いよいよ今年のスーパークロスが今週末に開幕。現地4日前で、ベールに包まれていた開幕戦の仮エントリーリストが発表された。450SXクラスに関しては、チームの移籍などすでに既報のとおりだが、例年250SXクラスに関してはほとんどのチームでイースト、ウエストのどちらで戦うかが発表されておらず、この発表を待つことになる。
開幕戦、そしてモトクロス人口の多いカリフォルニア中心ということもあって、ウエストに偏重する傾向があるが、この2022年もまさにそのとおりウエストが激戦区に。
筆頭は、昨年のモトクロス250チャンピオンであるジェット・ローレンス。こちらは、12月のプレースローンチイベントでウエストへの参戦を表明済みであった。兄弟でありチームメイトのハンター・ローレンスはイーストとの事前発表だったが、アナハイム1のエントリーリストに名前あり。今季より、マシンもオールニューのCRF250Rで実に好評。下田最大のライバルに、死角はない。
また、昨年のイーストチャンピオンであるコルト・ニコルズも、今季はアナハイム1に名前を連ねる。当然ながら連覇を目指すベテランの強豪。なお、ヤマハ勢としてはクリスチャン・クレイグもリスト入り。
我らが下田丈も、この段階でウエスト参戦が濃厚に。思えば、全日本モトクロスSUGOキャンセルもこのウエスト参戦への布石だったかと思うと感慨深いものがある。
仕上がりは上々、昨年不足を感じていたスタートやインテンシティが、今季いかに解決しているのか。開幕戦の大舞台アナハイム1からは、日本からはサブスクリプションでライブ中継を楽しめる。Off1.jpでは、今季も毎レース後のインタビューレポートを掲載、また1月末のアナハイム2では現地レポートを独占取材予定だ。
※ただし、イースト/ウエストの参戦は、開幕戦まで変更が可能。メンバーの負傷などを鑑みて、アナハイム1にとりあえずエントリーしておくというチームもある。こちらが最終決定ではないことに注意…