令和を目の前に、KTMが2020年モデルのSXシリーズを公開。昨年、フルモデルチェンジを遂げたばかりの同シリーズは、今季は主にエンジンの熟成にとどまるモノの、AMAや欧州における活躍はご存じの通り。
チャンバー的なリゾネーターを備えた、4ストモデル。写真は450SX-Fで、エンジンのセッティングを見直したという。ニューグラフィックは、シンプルながらオレンジ→ホワイトへの切り替えが美しい。
参考までに、ベースになった19モデルの250SX-Fエンジン。カワサキや、ホンダなども取り入れ始めたフィンガーフォロワーは、KTMがモトクロッサーでは先駆けた動弁機構。日本車で進むダウンドラフト化に関しては抑えめの傾向。下から上に向いて吹くインジェクターも、KTMならでは(19モデルより、RM-Z250でも採用)。
2ストローク250の250SX。
バランサーシャフトを差し込み、スムーズなライディングフィールとアウトプットを両立。進化し続ける2ストロークモトクロッサーは、今のところKTMの独壇場だ。
ヤマハとの激しい市場競争の最中にいる、85SX。