画像: 同世代ライダーのなかで…ピアース・ブラウンの来襲

課題は、4周目くらいまでの勢い

下田は、アトランタの5位を素直に喜んでいる。「12位から5位まで追い上げましたし、棚ぼたでもないですしね。目標にしていたものなので、普通に嬉しいです」と。スタートは、現状でやむを得ない。開幕にみせた強いスタートは、いつでも決まるわけではないけど、10番手あたりはカタイ。だが…

「次はポディウムですね。

今回、マーチバンクスを抜いたあとに、前と10秒くらいあいてしまっていました。そこからさらに4位以上を目指していくようなスピードはないですね。あくまで追い上げで必要になるわけですが、そのくらいのスピードも欲しい。

ジェフ(・ワード)にも毎回言われているんですが、4周目くらいまでの序盤のスピードをつめていかないといけないですね。序盤は混戦で、そこから前に出て行くためには、コースの攻略というよりも、強いメンタルが必要だと思っています」スーパークロスのプロガイたちは、序盤の勢いがとにかく半端じゃない。ここに場慣れしていかない限り、3位以内はなかなか見えてこないだろう。

「とはいっても、今年はランキングを5位以内に入ることを目標にしています。レースをしっかりこなすことです。でもね、デビュー戦、2戦目、とトラブルなくちゃんと走りきることを考えていたから、80%くらいで走っていたような感じなんです。でも、3戦目だから、今回は普通に100%で走ることができました。体もかなり疲れましたよ」下田は、デビュー戦を「ちゃんと最後までフィニッシュすること」を最大の目標においていたのだが、そのモードが3戦目から切り替わったということらしい。

残り6戦、長いがあっという間にスーパークロスが終わる。だが、下田を追う楽しみは、そのあとのAMAモトクロスに移る。こんなに楽しくAMAを見ることができる年が、いまだかつてあっただろうか。

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