あるバイクのローダウンリンクが、その年の販売台数の8割くらい売れていたことでびっくりしたことがある。どっぷりオフロードにはまってしまっても、なかなか足付きの問題は拭えないモノ。なんせ、大きいバイクであればあるほど、そして難しいところにいけばいくほど、足付きが欲しくなってくるからだ。そこで、SHOWAが開発を進めている「ハイトフレックス」を体感してみた。
走行性能を犠牲にせずに、足付きを確保できる
理想的な「ローダウン」である
90年代のバイクに明るい方であれば、もしかするとDR250SHCを覚えてはいないだろうか。スズキの油圧エンジンを搭載したDR250に、車高調整できる機能を追加したモデルである。サスペンション付近の油圧ポンプが、サスの上下運動をつかって作動し、サスの長さを変動させるものだった。
今回のSHOWAハイトフレックスも、実は作動原理としてはよく似ている。
こちらが、SHOWA EERA HEIGHTFLEXだ。赤い部分が、油圧を使って伸び縮みする部分である。スズキのSHCはアナログな機械だったが、SHOWAのハイトフレックスは全自動で車高調整がおこなわれるというから時代の進歩を感じる。
どういうことかというと…