CRF450Rが変われば、当然CRF450RXも変わるだろう。今回、思い切り攻めた構成でデビューした21モデルは、むしろXCにこそマッチするのではないか。

開発テーマは「カミソリ・ハンドリング」

ティム・ガイザーが開発に大きく関与したと言われるこの21モデルの開発テーマは、カミソリのようなシャープなハンドリングだ。

画像1: 開発テーマは「カミソリ・ハンドリング」

メインフレームは、見えてのとおり細いパイプワークに変更されている。MXGPで先行デビューしたフレームとも、断面形状は異なるように窺えるが、この細くなった形状により700gの軽量化を達成したとのこと。ねじり剛性をそのままに、横剛性を20%落としたことでコーナリング性能スピードを向上させた。いわば、これまでのロードバイクのようなツインチューブからは、一線を画したものになった。

画像2: 開発テーマは「カミソリ・ハンドリング」

スイングアームは、これにマッチするものへ変更されている。これまでよりも、複雑な絞り込みがなされた異型断面で、スイングアーム自体もナロー。

画像3: 開発テーマは「カミソリ・ハンドリング」
画像4: 開発テーマは「カミソリ・ハンドリング」

これまで日本のTeam HRCでは、スタンダードのトリプルツリーを使ってきていたが、このたびの21モデルでは、より動くものへ進化したことでスピードのあるステアリングに対応している。

画像5: 開発テーマは「カミソリ・ハンドリング」

サスペンションは、前モデルですでにショーワAキット相当と言われていたが、これをさらにスプリングトラベルを5mmアップ。アクスルクランプは、剛性を固める方向で設計されている。当然、XC向けのセットアップがなされているとみるべきだ。

画像6: 開発テーマは「カミソリ・ハンドリング」

リアサスペンションには、軽量な合金を使うことで200gの軽量化に。さらに内部ピストンバルブも大径化してショック容量を増加している。

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