CRF450Rは、初のトルクコントロールを搭載する

画像: CRF450Rは、初のトルクコントロールを搭載する

そして、この20モデル最大のトピックはトルクコントロールを搭載していることだ。オフロードレーサーとしては、KTM/ハスクバーナがこの分野では先行しているものの、HSTC「ホンダセレクタブルトルクコントロール」は土の上で言うと、CRF1000Lでも磨き上げてきたデバイス。

狙いとしては、クイックタターン時や、スリッピーな路面における後輪のスリップを低減させ、加速時に車体を安定させることである。

画像10: 「超」熟成Honda CRFシリーズ、20MYこそ至極である4つの理由
画像11: 「超」熟成Honda CRFシリーズ、20MYこそ至極である4つの理由

用意されているモードは3つ。介入△neというのは、エンジンの回転数勾配、つまりエンジン回転数が急激に上がる度数のことだ。これが各モードの規定値を超えた時に、HSTCが介入し、駆動力を抑える。

前述した全日本MX開幕での取材において、Team HRCはこのHSTCを実戦投入して検証を進めていることがわかっている。どこまでそのメリットが発揮されているのかは定かではないが、下記ホンダの発行している現場レポートでも、各人にあわせた設定がされているという記述があり、おそらく今年の好調にも貢献しているのでは無いだろうか。

画像: CRF開発チームの面々。CRF250Rは、開発責任社代行が中島広司氏

CRF開発チームの面々。CRF250Rは、開発責任社代行が中島広司氏

This article is a sponsored article by
''.