世界一とも言われるオーストリアで行われるハードエンデューロレース「エルズベルグロデオ」のレース形式を模して、昨年から北海道日高町で開催されるようになったHIDAKA ROCKS。2年目の今年はコースレイアウター山本礼人いわく「コース難易度が2倍、距離は1.5倍」に拡大、さらなる進化を遂げていた。

これぞHIDAKA ROCKSの醍醐味、ヘアスクランブル

画像1: これぞHIDAKA ROCKSの醍醐味、ヘアスクランブル

決勝レースが行われる日曜日の朝は晴れ間が広がり、曇りで肌寒くすらあった予選と打って変わって夏らしい暑さを感じることができた。前日までは水量が多く、コースカットが予定されていたセクション「ダイナマイト」も、朝の状況を考慮して使用することが決まり、一部前半の川渡りだけがカットされるコース設定となった。

画像2: これぞHIDAKA ROCKSの醍醐味、ヘアスクランブル

決勝レースではスタートしてまずはアイアンロードを走ってジュナイトの入り口へ。ここでの順位は内嶋亮、木村吏が一歩リードしていた。が、レースが始まったとはいえまだまだ序盤、選手はカメラマンに手を振ったりと余裕のある走り。

画像3: これぞHIDAKA ROCKSの醍醐味、ヘアスクランブル

ジュナイトでは木村吏がラインを誤り、行き止まりへ行ってしまい順位を落とす。

画像4: これぞHIDAKA ROCKSの醍醐味、ヘアスクランブル

その間にトップ内嶋亮を追走したのはホビークラスの前田孝志と、その後ろには和泉拓、泉谷之則、佐伯竜と続いていた。

この後ジュナイト往復の間に順位は変動。「アイアンロードとジュナイトでいきなり腕上がりをしてしまって休憩を挟んだり、なかなかペースが上がりませんでした」という内嶋に対して泉谷は「ジュナイトでは和泉さんの後ろについて走っていました。和泉さんの後ろなら、ラインのことは考えなくても安心なので、走りに集中することができました」と語った。

画像5: これぞHIDAKA ROCKSの醍醐味、ヘアスクランブル

次のセクション・パイプラインに一番で姿を現したのが、その泉谷。泉谷は2位以下に大きなアドバンテージを築いていたが、この先でミスコースを犯してしまう。

画像6: これぞHIDAKA ROCKSの醍醐味、ヘアスクランブル

パイプラインのトンネル手前でトップライダーによるプチ渋滞が発生。和泉、飯田が2本のラインからアタックし苦戦。その後ろに水上、佐伯、大西実、木村、中野誠也、佐々木文豊らが続いた。

画像7: これぞHIDAKA ROCKSの醍醐味、ヘアスクランブル

この渋滞をうまく抜けだし、泉谷を追走したのが、九州から参戦した藤田貴敏。実は藤田は前日の予選アイアンロードで崖落ちを喫しており、予選をDNF。決勝レースは4列目スタートとなっていたため、ここまで45台近いライダーを抜いてきたことになる。

This article is a sponsored article by
''.