![画像: ダンパーロッド式から、カートリッジ式へ。レーサー同様、フルアジャスタブルにアップデートされるTRICキット](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/05/09/a3a6ee58e71a567c7ce30665f3ca3fad03b61bce_xlarge.jpg)
ダンパーロッド式から、カートリッジ式へ。レーサー同様、フルアジャスタブルにアップデートされるTRICキット
![画像: 圧側は、サスペンションのボトムでアジャストできる機構](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/05/09/aeb7d7814a8355b1fee6b7ac9cec13a816b06afc_xlarge.jpg)
圧側は、サスペンションのボトムでアジャストできる機構
人は、どんなときにサスペンションが固いと思うだろうか。答えは、動いて欲しいタイミングで動かない時だと、僕は数々の取材で教えられてきた。「サスを思い切り柔らかくしたつもりで乗ってみたら、すごく固く感じた…実は、奥で思い切り固さが立ち上がっていた」という失敗は、よくある話である。TRICサスは、そういう意味でまったく固さを感じることはない。物理的に言えば、カートリッジ式になって減衰ボリュームが飛躍的に上がっていて、バネも強いモノが入っているから、スタンダードより固い。だけど、オフロードライディング的には、まったく固いサスではない。
![画像: リアサスペンションには、Tec-5.2。これまでの5.1とは違うのだ!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/05/09/f569900d68a3936d5e078234ebcd57889ceab599_xlarge.jpg)
リアサスペンションには、Tec-5.2。これまでの5.1とは違うのだ!
![画像: Tec-5.2では、コンプレッションを高速・低速で調整可能だ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/05/09/7f312d0dc9d16ee2319bc6fdf010538cc8b70d5c_xlarge.jpg)
Tec-5.2では、コンプレッションを高速・低速で調整可能だ
絶妙なサスセッティングは、KLX230にマッチしていると感じた。路面のコンディションが、よく伝わってくるから、少し乗っているとスタンダードよりも、もう少し攻めてもいいのだと気づかされる。ギャップに突っ込んでいくスピードは、周回をあまり重ねずとも、上げていける。腕が無いので飛べないけど、少し飛んじゃってもいいんだ、とジャンプもアクセルを緩めず進入できるようになる。
![画像: 情けない走りでスミマセン…](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2020/05/09/c7f8a92b4a93c9be1c39f4e3efe1282d5a90c8a8_xlarge.jpg)
情けない走りでスミマセン…
コーナリングも、圧倒的にいい。ブレ—キング、サスを沈めて姿勢を変化させて…旋回。そんな流れを、自然にレーサーのようにこなすことができる。ここまで仕上がるなら、KLX230を「R化」するなんて考えなくて良いし、これ1台でなんでも遊べちゃうよな…と思わされてしまう。