全日本モトクロス開幕戦、その直前になってホンダからCR ELECTRICプロトのエキシビジョン走行があるとのリリースが流された。プロトマシンが積極的に公の場で走ることは、昨今のオフロードバイク事情ではかなり珍しいことだ。

画像1: モトクロッサーの電動化に何を託すか。疾走るCR ELECTRICが教えてくれるもの

モーターサイクルショー時に、開発にインタビューした記事はこちら。あわせてご一読いただきたい。

当たり前だが防水対策は完璧

折からの雨で、エキシビジョンがおこなわれるかどうか、とても厳しい状態になった熊本HSR九州だが、開発陣の「問題ない」との声に押されて元Team HRCライダーの増田一将がスロットルをひねった。

画像1: 当たり前だが防水対策は完璧

展示時はカバーに隠されたバーパッドだが…

画像2: 当たり前だが防水対策は完璧

電源を入れると青いインジケーターが点灯…

画像3: 当たり前だが防水対策は完璧

その呼び方が正しいのかわからないが、キルスイッチをONにすると

画像4: 当たり前だが防水対策は完璧

緑に変わる。音はない。ただただ、マシンはたたずんでいるが、この時点ですでにレディ・トゥ・スタートだ。

画像5: 当たり前だが防水対策は完璧

1周ごとにペースを上げながら、増田は周回をこなす。走り出すと、チェーンの音、モーターの音がかなり大きく聞こえてくる。ラジコンの音のようだ。先行して一般に御披露目されたアルタモータースと同質の音である。

速いのだが、速くなさそうに見える。それは音のせいだ。エンジン車ならば、エンジンがいかに回っているか、は音によって判断する。だが、モーターの場合はそれができない。見た目のスピードだけでは、現代人は「速いか遅いか」をなかなか判断しづらい。

画像6: 当たり前だが防水対策は完璧
画像: タンクならぬバッテリーカバーからは、配線が覗いているが、このあたりの防水性は問題なさそうだ

タンクならぬバッテリーカバーからは、配線が覗いているが、このあたりの防水性は問題なさそうだ

ドロドロになっても、まったく問題はなさそうだった。このあたりが、本田技研のすさまじいところだ。ちなみに、雨がひどければ走らないとアナウンスされていたことは、明記しておきたい。

This article is a sponsored article by
''.