ウェアラブル端末をオフロードバイクで活用できないか……と初代Apple Watchから物欲に身を任せて散財してきた編集部稲垣が最終到達点にたどり着いた。その名もGARMIN「Instinst2」である。これめっちゃすごい。ラップタイム計れちゃうのよ?

画像1: いいもの「GARMINウォッチでラップタイム+αとれる。オフ活めっちゃ捗るやんけ」

GARNIN
Instinct 2

¥ 49,500 (税込)

ガーミンスマートウォッチのラインナップの中で、アウトドアカテゴリに属するInstinct 2。GPS、ABC(高度・気圧・コンパス)、SPO2(血中酸素)、心拍数センサーが内蔵されており、様々なログをとることができる。稲垣が重視しているのは、睡眠スコア、ストレス値、活動量計。とにかくあらゆるスポーツやトレーニングを記録してくれてモチベーションにつながりまくる。詳しく語るとめっちゃ長くなるんで割愛する。公式サイトへゴー

画像: たくさん機種があるんだけど、まあ泥でよごれるモトクロスには山用がよかろう、と思ってInstinct 2にしました。なお、正確にはこぶりなタイプInstinct 2Sという機種になります〜

たくさん機種があるんだけど、まあ泥でよごれるモトクロスには山用がよかろう、と思ってInstinct 2にしました。なお、正確にはこぶりなタイプInstinct 2Sという機種になります〜

こいつはラップタイム+αの計測ができるのだ

自転車やランニングなどのログをとることができるのだが、内蔵されたGPSが「こいつはなんか同じコースを周回してるな」と勝手に判断してラップタイムを計ってくれる。

画像1: こいつはラップタイム+αの計測ができるのだ

こんな感じだ。心拍数やGPSを使っているので、分析もスゴイ。

画像2: こいつはラップタイム+αの計測ができるのだ

周回が重なっちゃうのでちょっと見づらいが、スピードの分布図も。はいはい、モトクロスビレッジのフープスまじ遅いっすねー。

画像2: いいもの「GARMINウォッチでラップタイム+αとれる。オフ活めっちゃ捗るやんけ」
画像3: いいもの「GARMINウォッチでラップタイム+αとれる。オフ活めっちゃ捗るやんけ」

平均スピード、最高速度、心拍数…全部まるはだかである。

画像4: いいもの「GARMINウォッチでラップタイム+αとれる。オフ活めっちゃ捗るやんけ」
画像5: いいもの「GARMINウォッチでラップタイム+αとれる。オフ活めっちゃ捗るやんけ」

そしてそれがグラフ化されてしまうのだ。あなおそろしや。

画像3: こいつはラップタイム+αの計測ができるのだ

ラップはこんな感じで出る。この精度が、ちょっといまいちなんだよなぁ。と、ところが……!

GARMINはLIT Proと接続することができるのだ!

じつはこのガーミンのデータ、AMA御用達のデータロガーアプリLIT Proと連携できるのだ。LIT ProはGPSを搭載したモトクロス専用のロガーでなんとAIがアドバイスまでしてくれる。

画像1: GARMINはLIT Proと接続することができるのだ!

こちらが、5月16日のモトクロスビレッジのログだ。5セッションしていて計27ラップも走っているらしい。

画像2: GARMINはLIT Proと接続することができるのだ!

これがラップ毎やセッションごとに分析されるのだ…あなおそろしや。とりあえず、この画面でラップタイムがわかる。

画像3: GARMINはLIT Proと接続することができるのだ!

再生ボタンをおすと、スピードと心拍数の変化が追える。コースにひかれたラインはヒートマップになっていて、スピード、加速度、減速度で表示を切り替えられる。僕の場合、加速度も減速度もひどくてぎくしゃくしまくりなので見せられません。てかタイムも隠したい。

画像4: GARMINはLIT Proと接続することができるのだ!

まずはセッションにおける心拍数の分析。56%が高心拍数だったとのこと。

画像5: GARMINはLIT Proと接続することができるのだ!

有料アカウントに登録するとAIによるアドバイスも受けられる。フィニッシュ前のストレートがおせえよ? とのこと。頑張れば0.5秒縮められるらしい。

画像6: GARMINはLIT Proと接続することができるのだ!

フィニッシュラインの前のストレートをイン側を選んだラップが0.5秒はやいとのこと。走れば走るほどアドバイスの正確性があがる。

画像7: GARMINはLIT Proと接続することができるのだ!

安定感の評価。いまは91ポイントで、95ポイントとれるようになったらレースの準備も万端だぜって言われてる。

画像8: GARMINはLIT Proと接続することができるのだ!

これは数年前に走ったバッズクリークのデータ。LIT Proの取材で走ったことがあってデータがIDにひもづいて残っていたのだった。これだけデカいトラックだと、5セグメントに分けて分析してくれる。なお、2021年のAMA バッズクリークラウンドでは下田丈が1分58秒をマーク。2周に1度抜かれる計算ですな。はっはっは。

というように、僕レベルでは使いこなせないレベルで分析してくれるのだ。おまけといってはなんだが、睡眠やストレス値(心拍変動からわりだしているらしい)からボディバッテリーという数字を呈示してくれる機能がある。特に30代後半から疲れを感知できなくなってきて、急に疲労で身体が動かなくなるなんてこともあったけど、この数値を見ているとかなり計画がたてやすい。睡眠の質や時間も、実感値として相当正確だと思う。2日前や、3日前の睡眠なんて覚えてないけど、ログとして残っていると「今週は疲れたまるはずだ。ここらで休もう」っていうような目安もつけやすい。

SNSによるとGARMINでラップタイムを計っているライダーはこの数年で急増している感がある。すげぇ時代になったもんだなぁ。

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