どこで抜くか、どう抜くか、考え抜いて仕掛ける一瞬にライダーも家族も息を呑む! 若いライダーたちの著しい成長が激しい接戦を生んだ44キッズクロス第4戦

44キッズクロス第4戦
日時:2022年6月19日(日)
会場:MXフィールドトヨタ(愛知県)

今大会、Off1.jpの映像スタッフが同行し、44キッズクロスのムービーを作成しました。キッズライダー達のあどけなさ、レースに向かう真剣な姿勢。かわいさもかっこ良さも含んだ姿を映し出しています。ぜひ、親子で一緒にご覧ください!

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2022年6月19日(日)、44キッズクロス第4戦が愛知県にあるMXフィールドトヨタにて開催されました。梅雨真っ只中の開催となった今回、主催者の小島庸平選手を始めスタッフの方々は雨予報の動きを見ながら前日まで開催の可否を協議。開催を決定した当日は、その判断を後押しするかのように快晴で、照りつける日差しと厳しい暑さがキッズ達の体力を奪うことになりました。

第3戦と同様、今大会もMOTO-E/ファースト50/スーパー50・リミテッド50/ファースト65/スーパー65/Jr.Aの7クラスが開催。トップカテゴリとなるスーパー50・リミテッド50/スーパー65/Jr.Aクラスは3ヒート制で行われました。

なお、MXフィールドトヨタでの開催は2度目。前回はマディコンディションでの開催だったため重い土の攻略に苦戦を強いられましたが、ベストコンディションの今回はスピードに乗せてライバルをパスしたりと、また違う経験ができたはず。4戦目ということでライダーたちはレースに慣れてきた様子で、接戦が繰り広げられた内容からはライダーたちが持つ勝利への意識の高まりがうかがえました。

トライアルとモトクロス、両方の要素を楽しんだMOTO-Eクラス

第3戦では電動バイクの静かなモーター音を生かした「口(くち)エンジンコンテスト」が開催され、盛り上がりを見せました。そして今大会は、モトクロス仕様にもトライアル仕様にもなる電動バイクWOOFの特徴を生かして「一本橋コンテスト」が開催! 会場は44キッズクロスで毎回開設されている電動バイクの試乗コース。午後からレースが行われたMOTO-Eクラスのスケジュールを考慮し、このイベントは午前中に行われました。

画像1: トライアルとモトクロス、両方の要素を楽しんだMOTO-Eクラス

練習走行は3回。本番では2回挑戦することができ、一番長い時間をかけて渡ったライダーが優勝となります。木の板やブロックなど素材や高さが異なるもので作られた一本橋をいかに渡りきるか。ライダーたちにはバランス力が求められました。幅広いコースでスピードを競うレースとはまた違う勝負に、ライダー達は苦戦しながらも楽しんでいる様子。

画像: 大久保香子選手(#34)

大久保香子選手(#34)

結果は3位に一本橋を4.29秒で渡りきった伊藤聡馬選手、2位には4.44秒で完走した丹羽群青選手が入り、僅差の戦いを見せました。そして優勝は、唯一6秒台を記録した大久保香子選手。安定感のあるバランス力で見事優勝を獲得しました。なお、次回はフロントアップを競う大会を予定。事前に告知されたことでライダーたちは練習する余地が与えられました。華麗なフロントアップを見せてくれるのは誰か、最終戦も注目が高まります。

画像: 丹羽群青選手(#99)

丹羽群青選手(#99)

レースは参加台数11台と大会最多に。コースはマシンのパワーを考慮してスタート直後の上り坂などをショートカットして行われました。ヒート1とヒート2ともに丹羽選手が1周目からトップを走行。毎戦トップを譲らない速さで後方との距離を広げ、今大会も優勝を獲得しました。

画像: 福本裕士選手(#85)

福本裕士選手(#85)

ヒート1で3位、ヒート2で4位に入ったのは初参戦の福本裕士選手。スタートから前に出て上位に入り込む速さには安定感がありました。

画像2: トライアルとモトクロス、両方の要素を楽しんだMOTO-Eクラス

また、「一本橋コンテスト」で1位を獲得した大久保香子選手は第2戦から毎戦エントリー。各レースの総合順位は第2戦が5位、第3戦は3位、そして今大会は2位と、大会を重ねる毎に順位を上げています。今大会の大久保選手のベストラップは48.606秒。トップの丹羽選手(47.820秒)とは1秒差と迫る勢いを見せています。さらに、ヒート2ではスタート直後で転倒するも3位まで追い上げ。転倒しても上位に食い込む速さを見せました。最終戦ではトップの丹羽選手との接近戦が見られるのか、期待が高まります。

画像1: 小島庸平のワンポイント・コメント!

小島庸平のワンポイント・コメント!

参加台数が増えてきた中、丹羽選手は安定した速さがありますね。2位以降の選手も丹羽選手について行ったり、トップ以外の場所でバトルが展開されたりと、かなりレースチックになってきたなと感じます。

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