AMAスーパークロス第6戦は舞台を東に変えてミネアポリスにて開催。記録的な大寒波の影響で大きな被害が出ているアメリカ東部ですが、今大会はドームでの開催のためコースはベストコンディション。

450SXルーキー、サバッチーがレースをリード!

450SXでホールショットは絶好調のC・ウェブ。しかし、KAWASAKIの450SXルーキー、J・サバッチーがすぐにトップに躍り出て先頭に。すぐ後ろにウェブ、K・ロクスン。マディの第5戦を制して復調するかに見えたE・トマックはスタートでC・リードに競り負けて16位と苦戦。

画像1: 450SXルーキー、サバッチーがレースをリード!

サバッチーは順調にトップを守ったままレースを進めましたが、すぐ後ろ1秒以内をキープし続けるウェブが何度かアタックを仕掛け、プレッシャーを与え続けます。そのすぐ後ろにはロクスンも控えている状況。

画像1: Photo by Simon Cudby

Photo by Simon Cudby

レース時間残り8分でついにウェブが仕掛け、トップに立ちます。2位以下を引き離しにかかるウェブと、サバッチーを抜いてウェブを追いかけたいロクスン。しかしサバッチーはロクスンに対しても易々と前を譲らず粘りの走り。

残り3分でついにロクスンがサバッチーをパスし、2位浮上。続けてJ・バゲットもサバッチーに襲い掛かり、すぐにパスしましたがなんと直後に前転クラッシュしてしまい、脱落。すぐ後ろに付いていたムスキャンもサバッチーを抜いて3位浮上。

ルーキーの快走にあわや、と思いましたが、ファイナルラップには安定の強さを誇るウェブ、ロクスン、ムスキャンの順。

画像2: Photo by Simon Cudby

Photo by Simon Cudby

ウェブがトップを守って今シーズン3勝目をマーク。続いてロクスン、ムスキャン。サバッチーは4位と大健闘ながら、惜しくも表彰台を逃してしまいました。ウェブがトップに立ってから、ロクスンがサバッチーを抜くまでに約5分を費やしており、結果的にサバッチーは250SX時代のライバルであるウェブを援護した形に。

トマックはスタート出遅れから6位まで追い上げポイントを大きく落とさずにレースを終えました。王者J・アンダーソンが怪我で不在のため急遽ハスクバーナファクトリー入りを果たしたD・ウィルソンは8位、ランキングも5位に浮上。しかしトップ4名が3ポイント圏内にひしめく状況、第6戦まで終わってなお混沌としており、チャンピオンの行方がまったく予想できません。

画像2: 450SXルーキー、サバッチーがレースをリード!
1K・ロクスン(HONDA)125pt
2C・ウェブ(KTM)124pt
3E・トマック(KAWASAKI)123pt
4M・ムスキャン(KTM)123pt
5D・ウィルソン(HQV)95pt
450SXポイントランキング(第6戦終了時)

250SX East開幕! Westと同じくKAWASAKI優勢か

250SXは今大会からEastが開幕。スタート直前にKTMのJ・スミスがリアタイヤを交換?ギリギリまで整備するメカニックの姿がクローズアップされていました。

画像1: 250SX East開幕! Westと同じくKAWASAKI優勢か

そんな中ホールショットを奪ったのはスーパークロス3年目となる昨年ランキング4位、KAWASAKIのA・フォークナー。チームメイトの大ベテラン、M・ダバロス、SUZUKIのA・マーティン、HONDAのC・セクストン、KTMのJ・スミスと続きます。

画像3: Photo by Simon Cudby

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レース中盤、スミスがセクストン、マーティン、ダバロスを抜いて一気に2位浮上。昨年ランキング2位の走りは健在です。その直後、ダバロスがマーティンにコーナーで接触、転倒。大きく順位を落としてしまいます。フォークナーは2位争いを尻目に独走、その差は約5秒。

残り9分、セクストンがフープスで転倒を喫し、2位にスミス、3位にマーティン。ここでフォークナーのリードはさらに広がり約10秒に。4位にはYAMAHAのJ・クーパー21歳が上がってきていました。

トップはフォークナーが逃げ切り、続いてスミス。ファイナルラップ直前、クーパーのアタックでマーティンがコースアウト。クーパーが3位に浮上し、AMAスーパークロス初の表彰台を獲得。

画像2: 250SX East開幕! Westと同じくKAWASAKI優勢か
1A・フォークナー(KAWASAKI)26pt
2J・スミス(KTM)23pt
3J・クーパー(YAMAHA)21pt
4C・セクストン(HONDA)19pt
5M・オールデンバーグ(YAMAHA)18pt
250SX Eastポイントランキング(第1戦終了時)

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