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KTMから450ラリーレプリカの2023年モデルが海外で発表された。これはダカールラリーを走るファクトリーマシンKTM450ラリーの市販車バージョンで、多くのライダーが実際にこのマシンを使ってラリーに参戦している。2022年モデルでフルモデルチェンジが行われ、WP XACT PROサスペンションやアクラポビッチ製エキゾーストシステムなどを採用している。

主な変更点は以下の通り。

・WP XACT PROフロントフォーク&リアショック
・フレームと車体構成を一新
・アクラポビッチ製エキゾーストシステムの採用
・ファクトリーマシンと同比率で作られたPanklのトランスミッション

WP XACT PROフロントフォーク&リアショック

WP XACT PROのサスペンションを採用。コーンバルブが入った48mmのフロントフォークと、ダンピングとレスポンスのバランスを向上させたリアショックによって、速度域の高いラリーシーンでも、走りの安定性を保つ。

フレームと車体構成を一新

フレームにはクロムモリブデン鋼を使用し、高い耐久性を実現。リア部分には16リットルの容量を持つセルフサポート用燃料タンクが備えられ、マシン全体で合計33リットルの燃料を運ぶことができる。

アクラポビッチ製エキゾーストシステムの採用

排気系にはアクラポビッチ製エキゾーストシステムを採用。さらに、サイレンサーを短くすることで、マスの集中化にも貢献している。

ファクトリーマシンと同比率で作られたPanklのトランスミッション

PanklのトランスミッションはRed Bull KTM Factory Racingで実際に使用されていたものと同じギア比で製作され、特別なコーティングによって長時間使用への耐久性も高められている。

KTM
450 RALLY REPLICA

画像: KTM 450 RALLY REPLICA

ジャンキー稲垣の一口コラム

ダカールラリーで定番のマシンとも言える450RALLYレプリカは、他の車両と販売体制が異なり、例年4月くらいに車両未発表のままオーダーがスタート。70台ほどの限定数を超えたらオーダーストップされてしまうという仕組み。価格についても為替などの状況により変動するため、定価が決まっておらず400万円近辺で推移している模様。詳しくはKTMディーラーに問い合わせのこと。

日本でも数台しか現存が確認されておらず、そもそも活用用途が見当たらない特殊なマシンだが、なにぶんKTMの哲学「READY TO RACE」を最大に体現したラリーバイク。興味のある人は4月のオーダー時期を逃さないようにするべし。2023モデルがオーダーを受け付けているかどうかは未発表とのこと。

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