スズキの大型アドベンチャーモデル・Vストローム1050が、仕様変更して北米・欧州で発表されました。ここで注目したいのは同時に発表されたVストローム1050DE!

画像: スズキ/Vストローム1050DE

スズキ/Vストローム1050DE

現在はVストローム1050XTという名前で、スポークホイールを装備したいわゆる「オフ寄りスタイル」がラインナップされているのですが、タイヤサイズはノーマルと共通でフロント19インチ、リア17インチでした。それが今回発表されたVストローム1050DEでは、フロントに21インチを採用。そうなるとリアには一般的なトレールモデルと同じ18インチを期待したくなってしまいますが、リアは変わらず17インチ。しかし近年では17インチにもオフロードタイヤの選択肢が増えてきていますし、この21-17インチの組み合わせはBMWのGSシリーズなどでも見られる仕様なので、あまり気にしなくても良いでしょう。

続けて現行のVストローム1050XT(日本仕様)と比較していくと、フロントフォークのストローク長は10mm延長され170mmに。リアショックの変更、そしてスイングアームも伸び、ホイールベースが40mm増えて1,595mmに。最低地上高も190mmとなり、30mm高くなっています。直進安定性やダートの走破力が上がっていそうですね。

また、ノーマルのVストローム1050からはハンドルも変更されていて、40mm長く(左右20mmずつ)なり、剛性が低めになっていて振動吸収性を向上。ロングツーリングやダート走行での疲労を軽減してくれます。さらにサブフレームも新造されダートでの耐久性を向上。

そして電子制御にも変更があります。これまではA、B、C、OFFの4択だったトラクションコントロールの設定に未舗装路での使用を想定したGモードが追加。さらにリアブレーキのABSを完全にカットできるモードも追加されています。

と、今回北米・欧州で発表されたこのVストローム1050DEはかなりオフロードを強く意識したアドベンチャーマシンに仕上がっていそうです。

画像: スズキ/Vストローム1050

スズキ/Vストローム1050

Vストローム1050/Vストローム1050DEに共通する変更点としてはまずモニターが5インチTFT液晶メーターと大型化。さらにレバー操作なしでシフトアップ/ダウンを可能にするクイックシフトシステムを採用。クルーズコントロールが使用できる速度域・ギアポジションの範囲を拡大されているとのこと。

日本での発売日・価格などは未発表ですが、2023年1月から欧州・北米を中心に全世界で順次販売を開始、とのことです。

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