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3番手争いで光った和田卓也

画像1: 3番手争いで光った和田卓也

アップダウンが激しく、スロットルを緩める区間の少ないほおのきは、中距離走のようなもの。ほぼ全開のペースを強いられることで、得手不得手が出てくる。この特殊な状況にいて、#14をつける和田卓也が気を吐いた。1周目を6番手で戻った和田は、2周目には3番手へ。小林雅裕との死闘を繰り広げながら12分台をマーク。

画像2: 3番手争いで光った和田卓也
画像3: 3番手争いで光った和田卓也

その背後に、淡々と走っていたのが中島敬則だ。「特に前半は腕が上がってしまって、ペースを上げられなかったです。ワダタクや、まちゃさんに先行を許してしまって、歯がゆい思いをしていました」と中島。その翌週に、GNCCへのゲスト参戦を控えている中島は、しかし3番手争いから脱落しないようペースを段々と上げていく作戦に出た。中盤の7〜8周目では、なんと30秒もつめる怒濤の勢いで3番手へ踊り出た。

画像4: 3番手争いで光った和田卓也

そんなレース中頃、渡辺 VS 鈴木は渡辺の給油タイミングを狙って、展開が一変。鈴木は自信をもってここでスパートをかけた。鈴木は後ろを振り返っても渡辺がいないことを確認して、この日のスピードに再度自信を持つ。これならいける…初優勝が狙えるかもしれない…と考えた瞬間、難所で他のバイクが降ってくる事態に見舞われ、トップ争いはジ・エンド。

画像5: 3番手争いで光った和田卓也

渡辺はさらに考えていた。鈴木が引っかかってしまった難所は、2wayでエスケープラインがあったのだ。渡辺は、この日はここぞとばかりにアシスタントを引き連れていて、渡辺のこの難所の2wayを両方ともレース中にタイム計測していたのだ。その結果、区間タイムはエスケープのほうが3秒遅いだけで大勢に影響がないと判断した渡辺は、転倒やトラブルの心配のないエスケープを積極的に攻めることができたのだった。

渡辺優勝・鈴木2位・中島3位。ヤマハ1-2-3の結果は、見えていたとも言えるものだった。

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