと思った時に考えるべきこと画像: バイクを売るのを迷った時の主な判断基準5つ

①バイクに乗る時間はあるか

バイクを売ろうか迷ったら、まず判断すべきは「今現在、バイクに乗れているか」だ。そして、これからもバイクに乗る時間が作れるのかしっかり考えるべきだろう。

多くの場合、日々の仕事や学業で毎日バイクに乗ることは難しいだろう。また、結婚などの生活変化が起きた場合も、バイクに乗る時間が少なくなる代表的なケースだ。

そういったバイクは、数か月放置されてメンテナンスすらしていないのではないだろうか。

バイクに乗る時間が無いと言うことは、まともにバイクの面倒も見てあげられないため、次第に劣化も進みバイクにいざ乗ろうと思ってもバッテリー上がりなどで動かないこともある。さらに、他の問題も重なり、大掛かりなメンテナンス修理が必要になる場合もある。

バイクは乗ることで状態が保たれるため、放置はバイクにとってもよくないのだ。

愛着あるバイクをそう簡単に売却できない気持ちもわかるが、乗る時間が取れないなら劣化が進むだけなので、決断のタイミングに差し掛かっているともいえる。

②バイクに乗るのが楽しいか

バイクに乗るのが、残念ながら以前より楽しくなくなってしまうこともある。このような場合もバイクを手放す一つのタイミングとして考えていいだろう。

バイクに乗るきっかけは人それぞれだろう。周りの友人から勧められてバイクを購入した方や、街を走行しているバイクを見て乗ってみたくなった方、趣味として始めた方・・・などなど。

バイクは季節や天候にも左右され、見ているほど楽な乗り物ではないと気が付いている方も多いはずだ。本当にバイクが好きであれば、走行中の苦労も後で笑い話になるが、惰性で乗っている場合は走行中大変な思いをすると、ますますバイクに乗ることを遠ざけてしまう。

楽しくなければ、バイクにかけるお金も少なくなり、安全意識も薄れてしまうほか、バイクを大切にしようとする気持ちもなくなりがちだ。

このような状態でも、いざ売ろうと考えると「なんとなくもったいない」という気持ちになることもわからなくない。しかし、バイクを放置することはバイクにとってもよくないので、それなら状態の良いうちに売却し、他の方に使ってもらうことはひとつの選択肢となり得る。

画像2: 【バイクを売るか迷った時の判断基準】売るのがもったいないと思った時に考えるべきこと画像: ②バイクに乗るのが楽しいか

③バイクを所有し続けても資金に問題ないか

種類にもよるが、バイクは意外に費用が掛かるものだ。ただ好きなだけでは所有し続けるのが難しい人も出てくる。バイクの維持費が生活を圧迫しているようなら、健全な家計状態に保つという観点でいえば手放すタイミングの一つと考えられる。

車検があるバイクなどは2年に1回高額な費用がかかるし、さらに燃料費や保険への加入、中には駐車場を借りているなど、所有しているだけ費用は発生する。

生活費を削ってまでバイクを楽しみたいと言う方を除き、一般的に生活の負担になるようなら一度バイクを手放し、金銭的余裕が生まれたらバイクをもう一度購入すればよいと考えるのが、家計観点で言えば健全だ。

④バイクの状態は良いのか

バイクは新車のうちなら故障もなく快適に走行できるが、年数が経つとさまざまな部分が劣化して修理費用がかさむことも少なくない。また、1カ所だけでなく連鎖的に故障が発生するのも古いバイクの特徴で、そうなってきたらそろそろバイクを買い替えを行う、または廃車を検討し始めてもいいのではないだろうか。

長く乗ると愛着も沸いているのも理解できるが、年式が古く走行距離が増えると、様々の部分が故障する。それらを全てメンテナンスできる金銭的余裕があれば所有し続けてもよいだろうが、普通はそういった方はごく一部だけだろう。

特に古いバイクは、修理してもまた次に違う場所の修理が必要になるため、常に修理の繰り返しになることが多い。そうなっては新車をかったほうが金銭的に得になることもあるので、売って乗り換えてしまった方が良いだろう。

また、故障をそのままにして走ることは安全面の観点でも良くない。自分だけでなく、他人を巻き込む事故に発展する恐れもあるので、メンテナンスができなくなってきたようなら、そのバイクは売り時と考えるのが賢明だ。

⑤長期間放置していないか

長期間放置しているバイクを売ろうか迷っているなら、間違いなく売ってしまった方が金銭的にも得になる。何のために放置しているバイクを所有し続けているのか考えてみたほうが良い。

バイクにはガソリンやオイルが入っているが、長期放置しているとガソリンは腐り、オイルも劣化してくる。それぞれバイクを痛めつけるが、ガソリンの場合は早いと半年で腐り始めて内部を劣化させる。

また、エンジンオイルも長期間放置していると、酸化が進みドロドロに変化してくるだろう。もちろん、長期保管するためのメンテナンスしてからなら問題ないが、ある日突然バイクから降りてそのままの状態が半年以上続いているなら長期放置予備軍と言える。

バイクは乗らないと傷むほか、定期的なメンテナンスも必要なため、放置してバイクに触ることもないようなら、売るのを悩むのではなく売ってしまった方が良い。所有し続けても放置バイクを蘇らせるには多額の修理費用が必要になることを考えると売った方が良いことがわかるはずだ。

→【バイクのオンライン査定なら!】KATIXの無料査定はこちら!

画像3: 【バイクを売るか迷った時の判断基準】売るのがもったいないと思った時に考えるべきこと画像: ⑤長期間放置していないか

売るのを急がなくてもいいバイクとは?

売ろうか迷うバイクの中には、売るのを急がなくても良いバイクもある。その理由は様々だが、最も重要視すべき理由は、以下の4つなので、これらに当てはまるなら急いで売る必要はない。

  • ①生産中止で価格高騰が見込めるバイク
  • ②買取相場を調べていないバイク
  • ③1年の中でバイクに乗りたくなる時期がある
  • ④思い出が詰まっているバイク

①生産中止で価格高騰が見込めるバイク

バイクの中には、すでに生産中止となり人気が高騰している場合もある。そういったバイクはプレミアがついているので売るのは少し待った方が良いだろう。

古い旧車と呼ばれるバイクは、その希少性から高値取引されてきたが、昨今では旧車ブームも手伝い、かなりの高値で買取られることもある。

特に人気が出ているのは唯一無二のデザインや独特のメカを採用したバイクだ。これらに当てはまるならこの先もさらに高騰する可能性があるので、相場を調べながら売り時を探るとよいだろう。

この他にも、今後高騰が予想できるバイクもある。現行型でも生産台数が少ない人気車種や、販売当時は人気が出なかったが、生産終了してからニーズの変化で中古車高騰することもある。

特にキャブレター車は、ご存じの通り排ガス規制で2008年に国内生産が終了し、FI(インジェクション)化が行われた。

キャブ車は、FIに比べると扱いが面倒だが、マニアにとっては垂涎のメカだ。キャブ車も今後人気が出る可能性があるので、もう少し所有して様子を見てもよいだろう。

②買取相場を調べていないバイク

バイクを売ろうか迷っているだけで、具体的に売ろうと迷っているバイクについて下調べをしていないなら売り急がないほうがいい。バイクは買取相場があるので、何も調べていないと買取業者の言いなりになってしまう恐れもある。

バイクの買取相場は主に業者間の取引をもとに相場が算出されているが、一般の方でも検索すれば知ることが可能だ。

相場について何も知らないと減点幅が大きくても、そのまま気づかずにサインしてしまう恐れもある。それではかなり勿体ないので、売ろうと決めているなら買取相場を下調べしておこう。

画像4: 【バイクを売るか迷った時の判断基準】売るのがもったいないと思った時に考えるべきこと画像: ②買取相場を調べていないバイク

③1年の中でバイクに乗りたくなる時期がある

バイクを売ろうと考えても、1年の中で乗りたくなる時期があるなら、売り急ぐ必要はない。

寒さが厳しい地域の方は、冬になると全くバイクに乗れなくなる人も多いと思うが、この時期に売ろうかと思っても、また暖かくなれば乗りたくなるものだ。これからやってくる暖かい季節に本当に必要ないか考えるようにしよう。

④思い出が詰まっているバイク

バイクを売るか迷っているなら、そのバイクにどれだけの思い出があるか考えてみるといい。

バイクは不思議な乗り物で、感情が紐づいているケースが多い。ツーリング中での様々な苦楽を共にしてきたバイクなら尚更だろう。

売るか迷うなら売らない方が良いと言っているわけではなく、売ってしまい後悔する気持ちがあるなら、まだ所有していてもよいと言うことだ。その後のバイクとの付き合いの中で、売ることを決められる時がやってくるはずなので、早まることもないだろう。

画像5: 【バイクを売るか迷った時の判断基準】売るのがもったいないと思った時に考えるべきこと画像: ④思い出が詰まっているバイク

売るか迷っている時が実は売り時

バイクを売ろうと迷っているときは、売ろうと言う気持ちがあれば売ってしまった方が良いというのが、メリットデメリットを考えるとおすすめの考え方だ。

本来、売ろうと思うと言うことは、何らかの理由があるからなので、それをいつまでも引き延ばしていると本当の売り時を逃すからだ。

特に以下の3つが売り時の理由なので、迷っているなら確認して欲しい。

  • ①バイクは迷っているほど相場は下がる
  • ②迷いすぎて不動車になったら売却は難しい
  • ③迷っているなら次のバイクを選んでみる
画像6: 【バイクを売るか迷った時の判断基準】売るのがもったいないと思った時に考えるべきこと画像: 売るか迷っている時が実は売り時

①バイクは迷っているほど相場は下がる

バイクの買取価格は、売りたいと思った時が一番高値だ。つまり鮮魚と同じで活きが良いほど高く売れる。

バイクを売ろうか迷っていると、意外にも相場の下落が激しいこともある。特に月を跨ぐようなときには、下落幅が大きくなることもあるので要注意だ。このほかにも季節性の乗り物なので、売る時期を間違えると、大きく損をするだろう。

相場は、月ごとで変わるので、売ろうと迷っているならその迷っている月で売却を決めたほうが高値になることが多い。また、バイクは新生活が始まる3月や、夏休み前の7月あたりが高額買取に期待できる。そこで、売ろうと思ったら、3月や7月のどちらか近い時期に向けて行動を起こすとよいだろう。

一番やってはならないのが、売る時期を先延ばしにすることだ。忙しい方もいるだろうが、バイク相場は時間と共に下落していることを念頭に、出来るだけ早く行動すると吉と出やすい。

高く売るなら多くの買取業者で査定

バイクを売りたいと思ったら早く売ってしまうのが良いが、それにはできるだけ多くの買取業者で査定することから始めたほうが良い。

多くの買取業者で査定したほうが良い理由は、査定業者は全て買取価格が異なるからだ。そのため、1店目で良い金額を提示されたとしても他の買取業者ならもっと高い可能性がある。

買取業者は、独自の流通ルートを持っている。自社販売している業者もあれば、同業他社に転売している業者や海外に流通させる業者もある。よって買取店の数だけ買取価格があると思った方が良いことから、多くの買取店で査定すると高額査定を引き当てやすい。

→【バイクのオンライン一括査定なら!】KATIXの無料査定はこちら!

画像7: 【バイクを売るか迷った時の判断基準】売るのがもったいないと思った時に考えるべきこと画像: ①バイクは迷っているほど相場は下がる

②迷いすぎて不動車になったら売却は難しい

バイクの売却を迷っていると、いつの間にかバイクは劣化して不動車と化していることもある。売ろうと思い始めた時は現役で走行できても、迷いすぎて期間が長くなると商品価値が大きく下がるので早めに手を打った方が良い。

バイクは、走行させていないと劣化する。また、売ろうと迷ってれば、メンテナンスもストップしているだろうから、さらにバイクの状態は悪くなる。

つまり、迷うと高値で売れたはずのバイクが二束三文になりかねない。もちろん、プレミアムが付いているバイクなら、多少劣化していてもかなり良い金額で売れるだろう。しかし、動いていればもっと高く売れると言うことを念頭に、迷ったら売った方が得だ。

③迷っているなら次のバイクを選んでみる

バイクを売ろうか悩んでいるときは、悩んでいるバイクがもったいないと言う気持ちや、別れを惜しむ気持ちがあるからだ。そこで、その思いを断ち切るために、次の新しいバイクを物色してみると気持ちの切り替えが簡単になる。

迷いがあるとどうしても売ることが難しい。しかし、迷えば迷うほどバイクは値を下げていく。しかも乗ることが少なくなっているなら、迷う方がバイクにとってかわいそうだろう。

迷う暇があるなら、早く手放して次のオーナーのもとに嫁いでもらった方がバイクも喜ぶはずだ。そして、またバイクに乗るのであれば、新しいバイクに目を向ければいい。ライフスタイルが変わっているなら、それに合わせたバイクにすれば、きっと素晴らしいバイクライフをまた送れるに違いない。

まとめ

バイクの相場は、時間と共に下落するので、売るのを迷うなら早めに行動に打って出た方がいい。特に売ろうと迷うときは、少しでも売りたい気持ちがあるからなので、理由にそった次のバイクライフを選ぶとよいだろう。

もちろん、バイクによっては人気があり、今後高値が予想されることもある。そのためにも相場が公開されているので参考にしながら、できるだけ多くの買取業者で査定して一番高く買い取る業者を探すとよいだろう。

→【バイクのオンライン査定なら!】KATIXの無料査定はこちら!

画像8: 【バイクを売るか迷った時の判断基準】売るのがもったいないと思った時に考えるべきこと画像: まとめ

This article is a sponsored article by
''.