既報のとおり、セロー250にファイナルエディションが発表された。ファイナルだと言うからには、最後のセロー250だということになる。なぜか? 様々な規制に対応できないからだ。ユーロ4なのか、ユーロ5なのか…そういうことではないらしい。ABS、灯火、排ガス…重なり合った2020年のレギュレーションを、セロー250は生き延びることができなかった。

画像: セロー250、ファイナルエディション

セロー250、ファイナルエディション

セロー250ファイナルエディションは、2020年初旬まで生産されたあと在庫を切り売りしていく形になる。それがいつまで手に入るのかは、売れ行き次第。早く売り切れてしまえばそれまでだ。

ファイナルエディションのカラーは
オフロードマニア中のマニアが作った

ヤマハのオフロードバイク開発には、実際にオフロードバイクをコアに楽しんでいる人が多いように思う。JNCC会場や、JEC会場(JNCC=全日本クロスカントリー選手権・JEC=全日本エンデューロ選手権)にいくと、ヤマハのテントの大きさに驚くはずだ。誰でもウェルカムなヤマハテントには、ご存じ鈴木健二をはじめとしたヤマハオフロードの開発に関わる人間が常駐する。というか、レースに出ている。

画像1: ファイナルエディションのカラーは オフロードマニア中のマニアが作った

このセロー250ファイナルエディションの、キモであるカラーリングを担当した太田晴美さん(写真中央)も、オフロードバイクどっぷりな一人。全日本エンデューロを中心に活動するレースライダーで、ウィメンズクラスの常連。2018年の富山大会で、初優勝したことは記憶に新しい。

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