モトクロス用のタイヤ開発は、オフロード競技のなかでも非常に激しく、常に最新鋭のテクノロジーが投下される。今回のX31は、ブリヂストンが掲げた2021-2023年の中期事業計画「断トツ商品」の一角を担うものだ。

BRIDGESTONE
X31

2022年2月1日発売

画像1: BRIDGESTONE X31

サイズラインナップは、当然19インチ100/90から120/80までとモトクロスの標準的な大きさを揃えているのだが、エンデュランサー用サイズの18インチも登場。JNCCなどのクロスカントリーをも見越したものと思われる。

画像2: BRIDGESTONE X31

ブリヂストンユーザーにはおなじみのラインナップ表だが、このX31はこれまでの製品X30の進化版。少しの雨や、逆にカチパン路面であってもグリップ力を確保できるレンジの広さが好評だったが、さらにX31はそれよりもレンジを拡大した形。

モトクロスにおいては、ひとつのサーキットでもあるていど路面の質に幅があり、どの路面に「合わせるか」がセッティング戦略の要素になる。そういったバックグラウンドがあるなか、タイヤメーカーが年々レンジを拡大してきたことで、ライダーはとりあえずミディアムを履いておけばたいて対応できる、というメリットを享受してきた。今回のX31では、それよりもさらにオールマイティな性格を得たものだと解釈できる。

画像3: BRIDGESTONE X31

また、開発によって搭載されるテクノロジーにより、グリップ力自体を向上しているのも見逃せないポイント。X31の場合は、エンデューロ用のE50で先行していた「バンカー」をX31にも搭載。図の通り、タイヤのつぶれを積極的に利用することでトラクションを得るものだとのこと。

新シーズンには、ブリヂストンユーザーの強い見方となることは間違いない。

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