Off1.jpが追っている大きなテーマの一つ、「JO SHIMODA」。規格外のジャパニーズライダーで、昨年ガイコホンダと契約。今年、最後のロレッタリンモトクロス(アマチュア選手権)から卒業し、AMAモトクロスにプロデビューした。その下田が、いよいよ2月15日のイースト※タンパでAMAスーパークロスへデビューする。
※250クラスは、ウエストとイーストの2地域にわけて開催。ウエストは1月4日のアナハイムで開幕する
7タイムスチャンピオンが、下田のトレーナーに
スーパークロスのデビューにあたって、下田丈のトレーナーに就任したのは7回ものAMAタイトルをものにしたレジェンド、ジェフ・ワード。氏のインスタグラムにも、下田丈の好調なライディングがアップされている。
スーパークロス…とは
これまで、Off1.jpでとりあげてきた下田のレースは、すべてアウトドアのモトクロスなのだけれど、この2月にデビューするのは屋内のスーパークロスだ。ご存じのとおり、カントリーで開催されるアウトドアよりも、都心のスタジアムで開催されるスーパークロスは興業としても、桁違いの人気。ショウアップされたコースを走るには、モトクロスとはまた別のスキルが必要だと言われており、モトクロスとスーパークロスは別のスポーツだと言うライダーも多い。
だが、我らが下田丈は、2018年のモンスターエナジーカップ(シーズンオフに開催されるスペシャルレース。トップライダーが集結、アマチュアクラスもアツイ)で優勝しており、そのスーパークロスでの強さをも証明済み。2019年の優勝者でもある同じくスーパールーキーでチームメイトののジェット・ローレンスとあわせて、現ルーキー世代の二大巨頭と言っても過言ではない。
同世代では、2019年のロレッタリンを制したジャレク・スウォル、ピアース・ブラウンらがイーストでデビュー。元チームメイトのRJハンプシャーもイーストだ。最大のライバルでチームメイトのジェット・ローレンスはウエストで一足先にデビュー。日本の古賀太基もこちらウエストの250クラスへエントリーを済ませている。