タイヤ空気圧&内部温度をリアルタイム表示

残念なことにタイヤ点検の重要性を理解していないライダーが多い。

点検は摩耗やヒビ割れ、異物の刺さりを目視で判断し、空気圧(内圧)の管理はエアゲージでチェックするもの。

画像: 通常の表示画面。上が前輪、下が後輪で、空気圧と温度(表面温度ではなく、タイヤ内の空気温度)が常時表示される。前後センサーとディスプレイ部のほか、ハンドル装着用ステー、USBケーブル、専用レンチとナット、バッテリー交換用工具が付属。 価格:オープン(アマゾン販売価格4500〜6000円)

通常の表示画面。上が前輪、下が後輪で、空気圧と温度(表面温度ではなく、タイヤ内の空気温度)が常時表示される。前後センサーとディスプレイ部のほか、ハンドル装着用ステー、USBケーブル、専用レンチとナット、バッテリー交換用工具が付属。
価格:オープン(アマゾン販売価格4500〜6000円)

どんなに高性能なタイヤ、新品タイヤでも、適正空気圧を与えないと本来の機能を発揮しないし、グリップ力や乗り心地の低下、偏摩耗やバーストの発生など、重大なトラブルの発生原因にもなる。

内圧は時間経過と共に下がるから、乗る乗らないに関わらず、最低でも月に一度は適正値に合わせるべきだ。

画像: 受信機内蔵液晶ディスプレイの電源は内蔵バッテリーなので配線は一切不要。付属のマイクロUSBケーブルで充電する。

受信機内蔵液晶ディスプレイの電源は内蔵バッテリーなので配線は一切不要。付属のマイクロUSBケーブルで充電する。

タイヤテストを担当することが多い僕は、10年以上前から自分のオートバイに空気圧監視システムを装着している。

初期のシステムはホイールの裏側にセンサーを装着し、モニターに12v配線が必要だったので取り付けや電池交換が面倒だったが、ここ3年間はエアバルブの先端にセンサーを取り付けるタイプの「エアモニ・バイク」を使用中。

画像: 緩み止めのナットを入れ、センサーをねじ込む。横向きエアバルブを使っている車両はセンサーとホイールが干渉しないか確認すること。

緩み止めのナットを入れ、センサーをねじ込む。横向きエアバルブを使っている車両はセンサーとホイールが干渉しないか確認すること。

空気圧管理に加えて、走行による空気圧上昇とタイヤフィーリングの変化、温度によるグリップ変化を知るために大いに役立っている。

今回テストしたのはアマゾンで購入した中国製品だが、技適マーク付きで日本の電波法にも対応とのこと。

画像: センサーは外径23㎜×高さ15㎜で、重量はボタン電池込みで約10g。電池寿命は毎日3〜4時間の使用で約2年。交換も簡単に行える。

センサーは外径23㎜×高さ15㎜で、重量はボタン電池込みで約10g。電池寿命は毎日3〜4時間の使用で約2年。交換も簡単に行える。

12月現在の価格は5066円と安価だが、機能や空気圧の計測精度はエアモニとほぼ同じ。

ただし取扱説明書は英語版のみで、設定を行うスイッチの節度と防水性にはやや不安がある。

また、空気圧と温度の上限/下限を超えたときの警告表示とアラームもエアモニほどは判りやすくないし、耐久性も未知数。

とはいえ低価格なので、空気圧管理システムがどんなものかを手軽に経験できることは魅力。

安全に寄与するデジタルガジェットとして有用だと思う。

テスター太田安治の欲張りリクエスト

『エアモニ・バイク』を手本としたような製品だが、機能は充分で数字表示も見やすい。

ハンドル用取り付けステーが付属するが、モニター底面を平らにして、メーター回りに面ファスナーで取り付けられればもっと便利。

文:太田安治/写真:松川 忍、南 孝幸

TPMS タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム M3-WF-Y

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