2022年9月3日(土)に2022FIMフラットトラック世界選手権第2戦が開催されました。開幕戦から約1ヶ月半のインターバルを経ての今大会。ナンバーワンフラットトラックライダーを目指して挑戦する大森雅俊選手の模様をレポート

予選ヒート1で1位、着実に見せる自信と強さ

2022 FIMフラットトラック世界選手権第2戦
日程:2022年9月3日(土)
開催地:モリゼ(フランス)

第2戦はフランスのモリゼにある600mオーバルコースで開催されました。傾斜があるハイスピードコースで、両サイドのアールの大きさが異なっているのが特徴。土質は砂利が混じった柔らかい質感で乾きやすいため、こまめな散水が行われながらレースは進行していきました。

今大会のエントリーは全31台。予選は8台1グループに分かれて全4ヒート行われました。大森選手は1ヒート目1位、2ヒート目2位、3ヒート目4位、4ヒート目2位という結果でトップ集団を抑える実力の高さを示しました。なお、予選2ヒート目の後に音量チェックで1dbオーバーと判定され、急遽エキゾースト類を変更。しかし、そこでペースを乱すこともなく、その後の予選でも上位に食い込みました。

画像: 大森雅俊選手(#70)

大森雅俊選手(#70)

予選総合5位で決勝へ進出。決勝は12台10周で行われ、大森選手はグリッド1列目内側2番目からスタート。 良い反応で好スタートを決めるも、外側からのプッシュもあり1コーナーを抜けた時には5番手に。さらに、2周目のストレートでバランスを崩し6番手に後退しました。 前のライダーの攻略に時間がかかり、8周目、イン側のラインを攻めて5番手に浮上。その勢いで4番手のライダーの後方まで迫り、勝負を仕掛けようとするも、タイムアップでチェッカーを受けています。

画像: 予選ヒート1で1位、着実に見せる自信と強さ

大森雅俊選手
「予選では、トップ集団選手が組み込まれているグループで1位を獲得できたことが非常に自信に繋がりました。決勝ではスタートは上手く決まったものの、後退してから5番手のライダーを抜くのに手こずりました。次戦に向けて、マシンの改善と僕自身のメンタルや技術面でも準備を進めて参ります。引き続きご支援、ご声援のほどよろしくお願いします」

次戦は9月24日にチェコで開催予定。予選でトップを獲得し、確実に強さと自信を身につけている大森選手。第3戦にも期待が高まります。

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