年間チャンピオンがかかった最終戦。絶対にライバルに負けたくないという闘争心から、熱いバトルが繰り広げられた

競う中で速さを身につける、50ccクラス

画像: 井口藍暉選手(#22)

井口藍暉選手(#22)

画像: 競う中で速さを身につける、50ccクラス

ファースト50クラスでは、井口藍暉選手が初のパーフェクトウィンを果たしました。ヒート1、井口選手はスタートで前に出ると1周目を2位で走行。2周目にはトップに上がります。途中、バックマーカーに阻まれペースを落とす場面もありましたが、トップを守りきりチェッカー。続くヒート2でも井口選手は好スタートを決めると3周目にトップに浮上しレースを先行していきます。結果、ヒート1は1位井口選手、2位松井昴頼選手、3位はMOTO-Eクラスでも活躍を見せた小田選手。ヒート2は1位井口選手、2位小田選手、3位ヒロタカ選手という順位になりました。

なお、第1戦から毎戦参戦してきた井口選手。最初は安定して上位に入ることができませんでしたが、最終戦では見事総合優勝。年間チャンピオンにも輝き、著しい成長が見られたシーズンとなりました。

画像: 松井昴頼選手(#94)

松井昴頼選手(#94)

懸命な走りを見せたのは松井選手。2ヒートとも1周目はトップを走るも、中盤で後退。ヒート1では3位から、ヒート2では7位からの追い上げで体力を消耗しつつも、松井選手は両ヒートともクラストップのラップタイムを記録。最後まで諦めず、着実に追い上げてトップに迫る走りからは力強さを感じました。

画像2: 小島庸平のワンポイント・コメント!

小島庸平のワンポイント・コメント!

今回、井口選手の成長をすごく感じましたね。初戦と比べて開けっぷりが良くなったことが、周りとの差に繋がったと思います。他のライダーも井口選手に刺激を受けて速くなっている様子がうかがえました。

画像: 巽太壱選手(#60)

巽太壱選手(#60)

スーパー50・リミテッド50クラスはフープスセクションやテーブルトップが含まれたロングコースで開催。各セクションの攻略が周りと差をつける鍵となりました。スーパー50クラスでは巽太壱選手が速さを見せます。スタートで上位につけると、コーナーやストレートでスピードを乗せ、1周目からトップを走行。後方との差を広げた中盤からは、前を走るリミテッド50クラスのライダーに迫る勢いを見せ、見事全ヒート優勝を獲得しました。

画像: 井端ブルーノ選手(#41)

井端ブルーノ選手(#41)

一方、巽選手と接戦を展開したのは、今大会が44キッズクロス初出場となった井端ブルーノ選手。スタートでは巽選手を抑えて前に出る反応の良さを見せました。ヒート3では巽選手に抜かされた後、抜き返してトップに躍り出る場面も。惜しくも優勝は逃しましたが、ヒート1とヒート2が3位、ヒート3は2位と、全ヒートでトップ3に入る実力を見せました。

なお、スーパー50クラスの年間チャンピオンは大久保英飛選手に決定。今大会は欠場でしたが、前大会まで一度も優勝を逃すことのなく勝ち続けてきた速さは、他のライダーにも刺激を与える存在でした。今後の活躍にも注目が集まります。

画像3: 小島庸平のワンポイント・コメント!

小島庸平のワンポイント・コメント!

優勝した巽選手は、今回特に良い走りをしていましたね。前を見て走っていて、勝ちたいという闘争心が見えました。この「闘争心を持つ」ということもレースにおいて重要なので、走りからその気持ちが伝わってきてとてもよかったです。

画像1: 小磯銀士選手(#10)

小磯銀士選手(#10)

リミテッド50クラスは、ファースト50クラスの井口選手がGASGASのニューマシンで参戦。しかし、新たな刺客に動じず、全ヒート1位を獲得したのが小磯銀士選手。勢いの良いスタートでホールショットを決めると、1周目には独走状態に。他のライダーが1周を1分50秒台で走る中、一人だけ40秒台後半をマークする圧倒的な速さがありました。また、小磯選手はレース後半になると前を走るバックマーカーを的確にパス。コースサイドで指示を出す親御さんに気づかないほど熱中している様子からは、スピードやレース自体を楽しんでいる気持ちが伝わってきました。結果は3ヒートとも全て優勝。シリーズを通して一度も優勝を逃すことなく、年間チャンピオンを獲得しました。

画像4: 小島庸平のワンポイント・コメント!

小島庸平のワンポイント・コメント!

小磯選手は安定した走りで、常にスピードも乗っていますね。基本的なスピードが速いので、コーナーも速さがありすごくスムーズです。今後、小磯選手を脅かすライダーが増えてくれることを期待しています!

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