今年は全日本モトクロスやG-NETなどとスケジュールが被ることでライバルである渡辺学、鈴木健二がともにフル参戦できないJNCCは、大きなトラブルさえなければ馬場大貴のチャンピオンは揺るぎないものと見られていた。しかし蓋を開けてみれば第1戦、得意な阪下で渡辺に打ち勝ち、さらに第2戦、広島で鈴木に勝ち、そしてそして、第3戦、鈴蘭でも鈴木を下して開幕3連勝を成し遂げた。フル参戦かどうかなど関係ない。そんな事情がなくても「実力で獲る」と言わんばかりに馬場の勢いは止まらない!

着実に実力のある若手が育っているFUN-GP

画像1: 着実に実力のある若手が育っているFUN-GP

Off1的に注目したいのがこの面々。左から久保櫂人(15)、渡辺敬太(12)、水野零埜(13)。3人とも5年くらい前からチェックしていたライダーなのだが、いよいよ頭角を現してきた。

画像2: 着実に実力のある若手が育っているFUN-GP

久保は2016年の爺ヶ岳でデビューしたライダーで、偶然にもその爺ヶ岳で初JNCC取材だった僕は一緒に下見をさせていただいたので、よく覚えている。今年は阪下でFUN-C優勝、広島で2位。ここ鈴蘭でもずっとクラストップを走っていたが、最終周でクラッシュしてしまい2位に甘んじた。

画像3: 着実に実力のある若手が育っているFUN-GP

そしてAAライダー渡辺裕之を親にもつサラブレッド、渡辺敬太。小柄ながらアグレッシブな走りで85を自在に操り、様々な路面に柔軟に対応できる奥の深さが垣間見えた。2周目にはクラス1位も走るが、最終4位でチェッカー。

画像4: 着実に実力のある若手が育っているFUN-GP

最後の水野はモトクロスランド多度で出会った。当時はまだ受け答えもおぼつかない子供だったが、今や立派なコメントをくれるライダーに成長していた。主戦場はあくまでモトクロスだが、荒れた路面に対応するスキルを身につけるためJNCCに参戦している。今回はFUN-Cクラス9位で見事、表彰台に登壇した。

JNCCの若手を牽引する保坂修一、青木琥珀、そしてFUN-Bで活躍する瀧村泰自、廣田優大らに続く、有望な若手がドンドンと育っている。

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