COVID19の影響で、休止していたAMAスーパークロスが復活。ただし、アウトドアモトクロスまでの時間も少なく、全米のコロナ騒動も終息したとは言いがたい状況から、スーパークロス陣営の発表した残り7戦は以下の概要だ。
・第11〜18戦の残り全7戦を、すべてソルトレイクシティのライスエクルズスタジアムでおこなう
・日曜/水曜の週2回開催
・無観客にて、コロナウイルス対策
我らが下田丈を擁する、ガイコホンダのソルトレイクシティ1週間前。コロナ禍に負けず、スーパークロスへ立ち向かう姿に、目頭が熱くなる。
現地15時、真昼30度の炎天下
250はイースト・ウエストで別れていて、残り7戦はイースト4戦・ウエスト2戦ずつこなし、最後にシュートアウト。下田の走るイーストは、5/31・6/3・6/7と前代未聞の超詰め込みスケジュールでレースをこなし、若干のブレイクを経て6/17・6/21で最終戦を迎える。日〜水の間は、2日しかないから休息に充てるのだろうが、その後はプラクティスを挟みながら、この3週間を乗りきるよう、ガイコホンダのスケジュールにはしるされている。下田丈を含む多くのプロライダーは、このスケジュールに沿うためにソルトレイクシティに一時拠点を築くようだ。
異例のデイタイム開催となった、第11戦。下田の走るヒート1出走は、現地時間15:00だった。スーパークロスデビュー後、かなりの確率で決められるスタートは、このヒートにおいても3番手での立ち上がり。チェイス・セクストン、ジェレミー・マーティンのガイコホンダ勢が1-2を独占、3番手に割って入った同世代ピアース・ブラウンと4番手下田のバトルに展開。背後には、やはり同世代のジャレク・スウォルがつけるが、縦に長くなったレース後半は動きもなくフィニッシュ。なお、クオリファイで下田はクラッシュしたものの、問題なしと本人の報。
メインレース、マシントラブルか…
メインレースも、好スタートで4番手で1コーナーを回った下田だったが、直後の第2コーナーで他のライダーのリアタイヤがフロントにヒット。転倒は免れたモノの、極端にペースを落としてメカニックエリアへ。レースを続行できず、このラウンドをアウト。
レースは、ポイントリーダーのセクストンが、シェーン・マケラスを追うものの、敵わず。マケラスは、今シーズン2度目の勝利で、セクストンにランキング上で7ポイント差に接近。チャンピオン争いが過熱している。3位には、デイトナで勝利したガレット・マーチバンクス。